世界に一つだけの「自分を表すロゴ」を作ろう ―福岡市・志賀中学校で「マイロゴ・プロジェクト」開催

 福岡市東区の志賀中学校で1月17日、 1年生約60人を対象に「マイロゴ・プロジェクト」が始まりました。一人一人が自分の特徴を表すロゴマークを作り、生徒と保護者に発表します。

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「マイロゴ・プロジェクト」志賀中学校1年生60人が参加

 講師のグラフィックデザイナー古川雄一さんが、街で良く見かける企業やブランドのロゴマークを取り上げ、その成り立ちを解説。「世界に一つ、まねをしないで、自分だけのロゴを考えよう」と呼びかけました。

 この日は、生徒が自分の性格、特徴をみつめ、マークのラフデザインを描きました。1年生の渡邊てらさんは「美術部でポスターのデザインは取り組んだことがあるが、ロゴのデザインは初めて。色々なデザインを見て、その背景も勉強になった。自分のロゴを、創造力を高めて作りたい」と笑顔で話しました。

主催者の古川雄一さん「自分に自信を持って!」~1月31日に発表会

 プロジェクトを主催するのは、会社のロゴマークや看板デザインなどを手掛ける同市早良区「ユウ・ワンデザイン」のグラフィックデザイナー古川雄一代表です。

 専門学校を卒業後、デザインを勉強するためアメリカ・カリフォルニア州立大学に留学。「積極的に自分をアピールする文化」やアイデンティティを目の当たりにし、積極性や自信が身につく環境を体感したそうです。「自分の常識が相手の非常識ということもある。多種多様な人と関わるのはすごく面白い」というグローバルな考えも留学を通して育まれたとのこと。

 古川代表は、近年学校でのいじめや、自分に自信が持てない子供たちが増えているように感じ、2013年から福岡市内の小中学校で「マイロゴ・プロジェクト」をボランティアで展開しています。

 自分だけのロゴマークを持つことで、尊重と自信の輪が広がれば―。「お互いを知れば、お互いを尊重することにつながる。発表を通じて自信もつけてもらいたい」と語りました。

 1月31日、生徒はクラスメートと保護者の前で、世界にひとつだけの「マイロゴ」を発表します。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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