<もう無理!>義両親との同居がスタート 最初の1週間で悟った現実とは…

義父の定年退職を機に、義両親との同居生活が始まりました。最初は「家族が増えてにぎやかになる」と前向きに考えていましたが、わずか1週間で「これは無理かも…」と悟ることに。生活習慣の違い、気遣いによるストレス、そして「自分の家なのに居場所がない」という感覚。最初は我慢できると思っていましたが、夫に泣きながら訴えることになるのです。

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同居のきっかけ

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 義父の定年を機に、
 「これからは一緒に暮らしたい」と義両親から提案され、夫も
 「助け合えるし、いいんじゃない?」と賛成。

 私も「何とかなるかも」と思い、私たちの家での同居がスタートしました。義両親が引っ越してきた日、義母は
 「家事は任せてね」と笑顔で言いました。その言葉にホッとし、安心したのを覚えています。しかし、その夜から早くも違和感を覚えました。

気疲れの日々

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 夕飯の準備をしようとキッチンに立つと、義母が
 「私がやるから座ってて」と言います。最初は気遣いだと思っていましたが、翌日も、その翌日も義母が仕切り、私は家事から遠ざけられていきました。

 さらに、義両親は22時には寝て朝5時には起きるという早寝早起きの生活リズム。一方、私は夜に少しゆっくりしたいタイプですが、義母に
 「そろそろ寝たら?」と言われることが増え、次第にプレッシャーを感じるように。

 朝も、私が起きると義母が朝食を用意済み。「ゆっくり寝ててよかったのに」と言われるたびに、「逆にもっと早く起きたほうがいいって言われてるみたい…」と落ち着かない気持ちになっていきました。

居場所がない感覚

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 リビングでは義父がテレビを見ていて、なんとなく居心地が悪い。キッチンに行けば
 「何か飲む?」と義母に気を遣われる。もちろん親切心なのは分かっていますが、どこにいても遠慮してしまい、家の中でリラックスできなくなりました。

 お風呂に入るタイミングひとつとっても気を遣います。義父や義母がまだなら「先に入ってもいいのかな」と迷い、後にしようと思っても「早く入らないと悪いかな」とそわそわしてしまうのです。好きなタイミングでシャワーを浴びることすら気楽にはできず、ストレスは溜まっていきました。

 そして「ここって本当に私の家なのかな?」と思うようになりました。まるで、私が義両親の家に泊まりに来ているような感覚。気を遣いすぎて、心からくつろげる瞬間が見つからないのです。

涙の訴えと変化の兆し

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 ある夜、ついに限界を迎え、夫に
 「もう無理かも…」と泣きながら訴えました。
 「お義母さんは親切だけど、それが逆にしんどい。家にいても落ち着かない」と本音を伝えると、夫は
 「俺から話してみるよ」と言ってくれました。

 翌日、夫が
 「もう少し〇〇(私)の好きにやらせてほしい」と義両親に伝えると、義母は
 「そんなふうに思わせてたなんて気づかなかったわ…」と驚いた様子。その日から少しずつ距離が生まれ、私がキッチンに立つ時間も増えていきました。

 義母は
 「あなたも色々気を遣ってたのね、ごめんね」と言ってくれました。その言葉に、やっと少し心が軽くなった気がしました。理想の同居とは違いましたが、夫に本音を伝えたことで、少しずつ改善の兆しが見えてきて本当に良かったです。

 義両親との同居は簡単ではなく、気遣いと遠慮のバランスが難しく、最初の一週間で心が折れそうになりました。それでも「無理」と決めつける前に、本音を伝えてみることが大切なのだと実感しました。
同居はまだ続きますが、少しずつ「居場所」を取り戻していこうと思います。

(ファンファン福岡公式ライター/ぴち)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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