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「乳がん」とは?

今回のテーマは「乳がん」。とみかわ医院の院長・富川盛雅先生が”カラダのトリセツ”を教えてくれました。
国内で、女性のがん部位別罹患(りかん)数が最も多いのが乳がんです。全女性の11人に1人が罹患するといわれ、罹患率は増加傾向にあります。
乳房内のしこりや乳頭から血液が混じった分泌物がある場合は注意が必要。進行すると乳首のただれや皮膚潰瘍ができます。乳房の痛みは乳腺炎や乳腺症のことが多いですが、まれに乳がんが隠れていることもあります。
乳がんは数パーセントの割合で遺伝子変異が関わっているほか、出産経験がない、初潮が早かった、閉経が遅かった人などに多い傾向があります。
治療法は手術、ホルモン療法、抗がん剤による化学療法や放射線治療などがあり、がん組織を詳しく調べた上で、患者さんの希望に沿って選択します。
40歳以上の人は定期的に乳がん検診を受けてください。福岡市では40歳以上の女性は2年に1回1,000~1,500円、または料金免除で乳がん検診を受けることができます。
詳しくは「けんしんナビ」サイトで確認してください。肥満、喫煙、過度の飲酒は乳がんのリスクを高めるといわれます。適度な運動と禁煙、節酒を心掛けましょう。
とみかわ医院
(院長/医学博士 富川盛雅)
内科・胃腸内科・皮膚科・乳腺外科
住所 福岡市中央区赤坂3-13-1
電話 092-720-2550
休診 火曜午後、日曜・祝日