<夫婦でスポーツ観戦中>応援に力が入った私たちに発した娘の一言に猛省…

スポーツをするのも見るのも大好きな夫婦の私たち。子どもが生まれる前から一緒にスポーツをしたりして仲良く過ごしてきました。また、テレビでもワールドカップやオリンピックなどを一緒に見て応援して盛り上がっていました。そんな私たち夫婦がスポーツ観戦を通して、子どもに思いやりを持つ心を教えられたできごとをお話していきたいと思います。

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スポーツ観戦が好きな夫婦の私たち

写真AC

 試合があるとパブリックビューイングやスポーツバーに行く人もいるほどサッカーが盛り上がった2019年のサッカーワールドカップ。私たち夫婦もスポーツ観戦が好きだったので、毎回の試合を楽しみにリアルタイムで観戦していました。

 その日も家のテレビで、リアルタイムでサッカー観戦をしていた私たち。今までどの試合も1点差で勝ったり負けたり、追いついては追い抜かれの大接戦だったので、その日も「今日は勝つかな? 勝ってほしいな~!」と応援にも力が入っていました。

 テレビに向かって
 「そこだ! 攻めろ攻めろ! そうやいけいけー!!」と大声で応援していたときのこと。熱が入る私たちを横目に、2歳になる娘は自分の大好きなおもちゃで「我、関せず」といった態度でマイペースに1人で遊んでいました。

私たちの失言に子どもの反応は?

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 敵チームからナイスプレーでボールを奪った日本。敵側もまさかボールを取られるとは思ってもいなくて、敵側のゴール前のディフェンスはガラガラ状態。これは完全にゴールもらった! と言わんばかりのサービスプレーの中、力が入り過ぎたあまりシュートを外してしまった日本の選手。

 それを見ていた私たち夫婦は
 「あー! 今のは決めるところやろう!!」
 「もう決めてほしかったなあ」とプリプリ怒りながら言ってしまいました。

 それを聞いていた娘が、
 「一生懸命頑張っている人にそんなんいわんといたって!」と、とても強い口調で私たちに怒ってくれたのです。それを言われた私たちは、まさに鳩が豆鉄砲を食ったようなあんぐり顔に。

 そして
 「そうやな、ここの選手たちは日の丸、国を背負って戦ってくれているもんな。パパとママが悪かった!」と2人で大反省。そういうと娘は
 「もう本当にパパとママったらなんてこというの!」と言わんばかりの顔をしながらまた1人遊びへ。

 まだまだ2歳、されど2歳。言っていいことと悪いことの区別がしっかりついていて、頑張る人の気持ちに寄り添う娘の心と裏腹に、テレビで見ているとはいえ、頑張っている選手にひどいことを言ってしまったなあ… と夫婦で心から反省しました。

子どもから教えられた思いやりの心

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 その日からスポーツ観戦する時や、なにか頑張っている人を応援する時はもし仮にミスをしたとしても
 「惜しい惜しい! もう1回諦めずに頑張れ!」と応援の仕方も変わるようになりました。

 そんな姿の私たち夫婦を見て娘も
 「頑張れ~! 次は大丈夫だよ~!」と一緒にスポーツ観戦をするようになりました。例えテレビで見ていて声は届かないとしても、選手の気持ちに寄り添って応援する。娘からそんな思いやりの心を教えてもらった私たちでした。

(ファンファン福岡公式ライター/谷野さおり)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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