ドラマで再脚光! 長崎市「端島(軍艦島)」の魅力を高画質で

 TBS系列の人気ドラマ枠で放送されている日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』は、長崎市端島(通称:軍艦島)の高度経済成長期を描いた作品として注目されています。

 主演の神木隆之介をはじめとした豪華俳優陣が、石炭産業で躍進する端島を舞台に、戦後復興から高度経済成長期の活力に満ちた時代の家族の絆や愛と友情の物語を毎週楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?

 今回はそんな軍艦島を圧倒的な映像美で未来に残すプロジェクト「軍艦島アーカイブス」をご紹介します!

提供:西日本新聞メディアラボ
目次

端島(軍艦島)とは

 端島(軍艦島)は長崎市にある島で、炭鉱として栄えた島です。

 炭鉱とは石炭を採掘して地表まで運ぶ作業(採炭)を行う場所・設備で、明治から昭和にかけて日本の一大産業として発展。最盛期には全国で1,000以上の鉱山があり、45万人以上が働いていました。

 そんな炭鉱の一つである端島(軍艦島)は、江戸時代後期に石炭が発見され、明治になると良質な石炭の産地として注目されるようになります。

 埋め立てや護岸工事により島の面積は段階的に拡張。製塩工場や蒸留水機、小学校なども次々と建設され、明治末期には現在とほぼ同じサイズの人工島に成長し、人口は2,000人に達しました。

提供:西日本新聞メディアラボ

 石炭の産出量にあわせて増え続ける人の居住空間を確保するために日本で最初の鉄筋コンクリート造アパートを建設。以降次々とコンクリートのアパートが建ち並び、最盛期には5,000人を超え、東京の9倍ともいわれる人口密度の街として発展しました。

 1921年に地元の新聞紙面で端島が紹介され、海から見たその姿が戦艦「土佐」(当時、三菱造船長崎造船所で建造中)に似ているとして、記事の中で端島は「軍艦島」と紹介。以降、端島は「軍艦島」と呼ばれるようになります。

提供:西日本新聞メディアラボ

軍艦島を未来に残すプロジェクト

 1960年以降は主要エネルギーが石炭から石油に移行し、炭鉱事故などの影響から国内で炭鉱の閉山が相次ぎました。端島(軍艦島)も1974年に閉山し、全ての島民が退去しました。以降、島は所有者を変えながら2001年に三菱マテリアルから高島町(現長崎市)に無償譲渡され、2005年に高島町が長崎市に編入されたことに伴って継承されています。

 2006年ごろからは明治期の産業施設を世界遺産にする支援の動きが始まり、2008年には世界遺産暫定リストに追加記載されました。

 建物の老朽化により島内への立ち入りは長らく禁止されていましたが、同時期に整備された見学路に限り観光客の上陸が認められるようになります。

 そして翌年の世界遺産登録の期待が高まっていた2014年、西日本新聞社及び西日本新聞メディアラボでは島の当時の姿を最新鋭機器で撮影し、後世に記録と記憶として残す「軍艦島アーカイブス」プロジェクトを発足。

提供:西日本新聞メディアラボ

 老朽化や保存の観点から世界遺産登録後では上陸が困難な場所の撮影を特別な許可をもらって実施。高解像度の映像として保存しました。

提供:西日本新聞メディアラボ

 2015年に「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」の構成資産として世界文化遺産に登録され、今もなお上陸ツアーが人気の軍艦島ですが、「軍艦島アーカイブス」の映像では現在は立ち入ることができない貴重な撮影スポットが数多く収録されています。

提供:西日本新聞メディアラボ

高画質で完全保存したブルーレイディスクを手に入れられる最後の機会

「軍艦島アーカイブス」プロジェクトでは本事業の成果物として、軍艦島のドキュメンタリー映像30分、自然環境音も収録したバックグラウンドビデオ40分、スペシャルムービー2分を収録した「軍艦島アーカイブス」ブルーレイディスクを作成。

2024年12月8日~25日の期間・数量限定の最終特別価格で販売しています。

概要

■商品:「軍艦島アーカイブス」ブルーレイディスク
■販売期間: 2024年12月8日~25日
■価格:定価5,500円(消費税、送料込)⇒期間限定価格 4,400円(消費税、送料込)
■購入方法:インターネットからの購入のみ 
■販売元:西日本新聞メディアラボ 
■お問い合わせ先:092-731-2282(平日10時~17時)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

目次