発足65周年ツアーを展開中の吉本新喜劇が、福岡で旗揚げした九州新喜劇との初のコラボ公演「吉本新喜劇inよしもと福岡劇場 ~吉本新喜劇と九州新喜劇メンバーが福岡で大集合!~」を12月21日(土)、よしもと福岡 大和証券劇場(福岡市中央区)で開催します。吉本新喜劇ゼネラルマネジャー(GM)の間寛平さんと九州新喜劇の座長を目指して奮闘している熊本県住みます芸人の安井政史さんが11月中旬、福岡市で合流。お互いの印象や本公演への意気込みを聞きました。
「寛平師匠は笑いの芸術家」(安井政史さん)
―お二人はこれまで舞台での共演はないとか。寛平師匠が思う安井さんの魅力を教えてください。
寛平 アホみたいな子でしょ。
安井 アホなので(笑)。
寛平 何でも一生懸命やるんで、アホちゃうんかなと。一生懸命で真面目、優しくて憎まれない。爆発するほど面白くないけど、仕事を断らない。(安井さんに)そやろ?
安井 はい。断らないです。
寛平 そこがいいなとは思うけど…面白くはない。
安井 師匠、一応ショックを受けるんですけど。
寛平 自分がすべってるか、受けてるかが分からんやろ?
安井 そうですね(笑)。
―安井さんにとって寛平師匠はどのような存在ですか。
安井 芸術家やなと思いますね。ボケのトーンや動き、間とかも面白過ぎて恐ろしいほど。ずっと面白いことを考えられているので選択肢がいっぱいあって、その時々に適した動きやトーン、間を選択して表現されているんだろうなと思います。これだけ人を笑わせる能力を持たれているので、もう尊敬しかないです。
寛平 いま褒めてもらったんですけど、師匠の花紀京には「寛平、笑いは間やで。何でもないことでも、ちょっとした間とタイミングで面白うなんねん」と教えられました。
安井 ずっと天才だと思っていた寛平師匠が、すごく考えて表現されていると最近気付いたんです。僕も少しづつ精進していきたいです。
「九州を盛り上げるために面白いのやりますよ」(間寛平さん)
―吉本新喜劇と九州新喜劇のコラボ公演が決まったきっかけは。
寛平 安井が「吉本新喜劇座員総選挙2024」で13位に入ったこともあり、九州新喜劇をもっと盛り上げようというのと、吉本新喜劇は東京のルミネtheよしもとでもやっているので1度九州でもやってみたらどうやということになりました。メンバーも大阪から連れていくから、「安井、お前がやれ」と言うたんやね。
安井 はい。私からも寛平師匠の力をお借りしたいということで、話が進みました。
―寛平師匠も出演されるのは心強いですね。
安井 もちろんです。心強いどころか、頑張らないといけないという気持ちと怖さもあるんですけど、何よりも勉強になります。僕も含め九州新喜劇のメンバーにとっては、こういう機会が持てるのはとてもありがたいことです。
寛平 これをきっかけに吉本新喜劇からゲスト出演するようになれば、九州新喜劇もさらに盛り上がっていくんちゃうかなと思うんですよ。
安井 寛平師匠をはじめ吉本新喜劇の若手の芝居や笑いの取り方をお客さんが入った舞台上で見させてもらえるのが勉強になります。そういう勉強も含めて楽しみたいです。
―本公演への意気込みを。
寛平 (安井さんに)吉本新喜劇には負けんようにやらないかんな。九州でぶっちぎらないかんもんな。
安井 吉本新喜劇は選ばれたメンバーで、九州新喜劇はいまのところ弱小です。でもそれが負けていい理由にはならないので。寛平師匠の胸を借りながら頑張って面白いものをつくりますので、ぜひ来てください。
寛平 面白いのをやりますので、皆さんよろしくお願いします。
「吉本新喜劇 in よしもと福岡劇場~吉本新喜劇と九州新喜劇メンバーが福岡で大集合!~」
日時:12月21日(土) 13:30開演/16:30開演
場所:よしもと福岡 大和証券劇場(福岡市中央区地行浜2-2-6 BOSS E・ZO FUKUOKA 7F)
出演者:<新喜劇>間寛平、西川忠志、新名徹郎、中條健一、小林ゆう、咲方響、安井政史、田中健二、メガモッツ(池内祐介、中川どっぺる)、ひのひかり智 カイキンショウショウきん
<ネタ>インディアンス、ミルクボーイ ほか
料金:前売り3,800円、当日4,500円 ※税込み
問い合わせ:FANYチケット
電話:0570-550-100(10:00~19:00)