結婚式での小学生の服装はどうする?ドレスの選び方やマナーを解説

7歳・9歳の息子を持つママライター、永野栄里子です。

親族や親しい友人の結婚式に、大人だけでなく子どもも呼ばれるケースは少なくありません。小学生の場合、どのようなポイントを意識してドレスなどの服装を選べばよいのでしょうか。

今回は、結婚式での小学生の服装のマナーや例、女の子のドレスの選び方などを解説します。

目次

【小学生】結婚式での服装のマナー

AdobeStock

結婚式での服装のマナーは、基本的には大人も子供も同じです。まずは、服装選びに際して覚えておきたいマナーを解説します。

”フォーマル”を意識する

おめでたい結婚式ですが、厳密にいえば「儀式」的な場になります。そこで大人と同じく小学生もフォーマルを意識した服装にしますが、大人ほどかしこまる必要はありません。

後述するマナーを押さえていれば、子どもらしさやかわいらしさが引き立つものを選んでもよいでしょう。

新郎新婦より目立ちすぎない

せっかく子どもも一緒に結婚式にお呼ばれしたら「ベストな服装で出席したい」と思うのが親心でしょうが、結婚式の主役は新郎新婦です。新郎新婦より目立ってしまうような服装は、マナー違反にあたります。

お祝いの席に華を添える気持ちを忘れず、派手すぎる柄のスーツやあまりに派手なドレスなどは避けましょう。

清潔感のある服装にする

結婚式に出席する際は、デニムにTシャツやトレーナーといったカジュアルすぎるスタイルは当然NGです。また、フォーマルな服を選んでもシミなどの汚れがついていたり、シャツがシワシワだったりすると、清潔感や上品さが損なわれてしまいます。

服装は早めに決め、事前に洗濯やアイロンがけ、クリーニングなどを済ませておくと当日バタバタしません。

白を避ける

新婦は白のウエディングドレスを着るケースが多いので、ゲストは白い服を着ないのもマナーの1つです。これは小学生や未就学児も同じですが、リングガール・ボーイ、フラワーガール・ボーイをする子どもは、白を着用するケースも多いです。

リングガールなどを頼まれた場合も、「白い服を着ていっていいか」は新郎新婦に事前に確認しましょう。

【お呼ばれ】結婚式の子どもの服装とマナー|性別・年齢別の服装例を紹介(https://www.premiumoutlets.co.jp/column/special/625

男女別!小学生の結婚式での服装例

AdobeStock

結婚式にはフォーマルを意識し、上品で清潔感ある服装で参列します。男女別に、服装例を紹介します。

男の子の服装

男の子の服装は、シャツにジャケットやベスト、パンツと、大人の男性のスーツスタイルとほぼ同じというケースが多いです。小学校の制服がある場合は、制服を着用しても問題ありません。

最近は大人でもカラーシャツや、やや明るめのスーツで参列する人が増えているので、子どももカラーシャツやチェック柄などを選ぶと、式場がより華やかになります。蝶ネクタイやカラータイの色を工夫すると、子どもならではのかわいらしさをより強調できます。

ただし、小学生といっても、未就学児に近い1年生と、中学生に近い6年生では体格や顔つきが大きく異なります。低学年は「かわいらしさ」を重視したカラーのスーツを選んだり、夏場に半ズボンのスーツを着たりしてもよいでしょう。

学年が上がってきたら「落ち着き」や「上品さ」に重点を置いた服装選びを意識してみてください。

女の子の服装

女の子も、小学校の制服がある場合はそれが最もフォーマルな服装になります。しかし、特別なお祝いの場なので、本人や保護者が「普段着ないような華やかなワンピースやドレスで」と思うかもしれません。

ワンピースやドレスは、カラー・デザインが非常に豊富です。男の子の服装以上に迷ってしまうかもしれませんが、前述のマナーを意識して選ぶと、結婚式のゲストにふさわしい装いにまとめられます。

ワンピース、ドレス以外にも、シャツにジャケット、スカートの「制服スタイル」もおすすめです。かしこまった場では「女の子はスカート」という印象も強いですが、フォーマルを意識したものであれば、パンツスタイルでもかまいません。

【結婚式】子供の服装マナーはこれで安心!おすすめの服装をご紹介(https://www.classy-dress.com/html/page7.html

女の子のドレスを選ぶ際のポイント

AdobeStock

女の子のドレスは、結婚式での小学生の服装のなかでも最も選択肢が多いです。ここからは、ドレスを選ぶ際の5つのポイントを解説します。

華美すぎない

ビビッドカラーのドレスやフリルの多いドレスなどの目立ちすぎるものは、主役がいる結婚式には向きません。ピンクや水色、紫、黄色などのパステルカラーなら、ほどよい華やかさと子どもらしさを両立できます。

また、露出が多いドレスもNGです。ノースリーブのドレスはボレロを羽織るなどして、肩が出ない工夫をしましょう。

動きやすい

結婚式で走り回ったり激しく動いたりすることはありませんが、長時間動きにくいドレスを着ていると子どもは疲れてしまいます。伸縮性がある素材のドレスを選ぶ、ロング丈は避けるなど、動きやすさもある程度重視すると、結婚式の場をより楽しめます。

子どもの好み

ドレス選びの際には、保護者の「これを着せたい」と、子どもの「このデザインがいい」という好みがわかれることもあります。本人がどういったデザインやカラーが好きかを確認し、マナーの範囲内で好みに合ったものを選ぶことも重要です。

気に入って自分で選んだドレスなら、「大切に着よう」という気持ちもより強くなるのではないでしょうか。

価格

小学生の女の子向けのドレスは、1,000円台で購入できるリーズナブルなものもありますが、10,000円以上の高価なドレスもあります。大人はやや高価なフォーマルドレスを購入しても、長期間活用できますが、子どもはサイズアウトすれば新調しなければなりません。

フォーマルドレスは着用頻度が高いものでもないので、「どれくらい出せるか」という予算を決めて選ぶことも忘れないようにしましょう。

購入かレンタルか

リーズナブルなものなら購入して数回しか着なくても「もったいない」と感じることは少ないでしょうが、高価なドレスは着用回数が少ないと購入に前向きになれないかもしれません。

結婚式に着ていく服は購入だけでなく、レンタルするのも1つの方法です。

高価なドレスは、購入よりもレンタルのほうがお得なケースも多いといえます。また、着用後のクリーニングや保管などの心配がないのもメリットです。

子どもドレスのおすすめ人気ランキング【2025年】(https://my-best.com/1772

小学生が結婚式に参加する際の靴や靴下はどうする?

AdobeStock

結婚式での服装は、足元や小物にも気を遣うとトータルコーディネートがよりよくなります。小学生の場合、靴や靴下はどのようなものを選ぶとよいのでしょうか。

男の子の場合

男の子は、黒色の革靴が無難です。最近は履きやすくデザイン性の高い革靴風の製品もあります。スニーカーは基本的にNGですが、年齢が低く、履きなれない革靴は脱げたり歩きにくかったりする場合は、フォーマルに合わせやすいデザイン・カラーのスニーカーを履いて参列する子どももいます。

どのような靴もきれいにお手入れし、足元まで美しく見えるようにしましょう。

靴下は無地の黒やネイビーがおすすめです。くるぶし丈は避け、ひざ下~ふくらはぎくらいまでのものを選びます。長ズボンならあまり見えませんが、半ズボンを履く際は特に靴下にも気を遣いましょう。

女の子の場合

女の子の靴は、つま先が見えないエナメル性のもので、服装に合った色やデザインを選びます。定番の白や黒はどのような服装にも合わせやすく、入学式や発表会などにも活用できます。結婚式の場を意識し、ゴールドやシルバーなど、華やかな色を選ぶのもおすすめです。

デザインや色合いが落ち着いたワンピースなどを着る場合は、足元にアクセントを持ってくるのもよいでしょう。

靴下は、制服やセットアップなら男の子同様、白や黒、紺色で長めのものだとバランスよく見えます。ドレスの場合も落ち着いた色を選びますが、デザインや丈に合った長さで、フリルやリボンなどの装飾にもこだわると、ドレスのかわいらしさが引き立ちます。

髪型や小物にも気を遣おう

服装や靴がきちんとしていても、髪型が合っていないと全身を見たときに不自然です。男の子はワックスなどを使ってまとめるだけでも、清潔感が出ます。

女の子も、ハーフアップやアップスタイルですっきりとまとめましょう。ロングヘアの場合は、ポニーテールにして毛束を何カ所かゴムで留める、ショートヘアならワックスをつけて整えてカチューシャをするなど、簡単なアレンジでも「きちんと感」を演出できます。

小物を工夫するのもおすすめです。男の子はネクタイや蝶ネクタイに加えて、ポケットにチーフを入れるとおしゃれ度がアップします。女の子は髪飾りによってヘアアレンジがより引き立つので、服装に合わせて選びましょう。

結婚式での子供の服装マナー・NGポイントは?女の子・男の子別おすすめコーデ(https://shop-list.com/kids/lp/column/wedding-guest

小学生も結婚式の服装は「フォーマル」が基本!好みも踏まえてドレスなどを選ぼう

AdobeStock

結婚式の服装は、小学生も「フォーマル」を意識して選びます。マナーの範囲内で、年齢に合ったおしゃれを楽しむと、子どもも喜びますし、式場が華やかになります。

お祝いの場にふさわしいスーツやワンピース、ドレスを選び、新郎新婦の門出を祝福しましょう。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

大学・大学院にて日本語学を専攻し、修了後は日本語学校に非常勤講師として勤務。2018年よりウェブライターに転身し、さまざまなメディアで記事を手がける。2人の子を持つ「ママライター」として、日々育児に仕事に奮闘中。

目次