「本当の将来の夢はね…」6歳娘の告白に涙が止まらない

 2020年に晴れて新1年生になった娘。新型コロナウイルスの影響で臨時休校していたのが終わり、待ちに待った小学校生活がスタートしたのは6月のことでした。入学式以来、約2カ月ぶりにクラスの友達と会うので、まだ誰が誰だか分からない状態。そこで自己紹介をしたようです。「将来の夢は?」という先生の問いかけに、娘は驚きの告白をしたのでした。

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入学式以来の登校に、緊張でドキドキの娘

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 部屋のラックに眠っていたランドセルを、ようやく背負って小学校へ行けるようになりました。娘が友達と会うのは入学式以来です。付き添って登校している間、娘は緊張して私の腕をしっかりとつかんでいました。  小学校へ行く楽しみもありつつ、不安もあって当然です。私はこわばる娘の肩をポンポンと優しくたたき、「大丈夫。学校は楽しいよ」と背中を押しました。すると、娘はとことこ1人で校舎へ向かいました。  つい最近まで私と手をつないで幼稚園へ通っていたのに、こうして自立の第一歩を踏み出すのだなとしみじみ思いました。初日の授業は、午前中で終わります。「どんなことをしているのかな?」と帰宅後に娘の話を聞くのを楽しみにしながら、下校の時間を待ちました。  お昼が近づき、家から少し離れた所まで迎えに行くと、大きなランドセルを背負った新1年生の姿が見えました。娘は、列の一番後ろにいました。担任の先生と楽しそうにおしゃべりしています。緊張した様子は何も見られず「朝は何だったのか?」と思うほどでした。  先生にあいさつをしようとすると、先に先生から「今日はみんなで自己紹介をしたんですよ。娘さんの将来の夢が素晴らしかったので、ぜひ聞いてあげてください」と言われました。どんな面白いことを言ったのでしょうか。話を聞くのがますます楽しみです。

うれしくもあり、恥ずかしくもあった娘の将来の夢

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 帰宅後、自己紹介のことを尋ねました。すると「きちんと言えたよ」と自信ありげです。好きな食べ物や好きな遊び、そして将来の夢を、先生が質問して答える形だったようです。「好きな食べ物はおすしで、好きな遊びはお絵描きって言ったよ」と続けます。  そして、気になる将来の夢です。幼稚園の卒園文集には、ピアニストになりたいと書いていました。あれから時間はあまりたっていませんが、もう変わったのでしょうか。  「将来の夢は何って言ったの? やっぱりピアニスト?」と問いかけると、「ううん、違うよ。本当はね、ピアニストじゃないんだ」「えっ? そうなの?」私が驚くと、娘は照れ笑いしながら私の顔を指差し、こう言ったのです。  「実はね。将来の夢は、お母さん!」。  まさかの告白にびっくりです。私は勉強嫌いだし、料理や裁縫も下手です。決して優秀なお母さんではありません。  そこで「どうしてお母さんなの?」と聞くと「お母さんはね、ドジで忘れん坊だよ。けどね、いつも私の味方をしてくれるし、たくさん遊んでくれるから大好き! だから、お母さんになるのが夢」と言うのです。  この言葉を聞いて涙があふれてきました。うれしくてたまらなくなり、娘をぎゅっと抱きしめて「ありがとう」と言いました。  先生の話によると、将来の夢を「お母さん」と答えたのは、クラスで娘1人だけだったようです。そして先生に「お母さんのどんなところがドジなの?」と聞かれ、家族旅行で私が乗船時間を間違えて船に乗り損なった話をしたそうです。すると、クラス全員が大笑いだったとか。まさか私の知らないところで笑い話にされているとは思いもしませんでしたが、私のようなお母さんになりたいという娘の告白は、思い出すたびに目頭が熱くなるのでした。 (ファンファン福岡公式ライター/伊藤優香)

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