日本発祥の乳酸菌で絶好調! おいしく続ける腸活の新常識!

 突然ですが、「腸活」していますか? 腸活が必要な人は毎日のお通じに悩んでいる人だけではありません。太りやすい人、花粉症の人、肌の衰えを感じている人、何となく気分が沈みがちな人、ストレスを感じやすい人、その他さまざまな人に今すぐ始めてもらいたい、それが腸活です。では、具体的に何をすれば、どのような良いことがあるのでしょう。今回は、美容ライターの牛島が腸活の基本知識を紹介します!

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腸には、あなたを守る大家族が棲んでいる

 人の腸の長さがどのくらいあるか、ご存知ですか? 私たちのお腹の中には7~9mの小腸と、1.5mほどの大腸があり、小腸は十二指腸、空腸、回腸、大腸は盲腸(虫垂とも呼ばれる)、結腸、直腸に分かれます。
 その長い腸の中に、いわゆる常在菌が100兆個、重さにして約1.5kgも棲んでいます。

出典:写真AC

 全部で1,000種類もいるという腸内細菌のことを、色とりどりの花畑にたとえて「腸内フローラ」と言います。
 これらの細菌は、常に連携を取り合い、体内の環境を整え、絶え間なく新たに生まれたり、便となって排泄されたりしています。「食べたものがうんちになる」と思われていますが、実は健康な成人の大便のうち80%は水分、残る20%のうち1/3が食べたもののカス、1/3が腸内細菌、1/3がはがれた腸粘膜だそうです。
 髪が抜けたり古い角質が落ちたりするように、体内でも古い組織は剥がれ落ちて入れ替わっているのですね。

 そして、古い角質が落ちずに新しいものが生まれにくくなると、肌の透明感がなくなりカサカサと荒れてゆくように、体内の組織入れ替えが滞ると、あちこちに不調が現れてくるというわけです。

大人の体も「食べたもの」で作られる

 成長期の子どもの体が、毎日の食事で作られることは容易に想像できますが、身長も伸びきって完成された大人の体にとって、食事はガソリンみたいなもの、という気がしませんか?

 ですが、「うんちに占める食べ物のカスの割合」を考えてみてください。全重量のたった6~7%程度とは、実に少ないと思いませんか? それ以外は、すべて体に吸収され、組織の一部になっているということです。
 だから、「お腹に溜まれば良い」「体が動けば良い」なんて乱暴な食事はしないで『毎日、何で自分の体を作っていくか』を、丁寧に考えて食べる必要があります。

 例えば、全ての組織の材料となるタンパク質をしっかり摂らなければ、肌は荒れ、髪は抜けます。筋肉も衰え、骨折もしやすくなります。逆に、日々良いタンパク質をしっかり食べることで、何歳になってもずっと体を新しい状態に維持できるのです。

出典:写真AC

 ちなみに、下記に当てはまる人は、タンパク質が不足しがちかも知れません。

・野菜中心の食生活で、肉、卵はあまり食べない
・丼物や麺類だけで食事を済ませることがある
・肉体労働をする人
・スポーツをよくする人
・成長期の子ども
・妊娠・授乳中の人

 日本人の食事摂取基準2020年版によると、成人の1日のタンパク質の目標摂取量は、身体活動レベルにより変わりますが、男性で75g以上、女性で57g以上となっています。
 皮付きの鶏もも肉300gで58.5gのタンパク質量ですから、毎日しっかりと肉や卵を食べる必要があるということですね。

腸内に悪玉菌を増やすのも、タンパク質?!

提供:トトノエ健康堂

 さあ、タンパク質をたくさん摂った方が良いとわかって、肉好きの人は喜んでいるのではないでしょうか。「よーし、今日はステーキをたくさん食べよう!」と思っている人、ちょっと待ってください!
 ここで、残念なお知らせがあります。

 実は、タンパク質を摂りすぎると、腸内環境は悪くなるんです。その理由はタンパク質には窒素が含まれ、これが悪玉菌のエサになるから。
 腸内には善玉菌と悪玉菌と日和見菌が棲んでおり、その割合は健康な人で2:1:7。この、7割を占める日和見菌は、数が多い方の味方をするので、悪玉菌が増えると腸内環境は悪化してしまうというわけです。ヒトが大腸の中に持っているビフィズス菌の量は、授乳期をピークにどんどん減少します。もうすでに、足りなくなっているかも知れません。

 じゃあ、どうすれば良いの?!
 ここで善玉菌の強い味方になってくれるのが、自身が善玉菌の代表格である「乳酸菌」なのです。

タンパク質を摂るときは、乳酸菌もしっかり摂りましょう

出典:写真AC

 腸内に乳酸菌を送りこんで、善玉菌の数を増やせば、数が多い方の味方をする日和見菌は善玉菌側について、悪玉菌が棲みつくスペースを狭め、増えにくくしてくれます。この時の腸内フローラ・あなたのお花畑は、今を盛りと咲き誇る、色とりどりの花が咲き乱れているような美しい状態です。
 この花を枯らせて、虫食いやしおれた花ばかりの状態にならないよう、しっかりと栄養をあげる必要があります! 乳酸菌やビフィズス菌は、直接免疫調節機能に働きかけるので、花粉症などのアレルギー症状を起こす、免疫システムの暴走も改善してくれます。

 ただし、摂取した乳酸菌は腸内にとどまってはくれないので、毎日摂り続ける「貯菌」が大切です。どれだけ摂取しても菌額は増えてくれない、一見切ない貯菌ですが、花に水やりをするように、自分の花畑をお世話する意味で、とても重要なのです。

 食事でなかなか摂りづらいという人には、サプリメントが便利。まずは習慣化させることが重要です。

女性にうれしい菌活サプリ「すらっとちょう美人」

提供:トトノエ健康堂

 そこでオススメなのが「乳酸菌deすらっとちょう美人」。日本の伝統食品「すぐき漬け」から生まれた「ラブレ菌(植物性乳酸菌)」をはじめ、納豆菌が大豆を発酵する過程で産生する「納豆菌培養エキス(ナットウキナーゼ)」など、日本人の身体に馴染みやすい成分に着目して生まれた菌活サプリメントです。

 食の欧米化や、ストレスが多い現代日本人の食生活をサポートできるよう、腸内を整えるビフィズス菌や免疫力を高めるシールド乳酸菌Ⓡなど多様な善玉菌もバランス良く配合されています。

 摂取の方法は一日6粒程度、朝晩に分けて3粒ずつがおすすめ。水やぬるま湯で飲むこともできますが、さわやかなヨーグルト味なので、タブレット感覚で食べることもできます!

 毎日必要な腸活は継続することが大切です。みなさんも良い腸活ライフをお過ごしくださいね!

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

美容ライター。福岡女学院大学人文学部卒業後、『女性ジャーナル』編集部、『九州ウォーカー』情報編集部を経て2000年よりフリーランス。主に健康や美容に関する執筆を行うかたわら、福岡女学院大学非常勤講師、文章力講座を通し、書きたいことの見つけ方と文章表現の楽しさを伝える。TCC(東京コピーライターズクラブ)会員。

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