暮らし上手のヒント (5)子猫の譲渡を支える「ミルクボランティア」

 犬や猫を家族として迎える選択肢の一つとして「譲渡」を考えてみませんか。
 福岡市では、収容した犬や猫の新しい飼い主を探す取り組み(譲渡)を進めています。
 その取り組みを支える活動の一つに「ミルクボランティア」があります。

1. ミルクボランティアはどんな活動?

●福岡市動物愛護管理センターに収容される動物の多くが、飼い主のいない子猫たちです。生まれて間もない子猫を譲渡できる状態まで育てるには、人が親猫代わりに世話をする必要があり、そのお世話をするのが「ミルクボランティア」です。

【ボランティア活動の主な内容】
・ほ乳(2~3時間おき)
・排せつの補助
・成長の記録
・人に慣れさせること

●ボランティアが育てた子猫たちは、福岡市獣医師会加盟動物病院などで飼い主を随時募集しています。福岡市動物愛護管理センターのインスタグラム(ID:fukuoka_city_aigocenter)<https://www.instagram.com/fukuoka_city_aigocenter/>でも紹介中!

2. センターの犬や猫を迎えたい! 誰でも譲渡が受けられる?

●譲渡には、例えば以下のような条件があります。詳しくは福岡市動物愛護管理センターのHP「ずっといっしょ.com」をご確認ください。

□最期まで飼える
□家族全員で根気よくしつけやお世話ができる
□えさ代、ワクチン代、もしものときの治療費などにお金をかけられる
□ペットを飼える家に住んでいる
□不幸な子犬や子猫が生まれないように不妊・去勢手術ができる
□もしものことが起こったときに、代わりにペットの面倒を見てくれる人がいる

●新しい飼い主を待っている犬や猫はセンターだけでなく、動物関係団体や一般の人のもとにもたくさんいます。譲渡を選択肢の一つとして検討してみてください。

3. 本当に飼えるかよく考えて。「飼わない」判断も動物への愛情

●ペットを飼う場合、その動物についての知識や最期まで飼う覚悟が必要です。
●ペットが寿命を迎えるまで、責任をもって世話ができないから「飼わない」「今は飼えない」と判断することも、動物への愛情です。
●自治体や動物関係団体などの取り組み支援やボランティア活動を通じて動物と関わることもできます。


【コラム】外は危険がいっぱい! 猫は室内飼育が安心

 福岡市は猫の室内飼育を推奨しています。猫を外に出すと、迷子や交通事故、感染症にかかるなどの危険があります。またふん尿や車に付けた引っかき傷が原因で近隣トラブルを起こすこともあります。飼い主は、猫にとって快適な環境を室内に整えましょう。



●問い合わせ
福岡市動物愛護管理センター
HP:わんにゃんよかネット<https://wannyan.city.fukuoka.lg.jp/
   ずっといっしょ.com<https://zuttoissho.com/
Email:dobutsukanri.PHB@city.fukuoka.lg.jp

提供:福岡市保健医療局

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