少しずつ暖かくなり、動物や虫たちの活動が活発になる季節。春の訪れは嬉しいものの、ゴキブリとはできる限り遭遇したくないですよね。実は私、築古マンションに住んでいたときにある日突然ゴキブリ地獄に突き落とされた経験があります。その原因は、まさかの隣人の引っ越しでした。
快適だった築30年のマンション生活に異変が!

当時、私は築30年以上の古いマンションに住んでいました。立地のわりに家賃が安く、ペットも飼えるということで当時飼っていたウサギと一緒に暮らすために入居。築古とはいえ、虫の発生もほとんどなく、平和な日々を過ごしていました。
もちろん、マンションの外やベランダで黒い影を見かけることはありましたが、部屋の中ではほとんど見かけず、ゴキブリ対策も毒餌剤を置く程度で済んでいました。しかし、そんな平和な生活を一変する出来事があったのです。
ある日、隣人が引っ越すことになりました。築古マンションでは住人の入れ替わりが激しく、「また誰か引っ越したんだな」くらいにしか思っていませんでした。
まさか、翌日からわが家が戦場になるとは夢にも思っていなかったのです。
引っ越しの翌日、キッチンで異変が!

隣人が引っ越した翌日の夜、リビングでテレビを見ていると、電気を消した暗いキッチンで何かが動いた気がしました。
恐る恐る確認すると、小さな茶色い影が。
「え!? ゴキブリ!?」パニックになりながらもスプレーを手に取り、一撃。
なんとか退治しましたが、これまで部屋で見たことがなかったので恐怖に震えました。「たまたま入り込んだのかな?」そんな楽観的な考えも、翌朝には打ち砕かれました。
朝、キッチンの電気をつけるとパッと動く茶色い影が3匹。しかも昨日より増えています。さらに翌日もその翌日も、夜になると必ず数匹がキッチンだけでなく脱衣所にも現れるようになり、すでに「たまたま見つけた」のレベルではなくなっていました。
殺虫剤が効かない!? ゴキブリとの終わりなき戦い
慌てて殺虫剤を買い足し、毒餌剤を置きまくるも状況は一向に改善せず。むしろ、日を追うごとに増えている気さえしました。
一体どこから侵入しているの? ゴキブリの出没場所を観察すると、キッチンの排水溝周辺や部屋の隙間から現れることが多いと判明。そこでようやく気づきました。
「もしかして、隣の部屋から流れてきてる!?」引っ越しで、もぬけの殻となった隣の部屋は水道や電気が止まっているはず。隣の部屋に潜んでいたゴキブリたちが、水場を求めてわが家に流れ込んできたのだろうという結論に至りました。
効果抜群! 排水溝&隙間を埋めるだけで撃退成功

そこからは、ゴキブリとの本気の戦いが始まりました。ネットで調べ、ありとあらゆる侵入経路を塞ぐ作戦に!
排水溝の隙間 → 防水パテで埋める
換気扇や通気口 → 目の細かいフィルターを貼る
キッチンの隙間 → 養生テープでカバー
ドアや窓の隙間 → 隙間テープを貼る
口コミ評価が高いホウ酸ダンゴを新たに購入し、より効果的な場所に設置しました。すると、なんと数日後にはゴキブリの姿がピタッと消失! あの地獄のような日々が嘘のように、わが家は再び平穏を取り戻しました。
引っ越し後のゴキブリ対策は必須

今回の経験を通して学んだことは、築古マンションでは隣人の引っ越しが「ゴキブリ大量発生の引き金になることがある」ということ。
もし古い物件に住んでいるなら、キッチンや洗面所の排水溝付近に隙間がないかチェックし、徹底的に隙間を埋めることをおすすめします。実際にこの対策だけでゴキブリを完全に排除できました!
その後、私は築浅のマンションに引っ越しました。新居では今のところゴキブリの発生はゼロ! 虫に怯えない快適な生活を送っています。
「築古でも大丈夫!」と思っていた私のような方は、ぜひ隙間対策をお忘れなく。あの恐怖を味わう前に…!
(ファンファン福岡公式ライター/ぴょんママ)


