劇団四季ミュージカル「キャッツ」の広島公演が、11月11日に上野学園ホール(広島市中区)で開幕しました。開幕初日は「キャッツ」日本上演41周年の記念日にもあたり、全国から多くのファンが駆けつけました。今回は大いに盛り上がった広島公演初日の様子を紹介します。
広島公演開幕初日はキャッツ日本上演41周年の記念日

作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーが詩人T.S.エリオット(ともに英国)の詩集を元に創作したミュージカルの金字塔「キャッツ」。劇団四季では日本初演となる1983年から41年にわたって上演を続けていて、劇団を代表するロングラン演目の一つです。

今回、広島での公演は12年ぶり3度目。開幕初日の11月11日は、41年前に「キャッツ」を日本初上演した特別な記念日にあたります。この記念すべき「キャッツの日(※)」に広島公演の初日を迎え、劇場には広島だけではなく、全国から多くのファンが駆けつけました。
(※)11月11日は一般社団法人日本記念日協会で「キャッツの日」に認定・登録されています

「キャッツ」上演の長い歴史の中で少しずつ演出が変更されていて、広島では初めて披露される場面もありました。また、前回の福岡公演ではコロナ禍の影響で中止されていた、猫たちが客席に降りて観客と握手やハイタッチをする演出も復活。猫たちがそばに現れると、驚きと喜びの歓声が上がっていました。

広島ゆかりの“ご当地ゴミ”は18種類21点

「キャッツ」の物語は、都会のゴミ捨て場を舞台に繰り広げられます。その世界感を表現するために、場内には猫の目線に合わせて作られた無数の“ゴミ”が客席を取り囲むように並べられています。

ゴミの中には、もみじ饅頭(まんじゅう)やチチヤスヨーグルト、広島カープのキャップやサンフレッチェ広島の応援グッズ、熊野化粧筆など、18種類21点の広島ならではのご当地ゴミも登場しています。 開演前や休憩時間に、ぜひ広島限定のご当地ゴミを探してみてください。

グッズ販売コーナーには公演プログラムのほか、広島公演限定デザインのグッズや新作も多数登場していました。観劇記念に何を選びますか?

日本上演41周年記念の特別カーテンコール!

初日公演終了後、日本上演41周年記念の特別カーテンコールが実施されました。記念フラッグの掲揚と出演者を代表してマンカストラップ役の分部惇平さんが舞台あいさつを披露しました。

分部さんは「1983年の日本初演以来、これほどの長きにわたり日本各地で公演を続けてこられましたのは、お客さま一人一人が作品を愛し、育んでくださったからこそと出演者、スタッフ一同心より御礼申し上げます。これからも作品の感動をお届けできるよう、一回一回の舞台を誠心誠意努めてまいります」と、力強く呼びかけました。

「キャッツ」広島公演は、始まったばかり。福岡市から広島市まで、新幹線で最短わずか1時間ちょっと。たくましく生きる個性豊かな猫たちがいる劇場に、足を運んでみませんか。きっとお気に入りの猫に出会えるはずです。
劇団四季ミュージカル「キャッツ」広島公演
公演日:11月11日〜2025年2月23日(日)
場所:上野学園ホール(広島市中区白島北町19-1)
バリュー料金:S席11,000円、A席9,000円、B席7,000円、C席4,000円
レギュラー料金:S席12,000円、A席9,500円、B席7,500円、C席4,500円
ピーク料金:S席13,000円、A席10,000円、B席8,000円、C席5,000円
※全て税込み価格、S席とA席のファミリーゾーンで子ども料金設定あり
※公演当日3歳以上有料(膝上観劇不可)、3歳未満の入場不可
問い合わせ:劇団四季
電話:0570-008-110(ナビダイヤル)
