習い事は「かっこいい!」で決めるのもアリ!おすすめの内容は?

6歳・8歳の息子を持つママライター、永野栄里子です。

習い事を選ぶ観点はさまざまですが、子どもの感性を重視して「かっこいい!」と思うものに決めるのも、1つの方法です。

今回は、かっこいい習い事をジャンル別に紹介します。長続きさせるポイントも知り、最適な内容を選択する参考にしてください。

かっこいい!スポーツ系の習い事

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どういったジャンルを「かっこいい」と思うかは、人によって異なります。この記事では、「プログラ」や「こどもブースター」など、人気の習い事を紹介する複数の記事を参考に、筆者の独断で「かっこいい」と判断した習い事をピックアップしました。

まずは、スポーツ系のかっこいい習い事を見てみましょう。

サッカー

人気スポーツの定番の1つであるサッカーは、男女問わず「かっこいい」と思われる習い事です。集団での取り組みを通し、運動能力の向上はもちろん、コミュニケーション能力や協調性、リーダーシップなどの力も身につきます。

試合での活躍は自信につながり、反省点が生じた際も次に向けた課題発見ができるので、かっこいい習い事を通して心身ともに鍛えられるのは、サッカーの大きな魅力でしょう。

バスケットボール

バスケットボールも、かっこいい習い事におすすめです。私事ですが、息子たちが小さい頃は「バスケさせたい!かっこいい!」と密かに憧れていました。

小学生の場合、試合時間が短いミニバスが一般的です。サッカーや野球と比べて試合中にボールに触れられる機会が多いので、活躍のチャンスが得やすいのもメリットだといえます。

空手

武道への憧れがある場合は、なかでも人気の高い空手を選択すると、子どもも「かっこいい習い事をしている」と感じやすいでしょう。「礼に始まり礼に終わる」といわれる武道は、競技そのものや師となる存在はもちろん、対戦相手への礼儀も重視されます。

空手以外をはじめ、柔道や剣道、合気道などの武道は、礼儀を重んじながら技術を磨いて、心身の成長を見込みたい場合におすすめです。

器械体操

身体能力を総合的に鍛えられる器械体操は、ステップアップすると側転やバック転、バック宙など、まさに「かっこいい」技を習得できる習い事です。筋力や体幹、柔軟性などがアップし、さまざまなスポーツに応用できるのもメリットでしょう。

かっこいい技は難易度が上がると、できるようになるのに時間がかかることもあります。器械体操への取り組みを通して、地道な努力や技ができたときの喜び、自信など、心の成長にもよい影響をもたらします。

新体操

リボンやボールなどを使って華麗な演技を披露する新体操も、「かっこいい」「素敵」と、憧れられる習い事です。柔軟性と表現力が高まり、人前で演技を披露する機会を通し、度胸もつくでしょう。

新体操というと女の子の習い事というイメージが強いですが、最近は男の子が新体操を習うケースも増えています。器械体操とは異なり仲間と1つの演技を完成させていくので、切磋琢磨しながら成長できるのも、新体操の魅力です。

【小学生向け習い事一覧】かっこいい習い事や趣味として楽しめる習い事も!(https://www.programming-cloud.com/column/children/2024-09-15/
子どもの習い事「新体操」の魅力とは? 始める時期から費用、教室選びのポイントまで(https://domani.shogakukan.co.jp/767204
小学生におすすめの習い事13選!選び方や月謝、メリットは?(https://kodomo-booster.com/articles/203#/

かっこいい!芸術系の習い事

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続いて、芸術系のかっこいい習い事を5つ紹介します。人気の習い事から一風変わったものまで、「かっこいい!」と感じられる習い事は幅広くあります。

ダンス

ダンスはジャンルが多彩で、ヒップホップのような現代的なものから、モダンバレエやクラシックバレエ、チアダンスなどから、好きなものを選べます。昨今はダンスの注目度が特に上がっており、アイドルをはじめとしたダンスグループの振り付けを教えてくれるスクールもあります。

ダンスを習い事にすると、かっこいい曲や振り付けを楽しみながら、リズム感や表現力が磨かれます。複数人でよりよい作品に仕上げるために、チームワークを高められるのもメリットです。

ピアノ・エレクトーン

楽器系の習い事の代表格ともいえるピアノも、いろいろな曲が弾けるようになると「かっこいい」「すごい!」と思われるでしょう。音感やリズム感が鍛えられることはもちろん、左右の指を使って演奏することで、脳も刺激されます。

一味違う習い事にしたい場合は、エレクトーンもおすすめです。伴奏や機械音などを入れ、好きな曲をアレンジして弾けるエレクトーンは、鍵盤が軽いので子どもはピアノより弾きやすいと感じるかもしれません。また、操作に慣れればピアノよりも簡単に曲の創作にも挑戦できます。

ドラム

ドラムは、バンド演奏で曲のリズムを作る重要な役割があります。ドラムの習い事は小学生くらいから始められることも多いので、子どもが「かっこいい!」と憧れる場合は早めにスタートしてもよいでしょう。

リズム感が養われるドラムですが、自宅にドラムセットを置くと場所を取ります。また、大きな音が出るので、防音などの練習環境を整えなければいけません。

ギター

音楽番組をよく見る子どもや、好きなバンドがある子どもは、ギターに憧れることもあるでしょう。ギターは小学校中学年くらいから習える教室が多いので、新しい習い事を検討したい小学生に最適です。

ギターは音感やリズム感が身につき、弾き語りやギターメインなど、いろいろな演奏を楽しめる楽器です。また、大人になっても趣味として続けられるのもメリットだといえます。

和太鼓

現代的な楽器だけでなく、伝統的な和太鼓もかっこいい習い事の1つです。太鼓にもいろいろな種類があり、リズム感を鍛えながら伝統・文化に触れられる和太鼓は、ギターと同じく年齢を重ねても楽しめます。

和太鼓の教室・団体によっては、演奏のなかに簡単なダンスや振り付けを盛り込む場合もあります。パフォーマンスを通して表現力も身につくのは、和太鼓の魅力です。

【子供の習い事一覧】定番からニッチなものまで全50種を解説!(https://startoo.co/topics/9998/

かっこいい!学習系の習い事

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学習系の習い事は、学力アップを目的とした学習塾の印象が強いです。しかし、なかにはかっこいい、個性的だと思われる習い事もあります。学校の授業や将来に生きるかっこいい習い事には、どのようなものがあるのでしょうか。

英会話

ゲームやコミュニケーションを通して生きた英語が学べる英会話は、人気ランキング上位にも入る習い事です。流暢な発音でスラスラと話せれば「かっこいい!」と思われるでしょう。

英会話を習うと、2020年度から必修化された小学校の英語の授業にも役立ちます。学校の成績アップはもちろん、習得した英語力は進学・就職などにも生かせるのでおすすめです。

プログラミング

人気急上昇中のプログラミングも、かっこいい習い事だと感じる人は多いのではないでしょうか。プログラミング教室では、アプリ開発やロボット制作などを通して、楽しみながらプログラミング的思考や発想力、課題解決力が身につけられます。

自身のプログラミングによって動作が正しく行われたり、ゲームなどが作れたりすれば、子どもの成功体験にもつながります。

英語以外の外国語

「外国語学習=英語」というイメージも強いですが、英語以外の外国語を習い事にするのもよいでしょう。フランス語やスペイン語、中国語、韓国語など、子どもが興味を持っている国や人物にちなんだ語学を選択すれば、スムーズな習得が期待できます。

外国語の読み書き、聞き取りや会話ができれば、さまざまな国の人とつながれますし、将来の選択肢も広がります。

動画制作

近年、小学生のなりたい職業上位の常連である「YouTuber」をはじめ、動画の制作・編集が必要な仕事も多くあります。動画制作のスキルを子どものうちに習得すれば、夢に一歩近づけます。本業・副業どちらにも役立つ動画制作・編集が学べる習い事は、子どもにとって「かっこいい」と感じる要素もおおいのではないでしょうか。

サイエンス教室

白衣を着て本格的な実験・研究に取り組むサイエンス教室も、このジャンルに興味がある子どもにとっては、夢のような習い事でしょう。

自宅では研究や実験のための道具や設備を用意できず、思ったような活動ができないことも少なくありません。サイエンス教室は、教科書などに載っている実験を行うことで、器具の名前や実験の手順などをスムーズに覚えられます。実験結果を自分で導き出すなかで、理解もより深まるでしょう。

【小学生・中学生】おすすめの楽しい習い事|成長すると楽しいと感じないのはなぜ?(https://cheer-community.com/contents/2778/

かっこいい習い事を選ぶ際に大切にしたいこと

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前述の通り、何を「かっこいい習い事」だと思うかは、人それぞれです。かっこいい習い事を選ぶ際には、3つのポイントを大切にしましょう。

子どもが憧れる気持ちを重視する

習い事を選ぶときは、子どもが「かっこいい」「自分もあんなふうになりたい」と思う気持ちを大切にしましょう。憧れや目標のある習い事には、高いモチベーションで取り組めるので、よりよい学び、成果が期待できます。

性別にとらわれない

「男の子なのに…」「女の子だから」と、子どもの性別にとらわれるのは避けましょう。多様性が重視される昨今、習い事も性別を問わない教室が増えています。気になる場合は、「女の子(男の子)はほかにいるのか」「女の子(男の子)でも入会してよいか」を、事前に確認しておくと安心です。

また、子ども自身も漠然とした憧れはあるものの、極端に同性の子どもが少ないと抵抗感を持つ場合もあります。「習い事に性別は関係ない」という風潮はありますが、子どもの意見も聞いておくとよいでしょう。

保護者の「かっこいい」「かっこよくない」を押しつけない

子どもがかっこいいと思う習い事を、保護者も同じようによいと思えるとは限りません。反対に、保護者の憧れる習い事が、子どもには魅力的に感じられない場合もあります。

保護者の意向を主として習い事を決めると、子どもは「無理矢理習わされた」「自分がやりたいことを否定された」と感じるかもしれません。習い事を検討する際には、保護者の意見を押しつけすぎないよう注意しましょう。

かっこいい習い事を長く続けるために

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かっこいい習い事に限らず、習い事を長く続けて子どもの成長を見込むには、「無理をしないこと」が大切です。習い事を長続きさせるためには、次の4点を意識して検討しましょう。

体験・見学をしてから決める

「かっこいい!」と憧れる習い事でも、実際に取り組んでみると「思っていたようなものではない」「教室の雰囲気が合わない」と感じる可能性があります。入会後のミスマッチを防ぐためには、体験レッスンや見学、説明会などに参加するのがおすすめです。

体験や見学の際には、費用面や保護者の付き添いなど、気になることを質問すると、適切な回答をしてくれるか、勧誘はしつこくないかといった点を確認しながら、不安も解消できます。

費用・送迎などの負担が大きすぎないものを選ぶ

いくらよい教室でも、費用が高すぎる、教室が遠いなど、保護者の負担が大きくなると長続きさせるのが難しくなります。大人の事情で途中で辞めることにならないよう、負担の大きすぎない習い事を選ぶことも重要です。

学校やプライベートと両立できるスケジュールを考慮する

習い事の頻度が高い、時間が長いと、学校やプライベートとの両立が大変になるかもしれません。どれくらいのボリュームなら両立できるかは子どもによって異なりますが、子どもの負担が大きくなりすぎないことも、長続きの秘訣です。

特に、学年が上がると下校時間が遅くなり、宿題も増えます。習い事が忙しすぎて学校生活や家庭学習に支障を来すことのないよう、スケジュールも考慮しましょう。

保護者も習い事の内容を把握する

何をしているかわからないまま送迎や月謝の支払いだけをしていると、保護者は「習い事を続けてよいのか」と、疑問を抱く可能性があります。保護者の付き添い、見守りが不要な習い事でも、先生に任せきりにするのは避け、その日何をしたか、どのような成果や課題があったかなどを聞き出しましょう。

習い事に関する会話を通して、コミュニケーションの促進が可能です。また、「保護者が気にかけてくれている」「応援してくれている」と感じられれば、子どものやる気もアップし、保護者も習い事での成長や活躍が楽しみになります。

かっこいい習い事は人それぞれ!子どもが憧れ、頑張れるものを見つけよう

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「かっこいい!」と思う習い事は、人それぞれです。子どもが「かっこいい」と憧れを抱く内容を習い事にすると、よりやる気を持って取り組めます。

筆者もバスケットボールに強い憧れがありましたが、息子はまったく興味を持たなかったので諦めました。いま習っているモダンバレエやピアノは「かっこいい!」と思って始めたわけではありませんが、続けるなかで「かっこいい」「素敵」だと憧れる存在ができ、練習のモチベーションにつながっています。

技術の向上はもちろん、心も成長できるような習い事で「かっこいい自分」を実現できるよう、保護者も応援しましょう。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

大学・大学院にて日本語学を専攻し、修了後は日本語学校に非常勤講師として勤務。2018年よりウェブライターに転身し、さまざまなメディアで記事を手がける。2人の子を持つ「ママライター」として、日々育児に仕事に奮闘中。