7歳・9歳の息子を持つママライター、永野栄里子です。
小学生になると、「室内遊び=テレビゲーム」になりがちです。しかし、さまざまなジャンルで人気の内容を知っておくと、より楽しく、有意義な時間を過ごせます。
今回は、小学生の人気ゲームをジャンル別に紹介します。
【小学生】人気のSwitchタイトル

まずは、多くの小学生が使っているSwitchの人気ゲームを見てみましょう。
Minecraft(マインクラフト)
Minecraft、通称”マイクラ”は、2011年に正式リリースされた3Dサンドボックスゲームです。プレイヤーは”ブロック”と呼ばれる立方体のオブジェクト素材を使ってできたアイテムを使い、建築やバトル、冒険などを楽しめます。
「ボス討伐」「ストーリー完走」といった特定の目標がないマイクラは、プレイに終わりがありません。遊び方のアイデアは無限大で、計算力や計画性、創造性、論理的思考など、さまざまな能力アップ効果も期待できます。
プログラミング学習向けのマイクラもありますが、Switchゲーム版でも遊びを通して学習面への効果が実感できるかもしれません。
スプラトゥーン
スプラトゥーンは、インクで地面を撃って陣地を広げるシューティングゲームです。4対4のチームバトルで、ソロプレイはもちろん、友だちや家族と一緒に遊ぶこともできます。
2015年に第1作が発売され、その人気の高さから2017年には「スプラトゥーン2」、2022年には「スプラトゥーン3」も登場。キャラクターやゲームモードが増えるなど、進化を遂げていまもなお多くの人にプレイされています。
フォートナイト
フォートナイトは、2017年に公開されたオンラインマルチプレイヤーゲームです。協力プレイでモンスターを撃退する「世界を救え」モード、最大100人で生き残りを競う「バトルロイヤル」モード、独自の世界(マップ)を作成したり、他者の作ったマップで遊べる「クリエイティブ」モードの3種類のプレイモードがあります。
最近は、クリエイティブモードで国内の自治体や企業が独自のマップを公開するケースも増えており、メタバース(仮想空間)としての注目度も高まっています。基本プレイは無料で、幅広い遊び方ができるので、自分に合ったモードやマップを気軽に探せるのも魅力です。
あつまれ どうぶつの森
あつまれ どうぶつの森(あつ森)は、無人島で釣りや虫とり、ガーデニング、部屋づくりなど、自由な時間を過ごせる疑似体験ゲームです。Nintendo DSなどでの過去作は「村」が舞台でしたが、Switch版は無人島でのスローライフを楽しめます。
ソロプレイはもちろん、ローカル/オンラインプレイでほかの人が作った島に出かけることも可能です。季節や時間帯と連動して変化する環境のなかで、かわいらしい世界観と自由度の高さを満喫できるあつ森は、女の子を中心に高い人気を集めています。
スーパーマリオシリーズ
1985年に第1作が登場して以来、任天堂のゲーム機で多くのタイトルをリリースしてきたスーパーマリオ。Switchでもカートやアクション、スポーツ、パーティーゲームなど、さまざまなゲームを販売中です。
複数人で遊べる内容が多いスーパーマリオシリーズですが、特に「スーパーマリオパーティ ジャンボリー」や「マリオカート」は、操作が複雑すぎないのが特長です。子どもから大人まで楽しめる内容となっており、小学生にも人気を集めています。
Nintendo Switchゲームソフトのおすすめ人気ランキング【2025年】(https://my-best.com/4535)
【2025最新】小学生 Switchソフト!人気おすすめアイテムランキング(https://kurashi.biglobe.ne.jp/item_switchsoftware/keyword_elementaryschool/)
小学生に人気のゲームランキング。あつ森やフォートナイト、スプラトゥーンを抑えた1位は、世界で話題のあのゲーム(https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_66615cd5e4b0f9f6da7ff2f1)
【小学生】人気のスマホゲーム

昨今はスマホでゲームをする人も増えており、無料のゲームアプリは小学生にも多くプレイされています。小学生に人気の、5種類のスマホゲームを紹介します。
ポケモンシリーズ
1996年にゲームボーイで初代「ポケットモンスター」が登場し、その後、長年にわたり人気を集めているポケモンシリーズ。スマホでも、バトルゲーム「ポケモンユナイト」や、パズルゲーム「ようこそポケモンカフェ〜まぜまぜパズル〜」、位置情報ゲーム「ポケモンGO」など、複数のアプリが存在します。
25年以上の歴史を持つポケモンは、親子で共通の話題で盛り上がるのにも最適です。ほかにも、睡眠や歯磨きなどの生活関連アプリ、ポケモンの世界をさまざまな視点で楽しめるゲームアプリが10種類以上あるので、気に入ったもので長く遊べるでしょう。
LINE:ディズニー ツムツム
ディズニー ツムツムは、LINEが提供する無料のパズルゲームです。ディズニーの人気キャラクターを3つ以上つなげて消し、得点を競います。操作がシンプルで、1回のプレイ時間は最短60秒。やり込んでいけば、キャラクター効果などで数分に及ぶ場合もありますが、何十分とやり続ける心配もありません。
ツムツムは定期的にイベントが開催され、クリアするとアイテムがもらえます。課金要素はあるものの、無課金でもじゅうぶんに楽しめますし、前述の通りサクっとプレイできるので、あまりゲームをさせたくない保護者も「ちょっとやらせて」といわれたときに遊ばせてあげやすいです。
筆者も時間があるとツムツムで遊びますが、いつもは見ているだけの次男が、先日「ちょっとやってみたいなぁ~」といってきたので、試しにさせてみました。ルールが簡単なので、1年生でも楽しめたようです。
素早く、キャラクターをできるだけ長くつなげるには画面を見て瞬間的に考え、手を動かさなければならず意外に頭を使うので、やりすぎなければよい効果が期待できるのかなとも感じました。
モンスターストライク
モンスターストライク(モンスト)は、2013年にサービスを開始したひっぱりアクションゲームです。こちらもキャラクターを引っ張って敵に当てて倒していくという、シンプルな内容になっています。
ゲームを進めていくと、クリアのための難易度は徐々に上がります。キャラクター選定やスキル付与、ひっぱり方などを考えるなかで、学習面に生きる力を伸ばせるでしょう。
また、モンストは定期的に人気のアニメ・マンガ作品とのコラボを行っています。好きな作品をゲームで楽しめるのもうれしい点ですが、キャラクターコンプリートのために「課金したい」と思う可能性もあるので、注意が必要です。
パズル&ドラゴンズ
パズル&ドラゴンズ(パズドラ)は、2012年にリリースされたパズルRPGゲームです。爆発的な人気から、3DS用ソフトや、アーケードゲーム、テレビアニメ、マンガなど、スマホアプリ以外もリリースされました。
敵を倒すには、3つ以上の同じ色のドロップをつなげて攻撃力を獲得します。ルールは違うものの、シンプルさや徐々に難易度が上がるあたりはモンストと同じです。パズル&ドラゴンズでもコラボイベントを頻繁に開催しているので、好きな作品とのコラボ時には、大人も一緒になって熱中できるでしょう。
にゃんこ大戦争
にゃんこ大戦争は、2010年にゲームソフトが登場し、その後、2012年にスマホアプリ版がリリースされました。アプリ内課金はあるものの基本プレイは無料で、1億ダウンロードを突破するほど人気の高いゲームです。
プレイヤーは、10体のキャラクターでチームを編成し、敵の城を攻め落とします。勝つともらえる経験値やアイテムで、キャラクターを強化することも可能です。
にゃんこ大戦争は、シンプルながらもやり込み要素の強いルールに加え、絶妙に”キモかわいい”キャラクターも、子どもたちの心をつかんでいます。
小学生に人気の無料アプリゲーム10選|男の子・女の子別にご紹介!(https://www.fantasy.co.jp/level99/media/free-app/)
スマホアプリ&サイトランキング(https://kids.yahoo.co.jp/event/mag/smp-ranking01/)
【小学生】人気のボードゲーム・カードゲーム

「スマホはあまり触らせたくない」「デジタルデトックスできる時間も欲しい」と思ったら、ボードゲームやカードゲームで遊ぶのもおすすめです。Amazonや楽天市場の人気商品を参考に、小学生が楽しめるものを紹介します。
モノポリー
モノポリーは、すごろくのようにサイコロを振って進み、土地を買ったりカードを引いたりしながらお金を稼ぐボードゲームです。
ゴールはなく、ボードの上を何周もしながら、止まったマスの土地や鉄道・電力会社などの購入を検討し、資産を増やしていきます。すでに他のプレイヤーが所有しているマスに止まったら、所有者にお金を払わなければなりません。
ただ土地を買い占めればよいわけではなく、戦略を立てないと破産してしまいます。ゲームを通して、お金の使い道や計算力を養えるのは、モノポリーのメリットです。また、日本語版は国内の有名な土地を巡るので、都道府県に興味が持てるのもよい点でしょう。
人生ゲーム
人生ゲームは、すごろく形式で職業選びや結婚、住宅購入、出産といった、人生に関わるさまざまなイベントを進めていき、億万長者を目指すボードゲームです。
日本では1968年に初代人生ゲームが発売され、その後、2024年10月までに100以上のバリエーションが展開されています。なかには、アニメ作品や人気キャラクター、企業とのコラボもあります。
ゲーム内ではお金のやり取りも多く、計算する力が身につきます。また、どのような職業があるか、保険に加入する大切さなど、人生における大切な内容も学べます。
わが家は数年前、最大4つの追加エリアをカスタマイズできる2016年版人生ゲームを購入しました。息子たちは楽しく遊んでいましたが、次男が「鬼滅の刃」が好きで、コラボ商品があると知り、最近こちらも購入。ライフイベントは1つもありませんが、作品のストーリーに沿った内容と、お金ではなく「KP(呼吸ポイント?らしいです)」を貯めていくという斬新さで、心をつかんでいます。
Blokus(ブロックス)
Blokusは、ボードの上のマスの形に合わせ、角と角がつながるようにピースを置いて陣地を広げていくボードゲームです。ルールがわかりやすく、1回あたりのプレイ時間が15分程度とあまり長くないので、ちょっとした時間つぶしにも重宝します。
人気のボードゲーム・カードゲームといわれるものでも、ルールが複雑だと、それだけで敬遠してしまいます。子どももすぐにルールを理解でき、大人も説明書を読み込む手間がない”とっつきやすさ”は、Blokusの魅力でしょう。
Amazonや楽天市場でも、レビュー数が多く、スコアも非常に高くなっています。価格もリーズナブルなので、特別な日でなくても気軽に購入できます。
UNO(ウノ)
UNOは、対象年齢7歳以上と、まさに小学生に最適なカードゲームです。数字カードと記号カードから、場に出されているカードと同じ数字・色のものを出していき、手札が最初になくなった人が勝ち、というルールです。
若干の複雑さはありますが、「シンプルすぎてつまらない」ということも「わかりにくくてできない」ということもないのは、UNOが長年愛される理由だといえます。キャラクターコラボのカードも販売されているので、子どもが好きな絵柄のものでゲームに没入しやすくするのもよいでしょう。
音速飯店
音速飯店は、「チャー」「メン」「ハン」などの具材カードを素早く出して、中華料理名を作りながら手札をなくしていくカードゲームです。スピード勝負のゲームなので、1回あたりの所要時間が長すぎないのは、うれしいポイントです。
リズムよく、スピーディにカードを出していくと、実際の中華料理名だけでなく「ありそうで本当はない料理名」も登場します。ユニークな要素でワイワイ盛り上がれる音速飯店は、勝負が終わるとつい「もう1回!」と繰り返し遊びたくなる、どこかクセになるゲームだといえるでyそう。
レシピ カードゲーム
レシピ カードゲームは、カードに書かれた料理に必要な具材をいち早く集め、メニューを完成させるゲームです。効率的に必要なカードを集めるだけでなく、相手が集めているカードを予想して出すカードを工夫するなかで、思考力が高まります。
子どもに人気の料理8種類を集めた「レシピ」のほか、和食や日本各地・世界の料理、スイーツ、イベントなど、さまざまなラインナップがあります。また、メニューと具材を0から考えてオリジナルのカードゲームを作れる、「オリジナルレシピ」も販売中です。
【2025年】ボードゲームのおすすめ43選 子供から大人まで楽しめる定番ゲームも紹介(https://www.biccamera.com/bc/i/topics/osusume_board_game/index.jsp)
Amazon(https://www.amazon.co.jp/)
楽天市場(https://www.rakuten.co.jp/)
小学生がさまざまなゲームを楽しむポイント

小学生が人気ゲームをより楽しむためには、ポイントに注目してジャンルやコンテンツを選びましょう。また、子どもの成長につながる内容かどうかも視野に入れると、保護者も安心して遊ばせることができます。
年齢に合った内容を選ぶ
小学生といっても、1年生と6年生では「楽しい」と感じるものは違います。また、ルールの理解度も異なるので、年齢に合った内容を選ぶことが重要です。
特に、年齢が低い子どもはシンプルですぐに覚えられるゲームのほうがよいでしょう。低学年が熱中できるゲームのなかには、高学年、大人まで盛り上がれるものも意外と多いです。
ゲームに関するルールを決める
Switchやスマホゲームは、事前にゲームに関するルールを決めておきましょう。長時間のプレイは、視力低下や不眠、ゲーム依存といった悪影響を及ぼす可能性もあります。
ルールは保護者が一方的に押しつけるのではなく、子どもと相談しながら、頻度や1回あたりの時間、課金・オンラインの約束などを細かく決定します。
守れなかった場合のペナルティもあると、より「ルールを徹底しよう」という気持ちが高まります。しかし、「一生ゲームをさせない」「ゲームを捨てる」など、極端すぎるとルールを破っても実行が難しくなりますし、子どもも楽しみきれないので注意が必要です。
また、カードゲーム・ボードゲームについても、きょうだいや友だちとのトラブルが起こらないよう、年齢に応じて見守りやルールの確認をするとよいでしょう。
家族で遊べる内容を考慮する
小学生のゲームは、家族で遊べるものを選ぶのも1つの方法です。
休日も大人は忙しく、自宅にいるとつい「子どもだけでゲームをして」といいたくなってしまいます。しかし、ゲームを通じてコミュニケーションを図れば、日常的に会話が増え、子どもも悩みや相談をしやすくなります。
どのゲームを選ぶか迷ったら、「家族皆で楽しめるもの」という観点で選んでみてはいかがでしょうか。
知識・思考力につながるものを選ぶのも◎
ゲームばかりしていると、学習面への不安が高まります。特に、Switchやスマホゲームはそういった思いが強くなりがちです。
しかし、一概に「ゲームは悪」ということはなく、クリアするために試行錯誤したり、諦めずに挑戦したりするなかで、思考力や集中力が高まり、努力する習慣ができることもあります。また、英語や漢字、歴史などを題材にした本格的な学習系のゲームは、楽しみながら知識をつけられます。
ゲーム選びで最も重要なのは「楽しい時間を過ごせるかどうか」ですが、子どもの力を伸ばすことにも注力したい場合は、少しでも身になる内容にするとよいでしょう。
小学生の人気ゲームは多数!子どもに合った内容でよりよい自由時間を

小学生の人気ゲームにはいろいろなものがありますが、どのジャンルでも「ルールが比較的シンプル」というのは基本のように感じます。子どもの興味・関心に合った内容で、できれば家族や友人と一緒に取り組めるものを選ぶと、遊びを通して人とのコミュニケーションも楽しめます。
購入者のレビューなども参考にしながら、最適なゲームを見つけてみてください。