<目の前で新幹線に乗りそびれ>1分の遅れから散々な試練が待ち構えていた!

何日も前から準備していて、絶対に失敗してはいけない日だというのに、そんな日に限って取り返しのつかない大きなミスをしたことはありませんか? 今回は、私が父の喜寿祝いで親族10人と旅行へ行った際に、ある勘違いから新幹線に乗り遅れ、その後散々な目に遭った話をします。

旅の準備は万全

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 わが家は両親と3姉妹の5人家族。結婚後はそれぞれ別々の場所で暮らしていますが、母が病気で急逝してから、父は実家で1人暮らしをしています。父は旅行が趣味で、全国津々浦々、一人旅や仲間との旅行を楽しんでいます。
 そんな旅行好きの父の喜寿祝いとして、3姉妹とその家族、合計10人で温泉旅行を計画することにしました。

 旅行の段取りは、旅行会社に勤める1番上の姉が一手に引き受け、交通手段から宿泊、観光までを完璧に手配。全員が異なる場所から集まるため、乗る新幹線も同じ便に合わせ、合流プランも練りに練りました。旅のしおりも姉に作成してもらい、準備は万端です! 出発当日、私はいつもより早めに起床して準備を進め、予定通り朝8時に自宅を出ました。

勘違いに気づいた瞬間、全力疾走!

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 自宅から出て駐輪場に到着した瞬間「この時間で本当に間に合うのか?」という疑問がふと頭をよぎりました。実は、新幹線の出発時刻は8時43分で、乗り換えを考えると8時には電車に乗らなければなりません。しかし、今いる場所は自宅の駐輪場。

 「まずい! 時間を間違えた! 間に合わない!」と夫に叫びました。夫は
 「え? 何言ってるの?」と困惑顔。私は出発時間が8時だと勘違いしていたことを説明し
 「とにかく急ごう!」と子どもたちを自転車に乗せ、猛スピードで駅を目指します。駅に着くとすぐ電車に飛び乗り、父や姉にお詫びの連絡をしました。

 電車が到着する時間は8時41分。新幹線の発車時刻まで2分しかありません。新幹線のホームまでの距離を考えると2分の乗り換え時間はかなり厳しいです。代替案を探しますが、次の新幹線も満席で、指定席が取れるのは昼過ぎだと判明。1日目の予定がほぼキャンセルになりそうで、頭を抱えました。

奇跡を信じて改札を駆け上がる

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 時間的にはかなり厳しい状況ですが、夫が
 「駅についてドアが開いたら新幹線の乗車口に急ごう、ワンチャンあるかも」と言います。

 私も奇跡を信じて、8時43分発の新幹線に挑む覚悟を決めました。ドアが開いた瞬間、娘の手を引き、夫は息子を抱えて一目散に改札口へ向かいます。駅員さんに事情を伝えて改札を通過し、ホームに向かって階段を駆け上がると… 目の前に乗車予定の新幹線が!

 しかしその瞬間、新幹線は静かに私たちの前を通り過ぎていきました。
 「到着があと1分早ければ… 終わったな」と肩を落とす夫。最悪の空気が漂いました。

 その後、窓口で駅員さんに相談しましたが、指定席の空きは昼過ぎまでなく、次の新幹線で立席で向かうことにしました。
 息子は新幹線に乗れたことを喜んでいましたが、デッキでの1時間半は辛く、娘は途中、乗り物酔いで体調を崩し嘔吐してしまいました。夫からは冷たい視線を浴び、気まずい思いで過ごしました。

家族の温かさに救われる

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 結局、観光地で予定していた遊覧船の乗車はあきらめ、父たちが乗車した遊覧船の到着地で待ち合わせることに。遊覧船が到着すると、家族は誰も責めず温かく迎えてくれましたが、みんなに迷惑をかけてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

 無事、お昼に予約していたレストランには皆で行き、その後の観光や旅館での宴会は楽しむことができました。しかし、1日目のハードな移動が響いたのか、2日目のレンタカーでも娘が車酔いで嘔吐。またしても予定が大幅に遅れるアクシデントが発生してしまいます。

 自分の勘違いがきっかけで、楽しみにしていた旅行が散々なものになってしまいましたが、父の「みんなで旅行に行けて楽しかった」という言葉に救われて、喜寿旅行は終了しました。

後日談:旅行の時間管理は夫へ引き継ぎ

 この大惨事旅行以降の旅行では、夫が出発時間を確認する係に変更。夫も今回の旅行で私任せにしていたことを反省したようで、その後はミスもなくなりました。大切なのは、1人で抱え込まず誰かと共有してミスを防ぐこと。この旅行はそんな教訓を残してくれました。

(ファンファン福岡公式ライター/ぴょんママ)

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