何かと話題の特別定額給付金。わが家にも振り込まれました。「国民1人につき10万円」は、子どもたちにとって、かなりインパクトが強く「私も10万円がもらえるんだ!」と、その使い道にそれぞれ夢が膨らんでいたようです。しかし現実は、家庭での出費が増えたことや将来への不安があり、パッと使ってしまおうとは考えられません。家族会議は白熱したのでした。
ニュースで給付金が話題になると、家では使い道で大激論!
わが家は、6人家族です。特別定額給付金は、合計で60万円にもなります。新型コロナウイルスの影響で先行きが不透明な今、本当に助かります。 これはあくまで生活支援のお金なのですが、ニュースで給付金が話題になった頃から、子どもたちは何に使うかを楽しそうに話していました。どうも10万円をお小遣いのように思っているようで…。 長男「新しいパソコンが欲しいな」 長女「欲しいネットアイドルのグッズがあるのよね」 次男「俺はやっぱりゲーム!」 次女「私もグッズが欲しい!」 みんな「安倍首相って太っ腹よね!!」 さらには、 長男と長女「親が子どもに給付金を渡さないなら裁判できるって、法律事務所のホームページに書いてあるよ」 すると、旦那まで「給付金は世帯主がどう使うか決めるんだよ。給付されるのは俺の口座だから。俺は旅行に行きたい!」と言い出しました。 こんな感じで、家族は好き勝手言うのです。
ついに決着! わが家の給付金の使い道
しかし実際は、3カ月にわたる休校で食費はうなぎ上り、オンライン授業で光熱費も上がっています。旦那の給料は今のところ減ってはいませんが、次のボーナスが支給されるかは分かりません。それにフリーランスの私の収入は、確実に減っています。 また長男は、私立大学進学を希望している受験生。毎月の塾代や夏季講習代、受験料や入学金も必要です。長女も来年は高校受験のため、そろそろ塾に通いたいと言っています。この先に掛かるお金を考えると、パーッと使ってしまおうとは、とてもじゃないけど考えられません。 長女に家庭の事情を詳しく説明すると、「貯金したらダメだよ。使って経済回さないと! 友達はもらってる」と反論してきました。 私は「そういう家庭もあるかもしれないけど、うちは違う。コロナの影響がないわけではないんだから、これは自由に使っていいお金じゃないのよ」と諭しましたが、結局らちが明かず、家族全員そろって会議を開くことにしました。 次男「誰か1人だけ買ってもらうのはずるいよね」 長女「全部お兄ちゃんの進学費用にするのはずるい」 旦那「みんなで使うものを1つだけ買うのは?」 次女「ゲーム?」 長男「パパやママも使うものじゃないと!」 みんな「う~ん」 いろいろな案が出ましたが、最終的に15年間使ってボロボロになったリビングのソファを買い替えることで意見がまとまりました。 リビングのソファは、ゆっくりテレビを見たり、時には昼寝をしたり、家族のだんらんには欠かせない物。みんな納得してくれました。これからソファを選びに行く予定です。 残りの給付金の使い道は、もちろん生活費と進学費用に充てさせていただきます。 (ファンファン福岡公式ライター/おきょうさん)