転勤族のわが家は数年ごとに引越しをします。5歳の長男、2歳の次男を抱えて引越しをした際にお隣さんとして出会ったママAさんがいました。最初は好印象のお隣さんでしたが会うたびにマウントとられてる事に気が付き始めたのです。
好印象なお隣さん

引越し当日ご近所に挨拶に行きました。お隣さん宅(Aさん)にはわが家と同年齢の息子さんが2人いてAさんも私と同年齢の明るい方でホッとしました。
見知らぬ土地での新生活で不安も多い中、おすすめの小児科や野菜などが安いスーパーなどを教えてくれてとても好印象でした。「話しやすい人で良かったな~」とこの時は思っていたのですが…。
踏み込んだ事を聞いてくるAさん

Aさんとは玄関先、公園で度々会いお話するようになりました。最初は他愛もない会話でしたが、徐々にあれ? 踏み込んだ質問をしてくるなと思うことが多くなりました。
「旦那さんの職業は? 勤務地は? 子どもの幼稚園は? 習い事は? 習い事の月謝は? 出身大学は?」これだけならあり得る質問。
しかし、質問した後は必ず自分の話に切り替わり
「息子は幼少期から英語を習わせてるのよ。ハワイに行ったときも現地の子と英語で話してて親よりペラペラでビックリしちゃった」などの自慢話。少しずつあれ? なんだか苦手かもと思うようになりました。
私のママ友たちもAさんから、旦那の職業を聞かれ答えると
「うちの主人は公務員で〇〇省に勤めているんですよ」と職業マウントをとられたり、子どもの話になると
「うちの息子たちは、3歳前にひらがな書けたからみんなこのぐらいで書けると思ってた。入園前になっても書けない子多くて驚いちゃった」と発育マウントをとられていたようです。この話を聞いた時にAさんは近所でも有名なマウントママということがわかりました。
心のシャッターを閉じた日

ある日子どもの幼稚園をAさんに聞かれた時のこと、
「あの幼稚園なの? 鼓隊の演奏してるの見たことあるけどあれは軍隊ね。誰一人笑ってないんだもん。笑ったら怒られるって聞いたけど」と私の息子が通っている幼稚園をバカにしてきました。
「笑っても怒られないですよ。ただ移動しながら演奏もしてるので子ども達も必死で笑えないんだと思います」と言い返しても
「うちの子の幼稚園はお勉強、音楽、体操カリキュラムがしっかりしてて一見厳しそうだけど、子ども達もとても楽しそうに笑顔で活動してるんですよ。紹介がないと入園出来ない人気の幼稚園なのよ」と結局自分の話をしたかっただけなのか… と思いました。
息子が一生懸命頑張っている姿をバカにされた怒り、悲しみ、悔しさでAさんと関わるのは、最低限のお付き合いにしようと決めました。その後、何度も遊びに誘われましたが理由をつけて断り続け、できるだけ関わらないようにしました。公園でAさんを見かけると逃げるように違う公園に移動していました。
マウントママにはご注意を!
近所付き合い大変だなと思っていた時、コロナ禍になりました。必然的に人との距離を取らなければいけなくなり、好都合でした。近所で会っても挨拶のみ。公園で会っても距離を取れる。わが家にとってはラッキーでした。
そしてコロナが明け始める時期にまた転勤で引っ越すことになりました。あのタイミングで転勤がなければ同じ小学校に息子が通うことになり、小学校の保護者同士の付き合いをしなければいけなかったと思うとゾットします。私も何気ない会話でマウントを取らないように気をつけるきっかけになりました。
(ファンファン福岡公式ライター/みみずく)

