ボートレース界の「陸の王」西山貴浩選手 びわこ大賞直前インタビュー

 ボートレースのスター選手が集結する主要大会のひとつである GⅠ 開設69周年記念「びわこ大賞」が10月3日(日)~8日(金)の日程で滋賀県大津市にあるびわこボートで開催されます。優勝賞金は1,000万円と高額で、年末に開催されるボートレース最大の大会SG「グランプリ」出場に向けて大きな役割を担う大会です。昨年、そのグランプリ初出場にして初めて優勝戦の舞台に立つ快挙を成し遂げた、福岡支部の人気レーサー・西山貴浩選手(34)に西日本スポーツの記者がインタビューしました。

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ボートレースは誰もが平等に勝負できるスポーツ

ボートレースの魅力、楽しみ方は?

 ボートレースは何といっても男女の性別も関係なし、年齢も関係なく唯一、平等に勝負できるスポーツでもあり、僕の趣味でもありますね。

 本当なら僕の出る開会式を楽しんでもらいたいけど、コロナの影響があってできませんからね。あとは、びわこなら吉川昭男さん(滋賀支部)を見てもらって楽しんでください。

〝爆笑開会式〟でおなじみの西山選手ですが、仕込みとかしているの?

 レース場に送られてきたものを開会式でかぶったりとかはしますけど、自分では仕込みは一切しません。そのときに思いついたことをお客さんの年齢層に合わせてしゃべっていますね。僕のメインは〝水の上〟じゃなくて〝陸の上〟です! 

 開会式は唯一、お客さんと顔を合わせられる場所だし、それに一人くらい面白いことを言っているレーサーがいたっていいじゃないですか。この開会式でファンを獲得して、オールスターに出させてもらっていますしね。こういうところからファンになってもらわないと。(ファンの多いプロ野球の)巨人とは違うんですよ!

最後まで粘り強く、あきらめない!

心掛けていること、モットーは?

 最後まであきらめないこと。粘り強く、2、3着を取ってとにかく舟券に絡むこと。レース後にお客さんに絡まれたくないですからね(笑)。

レース以外の楽しみ、休日の過ごし方は?

 コロナで外に飲みに行けないですからね。休日は大体、(福岡支部の)大庭元明さんと林恵祐さんの〝ポンコツ会〟のメンバーと家で遊んでいます。あとはゴミ出しとか、買い物、それに小4の息子と野球したり、小1の娘と砂遊びしたりしています。

 ボート以外の趣味はお酒と釣りです。そうだ! コロナが終息したら西スポさんと合同で大規模なファンイベントをしましょう! 知り合いの店とかに声を掛けて出店をしてもらったりして。お願いしますよ!

びわこのイメージは?

 昨年の68周年、1号艇で優出して3着。地元勢にやられたって感じですが、雰囲気は好きですよ。それに吉川昭男さんが面白い。みんな何で気付かないんですかね。頭も良くて本当に好きな先輩です。皆さん、吉川さんにも注目してくださいよ。

  それと昨年はグランプリに出られたけど、今年も出ないと意味がないです。昨年もこの時期から調子を上げていってグランプリに行けたので、また今年もびわこで優出してグランプリへ向けて上げていきたいです。

プロフィル

 西山貴浩(にしやま・たかひろ) 1987年5月15日生まれ。福岡県北九州市出身。2005年、若松デビューの97期。2008年9月の若松一般戦で初V。2020年9月の徳山ダイヤモンドカップでGⅠ初V。今年1月の江戸川65周年記念も制し2度目のGⅠ優勝を挙げた。通算42V(成績は9月7日現在)。昨年はグランプリ初出場で初優出の快挙を達成。開会式での爆笑トークが持ち味のボート界が誇る〝水陸両用のエンターテイナー〟だ。168cm、53kg、A型。

提供:ボートレースびわこ

著者情報

「ファンファン福岡/サブクリップ」(福岡都市圏内配布、福岡市地下鉄駅駅設置)紙面に掲載した話題、編集部員が突撃取材した話題などを紹介します!

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