小学生の財布はいつから持たせる?選び方のポイントも解説

6歳・8歳の息子を持つママライター、永野栄里子です。

小学生になると自分の財布を持つ子どもも増え、お金の大切さや使い道などを考えるようになります。初めてお金を入れて自分で持ち歩く場合は、どのような観点から製品を選ぶとよいのでしょうか。

今回は、小学生が財布を使うメリットや、選び方のポイントなどを解説します。

子どもが自分の財布を持つタイミング

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まずは、子どもが自分の財布を持つようになるタイミングを確認しましょう。財布を持ち始めるきっかけは、主に3つあります。

お小遣いをもらい始めたら

お小遣いをもらい始めるタイミングは家庭によって異なりますが、「もらったお金を保管・管理」するためには財布が必要です。そのため、お小遣い制を導入する際に、自分の財布を持つようになる子どもは多いようです。

ちなみに、学研教育総合研究所が2022年に行った調査によると、小学1年生で決まった額のお小遣いをもらっている割合は22%、小学6年生は52.5%でした。

「小学生白書Web版」より引用


少なくとも1年生で2割、6年生で半数以上は、自分の財布を持っているといえるでしょう。

小学生になったら

決まったお小遣いをもらっているかどうかに関わらず、小学生になったタイミングで財布を購入するケースも少なくありません。未就学児から小学生になるという節目として、誕生日や入学祝いに財布が贈られることも多いです。

学年が上がると、友だち同士で出かけて買い物をする機会も増えるので、財布はより必要になります。

子どもが持ちたいと思ったら

年齢に関わらず、子どもが「自分の財布が欲しい」と思ったタイミングで持たせることもあります。小学生になる前から財布を持つ子ども、反対に学年が上がっても自分の財布を持っていない子どもが一定数いるのはこのためです。

いつから持たせるかは家庭の方針にもよりますが、早すぎるとお金や財布の価値が理解しきれない、遅すぎると友だち同士で出かけるときにお金を入れるものがない、というデメリットが生じるので、タイミングは家庭で話し合いながら決めるとよいでしょう。

小学生白書Web版・2022年9月調査(https://www.gakken.jp/kyouikusouken/whitepaper/202209/chapter4/04.html
小学生が初めて持つ財布、選び方や人気ブランドは?女の子、男の子におすすめジュニア財布9選!(https://hugkum.sho.jp/53544
【子どもに財布はいつから持たせる?】財布の選び方や持たせるときの注意点とは?(https://kosodatemap.gakken.jp/life/money/75100/

【小学生の財布】選び方の基本

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大人になれば好きなブランドやメーカー、収入などで自分の欲しい財布を自由に選べます。小学生の場合、選び方の基本を意識すると、使いやすく子どもも長く大切に使える財布に出会いやすくなります。

出し入れのしやすさ

出し入れが難しい財布は、お金を落としてしまう原因になります。出し入れがしやすい財布は、外出先でも使いやすくおすすめです。特に小銭入れは口が大きく、バラバラと落ちづらい構造だとよいでしょう。

持ち歩きやすさ

財布を手で持ち歩くと、どこかに置き忘れたり落としたりするリスクが高まります。また、バッグに入れてもバッグ自体を忘れる、財布がバッグに入らず滑り落ちるといったトラブルが起こる可能性はゼロではありません。

首や肩から下げられる、カラビナやチェーンでバッグにつけられるようなタイプなら落とす危険性が低く、持ち歩きにも便利です。

大きさ

子どもの手は小さいので、財布が大きすぎると「片手で持って片手でお金を出し入れする」というのが難しいかもしれません。低学年のうちは、小さめサイズの財布だと、子どもも扱いやすいでしょう。

反対に、成長して手が大きくなっても小さい財布を使い続けるのも、お金がうまく出し入れできないというデメリットが生じます。子どもの財布は、成長に合わせてサイズや機能を考慮したものに買い替えることも大切です。

デザイン

柄物からシンプルなデザインのもの、スポーツなどのブランドロゴが入ったもの、キャラクターが描かれたものなど、財布のデザインはさまざまです。大切に使い続けるためには、子ども自身が気に入ったデザインを選ぶことも忘れないようにしましょう。

大人でも、いくら素敵なデザインだとわかっていても、好みでなければ「何年も大切に使おう」とはなかなか思えませんよね…。子どもも同じですので、保護者の意見を押しつけないよう注意が必要です。

小学生におすすめの財布のタイプ

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財布を選ぶ際には、年齢に応じた口のタイプを選ぶと絞り込みやすくなります。おすすめのタイプを3つ紹介します。

がま口タイプ

口金をスライドさせて開けるがま口タイプの財布は、ワンタッチで開いてスムーズにお金を出し入れしやすいのがメリットです。大きく開くので中身が見やすく、収納時にも手間取りません。

小学生が財布を持つ場合、特に低学年はがま口だと使いやすく、学年が上がってもおしゃれなデザインのものなら気に入って使えます。ただし、蓋を閉め忘れると小銭が勢いよく落ちてしまうのは、注意したいポイントです。

ファスナータイプ

ファスナーで開閉するタイプの財布は、大人っぽい雰囲気を演出したい場合に重宝します。長財布から二つ折り、小銭入れのような小さな物までデザインや大きさも幅広く、ある程度年齢を重ねるまで長く使えるのでおすすめです。

ただし、がま口よりも開閉に時間がかかりますし、財布の中身を入れすぎるとファスナーにお札やレシート、カード類が引っかかる可能性があります。低学年のうちはがま口、学年が上がったらファスナーのように、成長に伴う買い替えで購入を検討するとよいでしょう。

マジックテープタイプ

マジックテープで留めるタイプの財布は、マジックテープ同士をしっかりとくっつければ、歩いていて空いてしまうといった心配がありません。低学年でも安心して使用でき、中学生になってもマジックテープタイプを選ぶ子どもは一定数存在します。

有名メーカー・ブランドからも販売されているマジックテープタイプは、開けるときの音がやや気になるのが難点です。「バリバリ」っと大きな音がするため、静かな場所で財布を開けると注目される可能性があります。

また、「マジックテープ=子どもっぽい」という印象を抱く人もいるため、年齢が大きくなると買い替えたいと思うかもしれません。しかし、有名メーカー・ブランドからもマジックテープタイプの財布は多く販売されているので、長く使っても問題ないでしょう。

がま口財布の使い勝手やメリット・デメリットを徹底解説(https://joggo.jp/press/press__gamaguchi01/
【ダサい?】バリバリ財布(マジックテープ財布)はやめた方がいい?大人でも使えるブランドのおしゃれバリバリ財布を調査!(https://leatherstory.net/baribari-wallet/

小学生が自分の財布を持つメリット

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小学生になると、自分の財布を持つ人は徐々に増えていきます。わが家の息子たちもそれぞれ財布を持っていますが、お小遣い制ではないので使う機会はほとんどありません。しかし長男は最近、出かけるとなると小さなショルダーバッグにハンカチなどと一緒に財布を入れて持ち歩いています。3年生になってからの行動なので、やはり成長とともに「財布を持ち歩く」「お金を大切にする」という意識が徐々に強くなっているように感じます。

ここからは、小学生が自分の財布を持つ3つのメリットを見てみましょう。

お金の大切さがわかる

ベルメゾンが2024年8月~9月に実施した調査によると、子どものお金の教育について、「お金の価値や大切さを知ること」を学んで欲しいと感じる保護者は、多くいました。

「子どものおこづかいとお財布」調査より引用

「お金にどのような価値があるか」「この金額を得るのにどれだけの労力が必要か」などがわかるのは、年齢が少し大きくなってからかもしれませんが、振り替えってみると筆者自身も子どもの頃、お小遣いをもらうようになってからは「お金は大切だ」と、漠然と理解していた記憶です。

年齢が小さいうちは本来の価値を理解するのが難しいかもしれませんが、お金を自分で管理する経験を重ねるなかで、徐々に大切さがわかってくるのではないでしょうか。

決められたお金でやりくりする力がつく

小さい頃は保護者がいろいろなものを買ってあげる機会が多いですが、成長すると自分の財布からお金を払うようになります。お金を使えば当然財布の中身は減るので、「映画に行く」「ゲームセンターで遊ぶ」「好きな本や雑貨を買う」など、使い道と使えるお金を自分で考えなければなりません。

はじめは財布のなかにあるだけ使ってしまう子どももいるかもしれませんが、決められた額でやりくりするには、計画性が必要です。「何にどれだけ使えるか」が徐々に計算できるようになるのも、自分の財布を持つメリットでしょう。

大人に近づいたような感覚になれる

買い物などで大人が財布からお金を出すのを見て、その姿に憧れる子どもも少なくありません。自分の財布を持つことで、子どもは大人に近づいたような感覚になれます。

「うれしい」「大人っぽい」「かわいい」というポジティブな感情は、子どもの自立を促します。また、「大人と同じように財布を持ったから大切に使おう」「大人のように財布の中身を上手に使いたい」と、財布やお金への意識が高まる子どももいるでしょう。

小学生の親に聞いた! 子どものお財布デビュー、いつさせた? 「年中さん」「年長さん」を上回った1位は?(https://kosodate.mynavi.jp/articles/37512

小学生に財布を持たせる際の注意点

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小学生に財布を持たせると、さまざまなよい効果が期待できます。しかし、財布を持たせる際には紛失やお金の使いすぎなどを防ぐために、注意したい点もあります。

財布・お金の使い方を保護者と練習する

子ども用の財布を購入したら、開閉やレジでの支払い方法などを自宅で確認しましょう。いきなりお店などで実践すると、もたついてしまったり、小銭がバラバラに飛び散ったりしてしまうかもしれません。

また、お釣りのもらい忘れや、財布の置き忘れなどのトラブルが起こる可能性もあります。財布・お金を使ってどのように買い物をするか、注意点も交えながらレクチャーし、その後親子でお店に行くとスムーズです。

お金に関するルールを決めておく

お金に関するルールも、事前に必ず確認しましょう。財布やお金について徹底したいルールには、次のような内容があります。

・お金を人に貸さない・借りない
・お金を人にあげない・もらわない
・財布はかばんの奥のほうに入れておく
・お金を払うとき以外は、財布を出さない
・財布をかばんから出して置きっぱなしにしない
・人の財布には絶対にさわらない

お金の貸し借りはトラブルの原因となりますので、貸し借りなどはしないようにします。また、財布の紛失・盗難を防ぐためにも、必要なとき以外はかばんから出さないことも大切です。

友だち同士でもお互いの財布を触ると、「盗った、盗らない」という問題が起こる可能性はゼロではありません。自分の財布のトラブルだけでなく、人の財布の扱いについても、事前に注意しておきましょう。

大金は持たせない

お小遣いを貯めていたり、お年玉などの臨時収入が入ったりすると、子どもは多くのお金を持つことになります。しかし、全額持ち歩くのはもしものことを考えると危険ですので、大金を持ち歩かないことも大切です。

いくらからを大金とするかは、子どもの年齢や家庭ごとの考えによりますが、年齢が上がっても、小学生のうちは目的もなく5,000円以上持つのはおすすめできません。低学年は財布を開けたときにお札を落とす可能性もあるので、がま口に小銭だけを入れて持ち歩くなどの工夫をしましょう。

お小遣い帳をつけるのもおすすめ!

お金の使いすぎ、無駄遣いを防ぐには、お小遣い帳をつけるのもよいでしょう。保護者も子どもが何にいくら使ったかを把握できますし、子どもも収支をつけるなかで、生きたお金の使い方を徐々に理解できるようになります。

レシートをもらうとお小遣い帳をつけやすく、お釣りや買ったものに間違いがないかもすぐに確認できます。

小学生の財布は年齢に合ったものを!使用前にはルール決めも忘れずに

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小学生になると、自分の財布を持つようになる子どもが徐々に増えてきます。財布は年齢に合った形や大きさのものを選ぶと使いやすく、子どもが気に入ったデザインにすれば「財布・お金を大切にしよう」という気持ちも芽生えるのでおすすめです。

自分の財布を持つメリットは多いので、注意点も理解しながら上手にお金のやりくりができるように活用していきましょう。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

大学・大学院にて日本語学を専攻し、修了後は日本語学校に非常勤講師として勤務。2018年よりウェブライターに転身し、さまざまなメディアで記事を手がける。2人の子を持つ「ママライター」として、日々育児に仕事に奮闘中。