福岡市中央区にある「焼鳥大将 笹丘店」は開店と同時に店内がにぎわうと評判。炭火焼きの串物が「とにかく安くてうまい」と聞いて早速行ってきました。
※文中の価格は全て取材時の税込み価格
炭火でじっくり焼いた「串もん」1本77円から

福岡市地下鉄七隈線の別府駅から歩いて約17分。約30年前にオープンした同店は、「大将」と書かれた大きな看板が目印です。2代目の澤田守さんは25年前に先代から引き継いだとか。

開店直後なのに、店内は1階のカウンター席もテーブル席もお客さんで埋まっています。2階席もあり「休日前はいつもにぎわっていますよ」と澤田さん。調理場の中央にある焼き台からもくもくと煙が立ち上り、炭火焼きの香ばしい匂いが漂っています。

メニューを見ると「串もん」が1本77円からあり、数えてみると100円以下が8種類。驚き価格の行列に衝撃が走りました。
1番人気は1本88円の「鳥皮」。タレと塩を5本ずつ!

同店の1番人気という「鳥皮」は1本88円。タレと塩5本ずつ注文することにしました。ついでに「生ビールも」と言いたいところですが、198円のウーロン茶で我慢。

注文後、キャベツがこんもりと盛られたお皿が目の前にどんと置かれました。パリパリで新鮮。自家製の酢だれがよく合っています。キャベツはお代わり自由♡

待つこと十数分で鳥皮10本が焼き上がりました。アツアツの鳥皮からおいしそうな香りが立ち上ります。これぞ炭火焼きの香り!

まずはタレをいただきました。外は程よくカリッとしていて、炭火焼きならではの力強い香ばしさがたまりません。タレは先代の頃から約30年もつぎ足して使っているそうですよ。
一方の塩は振り塩のあんばいが絶妙で、こちらも「超絶うまい!」とうならされました。とはいえ〝甘めタレ派〟の私としては「鳥皮はやっぱりタレが最高」。10本食べても880円なんてうれしすぎる~とパクパク。
100円以下の〝2桁串もん〟も追加で注文

「10本食べても1,000円以下」に気が大きくなり、1本100円以下の〝2桁串もん〟も追加で注文しました。「きも77円」「いか88円」「鳥ハツ88円」「砂ずり99円」「ミンチボール99円」。毎週末に足を運ぶという常連さんは「焼きにムラがなくて本当においしい。大将の焼き加減が抜群です」とにっこり。

「ピーマン77円」「白ねぎ88円」と、野菜の串も2桁です。炭火でじっくり焼くので、野菜が甘い。野菜嫌いの子どももパクパク食べられるに違いありません。実際に子連れのお客さんも多いそうです。

串もんの他に「一品もん」も注文しました。どれもリーズナブルで魅力的です。子連れにも人気の「じゃがバター150円」は、ジャガイモがほくほく。炭火の力で甘さが引き出されていました。
低価格を維持するのは「お客さんの笑顔のため」

3年前から同店でアルバイトをしているという福岡大3年の加藤千佳さんは「おくらやうずらの巻きもんも人気です。週末はいつも忙しいですが、お客さんがおいしいと言ってくれるのでうれしいです」と話します。

「材料費が上がって価格維持をするのは大変ですが、お客さんが喜んでくれるなら」と腕の確かな大将、澤田さん。おいしさと安さはもちろん、大将のまぶしい笑顔が多くのファンを魅了しているようです。
焼鳥大将 笹丘店
住所:福岡市中央区笹丘1-36-21
電話:092-752-2346


