KBCアナウンサー・細谷めぐみさんによるコラム「細谷めぐみのなんとかな~る」がスタート! 新・夕方ワイド情報番組「ぎゅっと」月ー木曜のメインMCとして出演する傍ら、1歳と4歳の二人の子育て真っ最中です。今回は「仕事と家庭の両立」をテーマに「夫婦の関係性」についてお届けします。
仕事と家庭の両立 夫の協力でなんとかなるかなって!

夫の存在と関係 悩む私の背中を押したのは
「ぎゅっと」担当になると、帰宅は子どもが寝る頃に…本当にそれで良(よ)いのかな。悩む私の背中を押したのは「家のことは俺がやる」と一緒に腹をくくってくれた夫の一言でした。夫は元々かなり家事をやる方で、子どもとの遊び方も全力。だからこそ、頑張り過ぎるのでは…と、実は少し心配しています。
同じ業種なこともあり、仕事の話も含めて会話は多い方です。熱を帯びてもはや議論になることも。新番組のことも本当に何度も話しました。なんで私なんやろ? できるかね? 生活成り立つと本当に思う?(これは10回以上言った気が。笑) 子どもたち寂しくないかな…?ネガティブで優柔不断な妻相手に、よく付き合ってくれています…なんか書いていて不憫(ふびん)になってきました(笑)。

ひどい喧嘩(けんか)も。雪解けのきっかけは○○の存在
実は、夫と正面からぶつかる事はほとんど無くて。超!内弁慶な私は、夫に「常に怒ってる…」と言われるほど色々とぶつけてしまうのですが、よほどのこと以外は聞き流してくれています。夫曰く「家庭の平和は俺が保っている…」と(笑)。一方の私も意外と自分の意見がないタイプで。人に言われて「あ、そうねー」と結構簡単に意見をひっくり返したりするので、議論にはなれど本気の喧嘩にはなかなか。
ただ一度、ひどい喧嘩で一カ月近く業務連絡しかし合わなかった時期はあって。7年目にして知った意外に頑固な夫の一面に、接し方は多少変わりましたね(笑)。雪解けのきっかけは、私に似て?ひょうきんな長男の存在。何か察していたのかもしれないですね。ストレスかけないようにしないと。(反省)
夫との関係に点数をつけるなら
80点くらい?会話は多いのでチームワークは悪くないかと。
乗り越えた壁は色々。入籍から1年以上は東京との遠距離生活で。不妊治療も経験しました。二人で越えた一番の壁はこれだったかな。そしてやっと授かれたと喜ぶ最中に新型コロナが。孤独な出産を終えて涙ぐむ夫とテレビ電話をした時、夫婦の絆というものを感じた瞬間でした。そしてあれが、いわゆる“ピーク”でした…ね。
マイナス20点は飲んで帰ってきた時の姿が受け入れがたい。どったんばったんうるさい。臭う靴下を履いたまま布団に入るのは…マジで、許しがたい。

夫婦のルール? 夫のやる気を削がないために…
あれ、浮かばない…私は言いたい放題だし、隠し事は適度に必要と思うタイプだし、子どもにも「パパがママの事いじめたからやっつけて」とか言って平気で小競り合いに巻き込むし…あれ、まずい?(笑)
でも辛うじて踏みとどまっていることは! 割と家事をするタイプの夫はご飯を作ってくれることも。ただそれは、いわゆる“漢飯(オトコメシ)”。大量の肉を焼いてそれに醬油(しょうゆ)と酒とみりんを撒(ま)く…みたいな。心の中では「なんかお酒くさい…火通ってる?」とか「野菜足せば…」とか「時々は煮てみたら?」とか思ったりもしているのですが、やる気を削(そ)がないために飲(の)み込んでいるのは、ここだけの話。
細谷めぐみ
KBC(九州朝日放送)アナウンサー。1987年生まれ。1月から夕方ワイド情報番組「ぎゅっと」のメインMC(月ー木曜)として活躍する2児の母親。ナレーション、読み聞かせが大好き。人見知り。


