5歳になった娘。以前に比べて自己主張が強くなり、ああだこうだと理由をつけてはやりたくないことを後回しにすることが増えました。今の私の悩みは、そんな娘をどうやって時間通りに動かすかということ。怒って無理やり指示をしても逆効果なので、その方法を模索していました。そんな時期に保育園で同級生のママから、ある必殺技を教えてもらったのです。
保育園の懇談会で知った神業

ある日の保育参観の後、グループで子どもたちの家での様子を話し合う時間が設けられていました。私が参加したグループはあまり話したことのないママが多かったのですが、声をかけてもすぐに動かない娘のことが悩みだったので思い切って相談してみました。
すると、一人のママが、
「それ、うちで成功したいい方法がありますよ!」と教えてくれました。どうやらその家ではアレクサを導入していて、指示をアレクサに頼んでいるというのです。
目から鱗!現代の育児
そのやり方は、お風呂の時間や寝る時間ごとに細かくアラームをかけるというもの。しかも単にアラームを鳴らすのではなく、時間になったら
「〇〇ちゃん! 〇〇の時間だよ!」と声をかけてもらうそうなんです。
「うちはアレクサを設定してから、娘がちゃんと動くようになったんです! 私が指示するよりよっぽど効き目ありでしたよ!」と熱く語るそのママに、私は「もしかしたらうちでも使えるかも…!」と大きな期待を抱きました。
わが家にもやってきた「アレクサ」

もともと私が欲しいと思っていたアレクサ。この出来事をきっかけに、生活の役に立つならと思い購入しました。そして言われたように、まずは寝る時間の設定をしてみました。わが家は21時には寝室に向かうことを目標にしていますが、最近は娘のイヤイヤで21時半を過ぎることが続いていました。そこで、20時45分にアレクサを設定します。
「〇〇(娘)ちゃん、そろそろ寝る時間だよ!」設定した時間になると、アレクサが娘の名前を呼んで就寝時間を伝えてくれました。
「なにこれ! アレクサが〇〇ちゃんて名前呼んだよ!」と興奮ぎみな娘。
それに乗っかるように
「すごいね! アレクサが寝るって言ってるし、〇〇もそろそろトイレ行って寝ようか?」というと、
「そうだね、おやすみしよう」と、自ら寝室に向かう娘。想像以上に、アレクサの効果は絶大でした。
物知りアレクサ先生…?

それから娘は、話しかけるとなんでも答えてくれるアレクサに夢中。
「地球には何人人がいるの? 髪の毛は何本あるの?」など、素朴な疑問があればアレクサに聞く習慣ができました。
また、私たちがすぐに答えられないことでも、
「アレクサに聞いてみようか」と質問するとすぐに答えてくれるので、親としてもとても助かっていました。こうして娘は、アレクサとの仲をどんどん深めていきました。なんでも答えてくれるアレクサをとても信頼している様子です。
ある日、またいつものように娘が
「アレクサ!」と話しかけました。今度は何を質問するのだろうと、何の気なしに聞いていました。すると…。
「保育園の〇〇ちゃん、元気なかったんだけどなんでかな…?」と質問。まさかの問いかけに、笑いそうになるのを必死にこらえます。
「すみません、ちょっとわかりません」アレクサの返答はまさかの返事だったようで、
「なんで知らないのー!」と不服そうな娘。その様子があまりに真剣なので、子どもの純粋さを改めて実感しました。
こんなことがありつつも娘とアレクサの関係は相変わらず良好で、それを見ている私たち夫婦はとても癒されているのでした。
(ファンファン福岡公式ライター/aoyama)


