家に絶対入れたくない! 小1息子が連れてきた仲良しの友達の正体は問題児だった…

わが子に仲良しの友達ができると嬉しいですよね! でも、友達がちょっと非常識な子だったら…。息子の友達にイラッとするのは大人げないと思いつつ、我慢の限界になったエピソードをお話します。

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小学校で初めての友達

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 小学一年の長男に、優等生タイプのAくんという友達ができました。同じクラスで、家が近所。あっという間に仲良しに。ある日帰宅した息子が
 「今日、Aくんとうちで遊んでいい?」と聞いてきました。家は狭く祖父もいるため、家に入れたくないというのが本音。

 でも、せっかく仲良くなった友達だし… と思い
 「今日は特別にいいよ。いつも家の中で遊べるわけじゃないからね。Aくんにも言っておいてね」
 「わーい! わかった!」

 遊びに来たAくんは、礼儀正しく
 「おじゃまします」と頭を下げます。楽しそうに遊び始める息子とAくんを微笑ましく見ながら、おやつを出しました。

 するとAくんは出したクッキーをチラッと見たあと
 「他のお菓子がいいので、探させてください」と言い、勝手に棚の中をガサゴソ。
 「ぼく、これが好きなんです」と私のご褒美用の高級なお菓子を開けて食べ始めました。

 私は唖然。その後も
 「ジュースのおかわりいただきますね」と冷蔵庫を開けたり、なにかと理由をつけて引き出しを漁ったりやりたい放題。挙句の果てに息子のお気に入りである戦隊物の大きなロボットを
 「もらってもいいですか?」と言い出す始末! 目が笑っていない作り笑いのような表情に怖くなりました。

 一年生だから仕方ない? 言葉遣いも丁寧だし…。と思っていた私も、おもちゃの件で完全にイラッ! 
 Aくんを今後家に入れたくないと思うように。

毎日来るAくん

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 次の日、約束していないのにAくんがきました。
 「出かけるから遊べないの」と私が言うと、Aくんは
 「出る時間になったら帰るつもりだったんですけど」と。

 そんな生意気な様子に我慢できず、Aくんと私のバトルが始まりました! でも、Aくんは一年生とは思えないほど頭を使ってくるんです。

 「今日は外で遊ぶ」と約束させてもすぐに
 「トイレがもれそう」と言い出し、そのまま家の中で遊ぼうとします。注意すると
 「外は熱中症になるかもしれないですよ」ですって!

 他にも、勝手にポストを開け
 「郵便を届けにきました~」と上がろうとしたり… 可愛くない! と本気で思いました。

 そして、土曜の朝8時…。『ピンポーン♪』
 まさか! と思ってモニターで見ると、Aくんがいました。面倒だったので居留守を使うことに。

 しばらくすると、外からガン! ガン! と嫌な音がするのでカーテンを開けると、Aくんが木の枝でうちの車を叩いていました。
 「何やってるの!」と大きな声が出てしまいました。

 しかしAくんは
 「チャイム押しても気づかないみたいなので~」と悪びれる様子もありません。
 「今日は遊べないし、しばらく家の中は遊べないから!」と追い返しましたが、もしかしてAくんは“放置子”?と心配になってしまいました。

話し合い

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 連日来るAくんに我慢の限界。放置子の疑惑もあるため、Aくんに色々聞いてみました。すると、両親は共働きだけど家に祖母がいて、土日は両親・祖父母・兄姉が在宅。放置子ではなさそう。

 それなら休日の朝から友達の家に行こうとしたら、止めて! と思いました。これ以上嫌いになりたくないので、次の土曜日、お母さんとおばあちゃんに
 「毎日家の中で遊ぼうとするので困っている」と伝えました。

 すると、
 「え~、家の中の方が安心ですよね?」と驚くべき返答が!

 それなら
 「月水金はうち、火木土はAくんちにしませんか?」と提案。それは困るようで、基本的に外遊びということで話がまとまりました。

 Aくんは私が自分の家に来たことに驚き、
 「毎日は行ってない」
 「だって家の中の方が楽しくて…」と横から色々言っていました。家族は優等生のAくんがまさか人の家で迷惑をかけているなんて夢にも思っていないようでした。

 この件で、息子に「家のものを勝手に触らない」「外で遊んでと言われたら家の中に入らない」など、 “他人の家でのマナー”を改めて教えるきっかけになりました。

 その後Aくんは、私の前で何かすると家族に言われることに気づいたようで、すっかり大人しくなりました。

(ファンファン福岡公式ライター/さとう なつこ)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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