足が速くなる方法やコツは?役立つ習い事も解説

6歳・8歳の息子を持つママライター、永野栄里子です。

「速く走れるようになりたい」と思ったら、足が速くなる方法を実践するのがおすすめです。また、意外な習い事によって、足が速くなるコツが身につくこともあります。

今回は、短距離を中心に足が速くなる方法やメリットを紹介します。コツを意識した練習で、いまよりよいタイムを目指しましょう。

足が速いとどんなメリットがある?

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誰しも「足が速くないより、速いに越したことはないだろう」と思うでしょうが、足が速いと具体的にどのようなメリットが得られるのでしょうか。

授業や行事で活躍できる

足が速いと、体育の授業や運動関連の行事で活躍できる機会が増えます。たとえば運動会のリレーでは、足が速い子どもが選抜メンバーに入ったり、アンカーを任されたり、2回走ったりします。また、授業で行われるマラソンや50m走、100m走などでも、足が速いと注目されることが多いです。

自信が持てる

足が速いことで活躍し、他者から褒められたり認められたりすると、自尊心が高まります。ここでついた自信は、「走ること」だけでなく学校生活や日常生活のなかでの、前向きな行動にもつながるでしょう。

他のスポーツに生かせる

「足が速い=陸上競技」というイメージも強いですが、足が速いことが他のスポーツに生きるケースも多くあります。たとえばサッカーやバスケットボールのように、試合時間中コート内を走り続けるスポーツは、足が速いことが有利に働く可能性も高いです。

走る競技だけでなく、その他のスポーツでも活躍できれば、子どもの自信はより大きくなるのではないでしょうか。

子どもの足が速くなる習い事5選!メリットや目的を徹底解説(https://izuru-base.com/blog/children-learn-to-become-faster/

速く走るコツと意識したいポイント

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現状、あまり速く走れない子どもも、速く走るコツを意識するだけでタイムを縮めていくことができます。速く走るためのポイントは、大きく4つです。

姿勢

走るときの姿勢のポイントは、「頭から足まで一直線」です。腰や背中が曲がっているよりも、まっすぐの姿勢で走るほうがよいタイムが出ます。上半身をまっすぐ保つには、体幹が重要です。また、力を入れて肩が上がらないようにしましょう。

腕の振り方

短距離走の場合、腕を大きく振るのも速く走るポイントです。腕を振ると歩幅も自然に広がり、リズムを整えられます。また、バランスよく走れるので、タイムアップにつながります。

腕は、前に振り上げるほうと後ろに引くほうのどちらを意識してもかまいません。やりやすいと思える方法を試しながら、練習してみてください。

つま先

足の裏全体を地面につけるよりも、つま先だけで着地したほうが速く走れます。つま先だけがついていると、地面を蹴る動きがスムーズにできるため、足の回転数が上がるからです。

「前に出した足のつま先がついたらすぐに後ろの足を前に出す」というイメージで、足を動かしてみましょう。

ももの高さ

ももを高く上げるように走るのも、足が速くなるコツの1つです。ももを上げると自然に膝も持ち上がるので、歩幅が大きくなります。慣れてきたら、上げる動きよりも下げる動きを意識し、高くあげたももをスピーディーに下ろすようにすると、地面を蹴る力が強くなり、より速く走れるようになります。

1日で足が速くなる方法って?5つのコツと自宅ですぐ出来るトレーニング(https://coconala.com/magazine/2821
【運動会で1位になる!】50メートル走を速く走るコツ(https://jpc-sports.com/column/7079/

足が速くなるための練習方法

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コツを意識して走るだけでなく、走ること以外の練習を取り入れるのも、足が速くなる方法の1つです。次のような運動は、足が速くなりたい人の役に立つので、ぜひ日々の走る練習の前などに取り入れてみてください。

ストレッチ

ストレッチの内容はいろいろありますが、足が速くなるために効果的なストレッチには、次のようなものがあります。

・椅子に座って背筋を伸ばし、上半身をゆっくり左右にひねる
・片足を前に出して被伊座を直角に曲げ、前足の股関節を伸ばす
・あお向けに寝て片足を反対方向にひねる など

上記のストレッチは、背骨や股関節の柔軟性を高めるのに効果的です。背骨が柔らかいと足の動きがよくなり、股関節が柔らかくなればさらに足の回転率を高められます。

もも上げ

ももを高く上げて走るためには、その場でもも上げをするのもおすすめです。柔軟性の問題からももを上げるのが大変だという場合は、あお向けに寝て片膝を抱えるように胸に引き寄せるストレッチをすると、ももの引き上げがスムーズにできるようになります。

慣れてきたら、10~20回もも上げをしてから30mほどダッシュするという練習も取り入れていきましょう。

縄跳び

縄跳びはまっすぐな姿勢で飛ぶので、走るときの正しい姿勢を習得したい場合に役立ちます。また、体幹や足の力が弱いとうまく飛べないので、連続で何度も飛べるように練習を重ねるなかで、速く走るために必要な力も身につきます。

交通量などの問題で自宅周辺で走る練習をするのが難しい場合は、毎日縄跳びをするだけでも、いまより足が速くなる可能性があるといえるでしょう。

筋トレ

筋トレで、速く走るために必要な筋肉を強化するのもよいでしょう。足が速くなるためには、体幹や太ももなどを鍛えるのがおすすめです。

ただし、筋トレのしすぎは子どもの成長に悪影響を及ぼす可能性があります。エネルギー不足や成長軟骨への負担といったデメリットも懸念されていますので、スクワットや腹筋など、できるトレーニングを少しずつ取り入れていくようにしましょう。

【元オリンピック選手インタビュー】足が速くなる方法2つ! 小学生も中学生もできる簡単な方法まとめ(https://www.dream-coaching.com/magazine/sprint/run-fast/
【小学生向け】足が速くなる方法!運動会のかけっこで1位を目指そう(https://jpc-sports.com/column/5543/

足が速くなるコツが身につく習い事は?

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足が速くなる方法を毎日計画的に実践していくのは、簡単なことではありません。足が速くなりたいと思ったら、コツが身につく習い事を選択するのも1つの方法です。おすすめの習い事を4つ紹介します。

陸上

短距離・長距離走をはじめとした、さまざまな陸上競技の力を養う陸上教室では、正しい走り方や足が速くなるコツをしっかりと教えてくれます。また、ハードル走や高跳び、砲陸上競技全般に幅広く取り組むなかで、自分に向いている競技がわかるのもメリットです。走る競技についても、短距離か長距離のどちらのほうがよい記録が出るのかを見極め、得意をより伸ばせるでしょう。

走り方教室

陸上は、競技全般の指導が受けられますが、走ることに特化した習い事を選びたい場合は、走り方教室、かけっこ教室などと呼ばれるジャンルを選択するのもよいでしょう。足が速くなるコツや正しいフォームなど、「走ること」に関する専門的な知識や技術が学べます。距離に応じた速く走るためのポイントなども教えてくれるので、長距離・短距離の両方で活躍できる可能性も高まります。

体操教室

筋力や柔軟性が養われる体操教室に通うことで、足が速くなる子どもも多くいます。体操は全身の運動能力が高まるので、すぐには思うようなタイムで走れないかもしれませんが、続けるなかで速く走るための力や、その他のスポーツにも生きる力が鍛えられるでしょう。

体操とはやや異なりますが、わが家の長男は少し前まで、足が速くも遅くもないという感じでした。しかし、1年前にモダンバレエを始めて柔軟性がアップしたことが影響したのか、マラソン大会で4位になりました。筆者自身も、もともと足は遅いほうでしたが、バレエに勤しむ時間が増えるなかで、だんだんと「足が速い人」になっていった記憶があるので、やはり柔軟性や筋力は、速く走ることにも役立つのだろうと思っています。

ボルダリング

人工の壁を、道具を使わずに登っていくボルダリングは、体の軸を安定させたり、体を振ったりする力がつくスポーツです。重心を上げるための力も鍛えられるので、足を上げて速く走るのに役立つでしょう。

筋力、柔軟性、バランス感覚などをまんべんなく養いながら、集中力や忍耐力も身につけられるので、足が速くなることを目的にしていない人にもおすすめの習い事です。

足が速くなる方法を実践して、記録更新を目指そう!

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足が速くなるコツを意識して走るだけでも、いまよりよいタイムで走れる可能性が高まります。また、記録更新につながる練習方法をコツコツ続けると、スポーツでの活躍も期待できます。

足が速くなるための力を鍛えるには、習い事を活用するのもおすすめです。子どもの得意をさらに伸ばせるよう、さまざまな方法を検討しましょう。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

大学・大学院にて日本語学を専攻し、修了後は日本語学校に非常勤講師として勤務。2018年よりウェブライターに転身し、さまざまなメディアで記事を手がける。2人の子を持つ「ママライター」として、日々育児に仕事に奮闘中。