大分県佐伯市出身で2023年春から福岡を拠点に活動しているお笑いコンビ、ダイノジが全国4都市で「ダイノジ30周年単独ライブ~青いブルー~」を展開中。福岡では12月7日(土)、よしもと福岡 大和証券劇場(福岡市中央区)で開催します。昨年、福岡よしもとに移籍した彼らに、現在の活動や単独ライブについて聞きました。
「九州を盛り上げたい!」と拠点を福岡に。ラーメンの安さが心配?!
中学校の同級生だった大地洋輔さんと大谷ノブ彦さんがコンビを組んだのは1994年。お笑いを追求するほか、音楽も大好きな彼らは2005年にDJダイノジとしても活動を始めます。エアギターを特技とする大地さんは、06年から2年連続で「世界エアギター選手権」で優勝して話題になりました。一方の大谷さんは音楽ジャーナリストと語り合うテレビ番組などにも出演し、ダイノジは“日本で一番音楽フェスに呼ばれる芸人”としても知られています。20年7月にYouTubeチャンネル「ダイノジ中学校」を開設し、音楽やエンタメに関する動画を配信。23年4月、50歳を機に「九州を盛り上げたい!」と活動の拠点を福岡に移して活動中です。
―福岡に移って約1年半ですが、どのような活動をしていますか。
大谷 いろいろとやっていて、楽しい毎日です。でも東京での仕事も多いし、日本中で活動しているという感じですね。
大地 僕は北海道のテレビ番組に出ていたのが今年の春に終わり、今は長崎県のテレビに出演しています。
大谷 (大地さんは)こっそり佐伯市のケーブルテレビともつながって、1人でレギュラー番組を決めてきたんですよ。本当に佐伯市長の座を狙ってるんじゃなかいと(笑)。
大地 ハハハ。こっそりのつもりはないんですよ。ありがたいことにお話をいただいたので。長崎県では僕がレギュラーメンバーになったお昼のテレビ番組に(大谷さんに)来てもらって一緒にロケしたりしているんですけど、面白いですね。
大谷 長崎には日本と中国とオランダの文化が混ざって「和華蘭」文化が根付いているんですね。ぼんやりとしか理解していなかったんですけど、現地を歩いてみると長崎から全国に広まったものがいろいろあるんだなと実感しました。
―福岡市に暮らしてみての印象は。
大谷 便利がいいですね。でも明確な弱点はラーメンが1,000円もしないこと。仕込みの時間も手間もかかっているのに安い。もう少し値段を高くしないと、後を継ぐ人がいなくなるんじゃないかと気になっています(笑)。あと、案外ドメスティックなんですね。それが独特な文化をつくっている。
大地 お祭りがそうですよね。ほかから来た人が気軽に参加できないような雰囲気が…。
大谷 ただ日本の最先端でここから始まったものもたくさんあるから、そういうセンスが素晴らしい。東京よりも福岡の方が街のつくりなどは先鋭的だと感じます。
「青」がテーマ、久々のコントで30周年の集大成に
―30周年記念の単独ライブ「青いブルー」はどのような構成になりそうですか。
大谷 “永遠にアマチュアな感じ”ということで「青」をテーマにしました。青春の熱さや青臭さなど陽の色として表現できる反面、さみしさや冷たさの陰のイメージもあったりして、不思議な色だなと思って。福岡では、ずっとやってなかったコントをやります。30周年の挑戦であり集大成ですね。
大地 ライブの時間は90分です。若い頃は3時間休憩なしでやっていたんですよ。
大谷 以前はいろんなネタをやりたいと思って長くなっていたけど、今は受けるネタが分かるようになったので90分ですね。
―ネタは大谷さんが作るのですか。
大谷 僕が作るんですけど、大地さんが一番受けるようなキャラクターを考えるところから始めます。
大地 長いこと一緒にやってるけど、いつも面白いこと考えるなと思いますよ。
大谷 福岡に来て感じたことなど福岡ならではのネタも構想中です。
―福岡ライブに向けてメッセージを。
大谷 昔、僕らを見たことがあるという人にもちろん来てほしいし、最近YouTubeなどで知ったという人にもぜひ見てほしい。とにかく楽しくて面白い90分間にしますので、ぜひ家族や友人などお誘い合わせのうえ来てください。
大地 前の公演との入れ替え時間が15分なので、皆さん、早く席に着くようにお願いします! お待ちして…マッチで~す(笑)。
ダイノジ30周年単独ライブ~青いブルー~ in FUKUOKA
日時:12月7日(土) 20:00開演
場所:よしもと福岡 大和証券劇場(福岡市中央区地行浜2-2-6 BOSS E・ZO FUKUOKA 7階)
料金:前売り4,000円、当日4,500円 ※税込み
問い合わせ:FANYチケット
電話:0570-550-100