2025年1月18日・19日に公演される朗読劇『ハダシのカッちゃん』について出演者の村田雄浩さん、室積光さん(原作・演出)、元木行哉さんによる作品プレゼンテーションがアイランドアイ内のシアター(福岡市東区香椎照葉)で行われました。

朗読劇「ハダシのカッちゃん」
作家・室積光さんが、親友の俳優・村田雄浩さんから聞いた少年時代の体験を元に、出征した南方のブーゲンビル島で戦病死した叔父への思いを重ね、友情の大切さ、戦争の実情、平和の尊さを「次世代を担う子どもたちに感じてもらいたい」と執筆した物語です。
2004年に小学館の学習雑誌に連載され、2005年に児童書の単行本として刊行。
戦後80年を迎える2025年、「今だからこそ伝えたい」物語を、観客が想像力で完成させる朗読劇として豪華出演陣が語り継ぎます。

出演者らによる渾身のプレゼンテーション
10月24日に新劇場で行われたプレゼンテーションでは、出演者による作品紹介のほか劇を抜粋した朗読実演も披露されました。

作品説明をしていた出演陣が一瞬で作品内のキャラクターに様変わり。ひきこまれる朗読劇の世界観と出演陣の迫力に、訪れた報道陣を圧倒しました。
質疑応答で問われた、朗読劇の魅力について、
「セリフを覚えない。感情をなぞらない。新鮮でいたい」と元木さん。
「観客ひとりひとりの想像力で、ひとりひとりのはだしのかっちゃんが生まれるところ」と村田さん。「自分で書いたものが広げられる」と室積さん。言葉通りの奥深い朗読劇の魅力を短い時間で披露しました。
山口公演では大絶賛の声
8月に行われた山口公演では、小学生から年配の方まで幅広い層が劇場に訪れました。
来場者の声を一部紹介します。
「今の若者、子どもたちにこそこういうお話を聞かせたい、と思いました」
「情景が浮かび、涙が止まらなかったです。友情、戦争…いろいろ考えさせられました」
「村田さん本当にすごいです。小学生に見えました」
「朗読劇は初めてでしたが、一瞬で終わったと感じるほど引き込まれました」
出演者トークの中でも、山口公演では「おばあちゃんがお孫さんを連れて見に来ていた。子どもたちは泣くこともなく集中して見ていた」「観客の大人が泣いていることに驚いている子どもがいた」と子どもから大人まで引き込まれていた様子が語られていました。
出演者コメント

室積光さん
「戦後80年の節目にあたり、虚しく消えた多くの夢と友情に思いを馳せる時間を、福岡の皆様と共有できたらと思っています。」
村田雄浩さん
「この物語には、立場や年齢を越えてわかり合える瞬間がたくさん散りばめられています。その時々に出てくるセリフの素敵さや乗っている感情を、是非皆様に感じてほしいです。」
元木行哉さん
「私自身、この物語と出会い、生きる上で大切なものに気づけた…そんな気持ちでいます。是非、皆様とそんな想いを劇場で共有できたら幸いです。」
梅本真里恵さん
「時を超えて通じ合える友情、家族愛。いつの時代であっても、心に抱える大切な物は同じだと感じていただけると嬉しいです。」
朗読劇「ハダシのカッちゃん」福岡公演
【場所】
アイランドアイ内シアター(福岡市東区照葉6-6-6アイランドアイ内)
【日時】
・2025年1月18日(土)
1回目 10:30開場/11:00開演
2回目 14:30開場/15:00開演
・1月19日(日)
10:30開場/11:00開演
トークゲスト:山田としあき
【チケット】
一般(高校生以上)前売り3,500円/当日4,000円
小・中学生(未就学児入場不可)前売り1,500円/当日2,000円
【主催】
island eye/株式会社スカイアイランド/ハダシのカッちゃんプロジェクト
【問い合わせ】
island eye TEL:092-405-0025


