みなさん“農泊”を知っていますか?
農泊とは、農林漁業が盛んな地域に泊まり、その地域で親しまれるソウルフードや文化、観光スポットを楽しみながら、都会では味わえない特別な体験を満喫すること。福岡にはそんな農泊を楽しめる地域がたくさんあるんですよ!
そこで、LOVE FMのパーソナリティ・DJ LUEが福岡県うきは市で初めての農泊を体験♪ さらにうきはならではのグルメや文化を楽しめるスポットも巡り、農泊の魅力をたっぷり満喫してきました!その様子をレポートします♪
里山ステイのおすすめ①『小塩の灯り』

福岡県うきは市の西部に位置する小塩地区。山のふもとに広がる田園風景が美しく、梅雨時には無数のホタルが舞い、清々しい空気を全身で浴びることができます。そんなのどかな小塩地区でくつろぎの里山体験を楽しめるのが、1日1組限定の貸切コテージ『小塩の灯り』です。

開放感あふれる広い窓の外に続くテラス。目の前に広がる雄大な山々と長閑な景色に、LUEさんもテンションが上がります♪
コテージは鮮やかな色合いのインテリアで彩られ、北欧テイストの心地よい空間が広がります。キッチン・ダイニングからリビング、座敷までがひと続きになった間取りで、大きなクッションソファに身を委ねたり、読書を楽しんだり。キッチン用品や家電、食器も揃っているので、自炊しながら自宅のようにリラックスできます。

ジャグジー付きのお風呂からは、美しい山里と田園風景を一望。明るい時間に湯船に浸かれば、贅沢な気分でリフレッシュできそうですね!


お風呂のあとは、畳スペースでのんびり休憩を。座敷が12畳あり広々としているので、ファミリーやグループの農泊にもぴったり♪ 大画面テレビもあるので、夜はホームシアター気分を楽しめますよ。

そして何よりの魅力は、す〜っと心をときほぐす大自然の景色。テラス席で食事を楽しんだり、コーヒー片手にのんびり過ごせば、身も心も満たされるはず。
小塩の灯り
福岡県うきは市浮羽町小塩2158-2
協議会名:うきは中山間地区農泊推進協議会
TEL:0120-502-076(受付時間:平日10:00〜17:00)
里山ステイのおすすめ②『石垣の別荘』
『小塩の灯り』から車で約5分、特別な農泊を堪能できる『石垣の別荘』があります。

丘陵地の入り口に昨春オープンした宿で、三角屋根が目印。立派な門扉もあり、まるで旅館の離れのような風格を漂わせています。
築100年超の古民家を改装し、和モダンのスタイリッシュな宿へ。中に入ると目に飛び込むのは、石垣を背に佇む巨大なキッチンカウンター! 高級料亭を訪れたような特別な雰囲気で、LUEさんもトキメキが止まらない様子。近くの道の駅などで新鮮な野菜や食材を持ち込んで料理をしたり、夜は地酒とともに静かな夜を楽しんだり、思い思いの時間を過ごせます。

漆喰壁と重厚な梁、温もりのある無垢材に包まれて、初めて訪れるのになんだか懐かしい気持ちで、ホッとできる空間です。

デッキ付きのジャグジーもポイント! ほてった体をテラスでクールダウンし、大自然の景色を独り占め。サウナに入らずとも爽快感に“整い”そう。

テーブルやチェア、BBQグリル付きのコンロも揃っているので、アウトドアスペースでBBQを楽しむのもおすすめです。宿を予約の際に、うきは市の旬の食材を味わえるバーベキュー付きのプランも選んでくださいね。凛とした空気と大自然の趣きに、心ゆくまで癒されましょう。
石垣の別荘
福岡県うきは市浮羽町小塩2634-2
協議会名:うきは中山間地区農泊推進協議会
TEL:0120-502-076(受付時間:平日10:00〜17:00)
5種類のイチゴを堪能♪『春光園』のフルーツ狩り
全国有数のフルーツの産地で、「フルーツ王国」と呼ばれているうきは市。冬から春にかけてはイチゴ、夏は桃やブルーベリー、ぶどう、梨、秋は柿など、一年中フルーツを味わうことができ、直売所や道端の無人販売などでも旬のフルーツを買うことができます。

「うきはに行ったら、まずやりたいのはフルーツ狩り!」という人も多いはず。今が旬のイチゴを味わうならココ! 5種類のイチゴ狩りができる『春光園(しゅんこうえん)』を訪れました♪

ハウスに足を踏み入れると、ふわっと広がるイチゴの甘い香り。「あまおう」「かおりの」「紅ほっぺ」「あまえくぼ」「恋みのり」と5種類の栽培棚がずらっと並びます。

耳納山麓の地下水ですくすく育った新鮮なイチゴは、ツヤが美しく真っ赤っか! 一口じゃ食べきれないような大きなイチゴもたくさん実っています♪

それにしても摘みたては格別。口に入れた瞬間、フレッシュな甘みと濃厚な香りが広がります。5品種を食べ比べできるのも贅沢ですね(しかも60分食べ放題!)。それぞれの形・香り・食感・味わいをじっくり堪能しながら、お気に入りの品種を見つけてみてください。
春光園(しゅんこうえん)
福岡県うきは市浮羽町山北783-172
TEL:0943-77-4118
営業時間:9:00〜17:00(要予約)
定休日:不定休
金継ぎ体験を楽しめる『金継ぎテカラ』

うきはで楽しむ体験型コンテンツとして注目したいのが、金継ぎ教室。器好きなら興味がある人もいるのでは?「金継ぎ」とは、欠けたり割れたりした器を、漆を使って修復する伝統技法。
修復作業は3カ月以上かかることから、なかなか日帰りで体験できる機会が少ないのですが、『金継ぎテカラ』では工程の一部「接合部分への地塗り(地描き)」「金粉を蒔く」作業を体験でき、金継ぎの伝統文化に触れることができます(3ヶ月前に要予約 ※状況によって受け入れが難しい場合もあります)。

体験教室では先生が予め準備してくれた修復作業中の器を使います。少人数制とあって先生にしっかり教われるので初心者でも安心です。金継ぎにずっと興味があったというLUEさんもドキドキワクワクの初挑戦♪

接合部分に地塗り(地描き)する作業は、うす〜くほそ〜く、ゆっくりと筆を滑らせるように描くのがコツ。やってみると意外と難しく、筆先に意識を集中させながら漆を引いていきます。「繊細な線を描くのが難しいけど、写経みたいに黙々と一人の世界に没入できるのがいいですね」とLUEさん。
そして、漆を塗った部分に筆を使って金粉を蒔いていきます。金粉以外に銀粉や錫(すず)で表現することもでき、銀継ぎや漆継ぎの体験も可能です。

「LUEさん上手です!」と先生からも太鼓判をもらって大満足。仕上げや乾燥などの最終工程は先生が引き継いでくれて、完成した器を自宅に後日配送してもらえます。
「農泊で憧れの金継ぎを体験できてうれしい! 伝統文化や創作の楽しさだけでなく、ものを大切にする価値観も改めて見直せて有意義な時間になりました」とLUEさん。興味がある人はぜひ、体験予約をお早めに。
金継ぎテカラ
福岡県うきは市吉井町富永2261-10
※完全予約制
九州イチの人気を誇る『道の駅 うきは』

筑後平野が一望できる高台にあり、「くど造り」の木造建築が印象的な『道の駅うきは』。観光メディアが行った「九州・山口道の駅人気度ランキング」では、総合部門で8年連続1位(※2023年時点)を獲得し、「JAF会員が選ぶ!イチオシ道の駅グランプリ2024」でも九州・沖縄エリアで総合1位に輝いた、大人気のスポットです。

来年25周年を迎え、現在リニューアル工事が着々と進んでいますが、仮設店舗で営業中なのでご安心を! 新鮮で旬なフルーツをはじめ、毎朝採れたての新鮮野菜、地域を代表する特産品、パンや惣菜、スイーツ、加工品なども目白押し。LUEさんもよく訪れるそうで、丸ごとローストチキンがお気に入りだとか。

こぶしサイズの特大あまおうを発見! 他にも、フルーツ王国ならではの珍しい品種や元気いっぱいの農作物が並び、豊富なバリエーションに釘付け!
隣接する観光交流施設『ウキハコ』では地域の観光情報を収集でき、レンタルサイクルを借りられるので、自転車で澄んだ空気を味わいながら散策するのもおすすめです。
道の駅 うきは
福岡県うきは市浮羽町山北729-2
TEL:0943-74-3939
営業時間:3~12月は9:00~18:00(1・2月は~17:30)
定休日:第2火曜(祝祭日の場合は翌日休み)
92基の鳥居と雄大な景色に感動!『浮羽稲荷神社』

城ヶ鼻公園内に佇む『浮羽稲荷神社』。ここには、商売繁盛や五穀豊穣を司る稲荷大神(いなりおおかみ/伏見稲荷神社より勧請)、酒造や健康・長寿を守護する大山咋神(おおやまぐいのかみ/京都・松尾大社由来)、そして学問の神として名高い菅原道真公(太宰府天満宮より勧請)の三神が祀られています。

神社へ続く参道には、山の斜面に沿って鮮やかな鳥居が92基も連なり、他では見られない神秘的な佇まい。そして石段を登った先に、筑後平野を一望できる絶景が待っています。澄んだ空気のなか、晴れた日には原鶴温泉や遠く甘木方面まで見渡せるほどの開放感! 春には桜が彩りを添え、訪れる人々を魅了します。
朱色の鳥居と平野の広大な景色のコントラストに思わず感動。SNSでも写真映えスポットとして人気で、「私も写真撮りた〜い!」と記念写真をパシャリ♪
参拝後におみくじを引いてみると、LUEさんは大吉! 感動の絶景と開運の兆しが農泊体験の思い出として加わりました♪
浮羽稲荷神社
福岡県うきは市浮羽町流川1513-9
TEL:0943-76-3980
参拝自由

うきは市の農泊体験をはじめ、福岡で楽しめる農泊のラインナップは「農泊ふくおか」のHPをチェック! 気になる地域や参加してみたい協議会を探して、気軽に問い合わせてみてくださいね。

(ライター:シモーヌ)