ゴミ捨てに出た私が、家に入れなくなった!? 1歳半の息子はギャン泣き…

「ちょっとゴミを捨てるだけ」そんな軽い気持ちで玄関を出た数分後、私は絶望することに。当時1歳半の息子がうっかりカギをかけてしまったのです! スマホも財布もなく、ただ外で立ち尽くす私。中ではギャン泣きする息子… どうする、私!?

ほんの数分のつもりが、まさかの締め出し!

写真AC

 「ちょっとゴミを捨てるだけだから、すぐ戻るし大丈夫」その油断が命取りになるとは、夢にも思いませんでした。

 当時1歳半の息子を家の中に残し、私はちょっとゴミ出しへ。ゴミ捨て場まではほんの数十秒。息子はリビングで遊んでいたので「すぐ戻るし問題ない」と軽く考えていたのです。

 ところが、戻ってみると玄関のドアはしっかりロック! なんと、息子が内側から鍵をかけてしまったのです。
 「うそでしょ…?」

 スマホも財布も何も持たず、まさかの締め出し状態。とっさに「鍵を開けて!」と息子に声をかけるも、当然ながら1歳半の息子には理解できず、ママの姿が見えないからと大泣きが始まりました。 まだ何もできない赤ちゃんを家に閉じ込めたまま、私は外に締め出されるという恐ろしい現実に直面したのです。

開かないドアに焦りMAX

写真AC

 玄関のドアは開かない、スマホもない、息子はギャン泣き… 完全に詰んだ状況に、私はとにかく助けを求めるしかありませんでした。

 どうにかしなければと、私は近隣のお宅に駆け込み電話をお借りして鍵屋さんへ連絡。しかし、ここでさらなる問題が発生します。
 「申し訳ありませんが、お宅の鍵はセキュリティが高く、うちでは開けられません」
 「えっ、鍵のプロでもダメなの!?」

 聞けば、わが家の玄関ドアは防犯性の高いダブルロックで、さらに窓もペアガラス仕様。簡単に開けることはできないらしく、鍵屋さんは「手を出せない」とのこと。絶望感で頭が真っ白になりました。窓ガラスを割るしかないのか…? でも、もし割ったガラスで息子がケガをしたら…。

 とにかく少しでも息子を安心させなければと焦る私に、ご近所の方が携帯を貸してくれて、私は息子の様子を確認するためにダッシュ。しかし、窓越しに見えたのは泣きじゃくる息子の姿。小さな手をガラスに押し当てながら、
 「ママ、マァマ…!」と泣くわが子を見て、私はどうしたらいいのかわからなくなりました。

頼れるのは義父母の合鍵!?

写真AC

 このままではどうしようもない… 夫に連絡を取るしかない! 自分の携帯が手元にない私は、唯一覚えていた夫の番号を頼りに近所の方から借りた携帯で連絡を試みました。

 「今すぐ帰れる?」と聞くも、夫は県外出張中ですぐには戻れない状況。しかし、ここで一筋の希望が! 義父母がわが家の合鍵を持っていることを思い出したのです。

 急いで夫から義父母に連絡してもらい、ふたりが駆けつけてくれることに。待っている間も、窓越しに見える息子はずっと大泣きしていて、私も泣きそうな気持ちに…。

 そして、待ちに待った義父母が到着。玄関の鍵が開き、私はついに息子をこの手に抱くことができました。息子はすぐに泣き止んでくれましたが、しばらく私から離れようとはしませんでした。

もう二度とこんな思いはしない!

写真AC

 あの日以来、私はどんなに短時間でも必ず鍵を持って出ることを徹底しています。

・玄関ドアに、子どもが簡単にロックをかけられないカバーを設置
・スペアキーを信頼できる人に預ける
・すぐに助けを求められるように、夫や義父母の連絡先を暗記しておく

 「ちょっとゴミを捨てるだけ」そんな油断が、思わぬトラブルにつながることも。特に小さなお子さんがいるご家庭は、鍵の管理を徹底してください!

 今でもあの日のことを思い出すと、血の気が引きます。息子に何もなかったことが唯一の救いでした。皆さんもどうか同じような目に遭いませんように…。

(ファンファン福岡公式ライター/Happymam)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

ファンファン福岡(fanfunfukuoka)は、街ネタやグルメ、コラム、イベント等、地元福岡・博多・天神の情報が満載の街メディア。「福岡の、人が動き、人を動かし、街を動かす」メディアを目指しています。