【友人の奥さんを褒める夫に喝】堪忍袋の緒が切れた私は家出を決意!

自分の奥さんは一切褒めないのに、他人の奥さんは褒める… そんなデリカシーのない男性、周りにいませんか? わが家の夫もそのパターンで、最初はスルーしていた私もとうとう我慢の限界に。堪忍袋の緒が切れた私は、家出を決意したのです。

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パソコンが得意な友人嫁をベタ褒めする夫

写真AC

 思い返してもはらわたが煮えくり返るくらい、夫にブチ切れる出来事がありました。
 夫が会社の資料をパソコンで作成していたのですが、なんせパソコンが苦手なので資料作りに苦戦していました。そこで夫はパソコンが得意な友人に相談。後日友人がわが家に手伝いに来てくれることになったのです。

 そのとき、夫の友人が
 「オレより嫁さんのほうがパソコン得意だから、嫁も連れて行くね」と言っていました。(私は夫の友人夫婦とは初対面です)

 後日夫の友人夫婦がわが家に来てくれたのですが、友人の奥さんがとてもパソコンに詳しくて、夫に手取足取り教えてくれたのです。夫は終始、
 「お前の嫁さんすごいなぁ~!」と褒めまくり。友人夫婦が帰ってからも夫は
 「あいつの奥さん現役のキャリアウーマンらしいから、そりゃパソコンも詳しいわけだわ~」と、ずっと奥さんの話ばかり。

 私のことは普段から一切褒めないくせに、会ったばかりの友人の奥さんを褒めまくる夫に内心モヤモヤしていました。

友人嫁を「最高の嫁さん」発言でブチ切れ!

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 数日後のこと。資料が完成したお礼に、友人宅へ菓子折りを持って行こうと夫が言いました。友人夫婦には私もお礼をしたかったので、夫と菓子折りを持って友人宅へ向かったのです。

 友人宅へ着き、玄関先で菓子折りを渡して帰ろうとしたそのとき。奥さんが出てきて
 「ちょうどクッキーを焼いたので、良かったら持って帰りませんか?」と。

 ありがたく、できたてのクッキーをいただき、私たちは車に乗って帰りました。すると夫はお腹が空いていたのか、車に乗るなりクッキーを食べ始めたのです。一口食べた夫は
 「めっちゃウマい!」と大絶賛。続けて
 「こんな美味しいクッキー食べたことがない。お金払ってもいいレベルだよ!」と褒めちぎるのです。

 イライラをこらえていた私ですが、その後夫が放った言葉でとうとう堪忍袋の緒が切れました。
 夫の言葉とは、「現役のキャリアウーマンでお菓子も作れて、アイツは最高の嫁さんゲットしたよな~」です。

 結婚してから、夫に一度も褒められたことがない私。ただ自覚していないだけかもしれませんが、会って数回の女性を「最高の嫁さん」と、私の前で褒めちぎったのです。悔し過ぎて言葉も出ず、家に帰るなり荷物をまとめて黙って実家へ帰りました。

家出を決意「私は他人の奥さんに負けたのか」

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 夜になっても私が帰ってこないことに気づき、夫が電話をかけてきました。夫は
 「なんで出てったの? オレが何かした?」と、まったく心当たりがない様子。

 私は、悔しさで震える声を抑えてこう言いました。
 「私はなんのキャリアもないパート主婦だけど、パートと家事育児で朝から晩まで家族のために頑張ってる。お菓子も作れないけど、毎日家族のご飯やお弁当は愛情込めて作ってる」と。

 「なのに、たった数回会っただけの奥さんに私は負けたんだね」と言いました。

 夫は
 「勝ち負けじゃないだろ?」と言いましたが
 「私のことは一度も褒めたことがないのに、私の前で他人の奥さんを褒め倒したら誰だって負けたと思うよ」そう伝えた私。

 そして、夫の何気ない言葉がどれほど傷ついたか、悔しかったか。他人の奥さんを褒める前に、まずは一番身近な私を評価して欲しかった… そう訴えたのです。

 ここでやっと夫は、デリカシーのない発言をしたと気づき私に深く謝罪。
 あれから夫は、子どもたちに
 「ママの料理美味しいよなぁ」とか
 「ママはいつも家事頑張ってるよね」と、私に聞こえるように間接的に褒めてくれます。

 言わされてる感もありますが、やはり夫に評価されるとうれしく「また家族のために頑張ろう」… そう思える日々を過ごしています。

(ファンファン福岡公式ライター/餅キナコ)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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