福岡・天神「ワンビル」に行ってみた!  注目ショップにアート、グルメも! 現地レポ

壁面緑化とアートのコラボ「Future Bloom」ニコライ・バーグマン

 大型複合ビル「ONE FUKUOKA BLDG.(ワンビル)」が4月24日に開業!  130店舗のテナントが入り、福岡・天神の新たなランドマークとして注目を集めています。ショッピングもグルメもさらにアートまで楽しめる話題のワンビルに行ってきました!

目次

注目のショップがずらり!  九州初、新業態も  

 ワンビルは「創造交差点」をコンセプトに、訪れる人々を常にワクワク・ドキドキさせる場所づくりを目指しています。「リアルに人が集まるということを意識して、施設の随所に仕掛けをしています。みなさんにお楽しみいただければ」と西日本鉄道の林田浩一社長は語りました。 

<テナント数 130店舗>
・九州初出店 34店舗
・新業態 26店舗
・県内唯一 22店舗

西日本鉄道の林田浩一社長

アート好き必見!  124点の作品が彩る

 「単なる買い物にとどまらずいろいろな刺激を受けられるように」とアーティスト30人が手がけた124点の作品が展示されているのも魅力のひとつです。

(左から)「Future Bloom」ニコライ・バーグマン、「Pixel Tree」レアンドロ・エルリッヒ

 天神交差点に面した1階北西側広場にあるニコライ・バーグマン氏の壁面緑化とアートのコラボ「Future Bloom」や1階南西側広場にあるレアンドロ・エルリッヒ氏の「Pixel Tree」は開業前から目にしていた人も多いといえる象徴的な作品。

「TENJIN MOSAIC」Toyameg

 Toyameg(トーヤメグ)氏の「TENJIN MOSAIC(テンジン モザイク)」(4階)は、天神の交差点で繰り広げられる多様な出会いを描いた作品。色遣いや登場キャラクターがユニークです。

「境の石 天神」大西康明

 天井部分にもアートがあるのでお見逃しなく!  大西康明氏の「境の石 天神」(4階)は河原の石を銅箔で型取った作品です。山や洞窟のようにも見えるといい、想像力が膨らみます。

「Behind the street」Kishiro Sumita

 Kishiro Sumita氏の「Behind the street」(6階)は躍動感や希望をテーマに描かれています。カンファレンスホールの入り口にあり、ポジティブなエネルギーに引きつけられるように多くの人が立ち止まって眺めたり写真を撮ったりしていました。

「《鯨の目》シリーズ 海の血/Blood of the sea・シラ:白の森」大小島真木(中央)

 巨大なクジラの立体アート「《鯨の目》シリーズ 海の血/Blood of the sea・シラ:白の森」(大小島真木氏)(6階)も圧倒的な存在感があります。

タリーズコーヒー ワン・フクオカ・ビルディング店内。役目を終えたつり革がアートに変身

 タリーズコーヒーが西鉄とコラボした店舗内装(地下2階)にも注目を!  電車やバスで実際に使われていた車両、パーツ、つり革、レールなどを利用した“アート”で彩られています。

地下2階~地上4階のエスカレーター横の壁にある象嵌(ぞうがん)アートタイル作品「Mi volas paroli」鹿児島睦

編集部が気になった!  フロア別ポイント

【1階】高級感漂うブランド、カフェ、ロビー

ピエール マルコリーニ ワン・フクオカ・ビルディング店

 グランドロビーのある1階は、シャネル、ピエール マルコリーニ ワン・フクオカ・ビルディング店、THE CONTINENTAL ROYAL & Goh(ザ・コンチネンタル・ロイヤル・アンド・ゴウ)などが入ります。

グランドロビー。館内BGMは街や身の回りにある「環境音」が取り入れられているとか

【2階】カルチャー&ファッションゾーン

九州初出店のライフスタイルビューティーブランドLINC ORIGINAL MAKERS(リンクオリジナルメーカーズ)

 2階は大人の女性向けのファッション、音楽、カルチャーを発信するショップ21店舗がそろいます。

音響システムと音楽に精通したスタッフが丁寧に対応するFace Records TENJIN ONE FUKUOKA BLDG.

 九州初出店のFace Records(フェイスレコード) TENJIN ONE FUKUOKA BLDG.はアナログレコード専門店。1万枚以上の中古アナログレコードを取りそろえるほか、レコードの買い取りにも対応。プレーヤーも1万円台から並んでいました。

パリと東京を拠点とするライフスタイルブランドMaison KitsunéとCAFÉ KITSUNÉが隣接

 CAFÉ KITSUNÉ(カフェ キツネ)、MAISON KITSUNÉ(メゾン キツネ)も九州初。すてきなテラス席を備えたぬくもりのあるカフェでは福岡限定メニューや自家焙煎(ばいせん)コーヒー、オリジナルドリンクが味わえます。

CAFÉ KITSUNÉの「Sakura Matcha Latte」(950円)

【3階】日常に寄りそうライフスタイル提案

インテリア・デザイン雑貨を扱うViridian(ビリジアン)

 3階には生活雑貨、アパレル、アートギャラリーなどが27店舗。新しいライフスタイルを提案するフロアです。大人の男女が日常に使える上質なファッション雑貨が並びます。

アーティストの自由な発想とみずみずしい表現に出会えるSPIRAL GARDEN

 九州初上陸のSPIRAL GARDEN(スパイラルガーデン)はギャラリー、ショップ、カフェが一体になったワクワク感たっぷりのおしゃれ空間です。

【4階】本・アウトドアなど感性系

Cotopaxi(コトパクシ)。カラフルなファッション雑貨に心躍る

 4階は書籍を中心に都会のシーンでも余暇でも活躍するスポーツ、アウトドアショップ、ビジネス雑貨などの23店舗を展開。

LOVOTストア。家庭だけでなく、企業へのロボット導入相談も受け付ける

 九州初のLOVOT(ラボット) ストアの愛くるしいロボットがお客さんを出迎えます。触れて抱きしめて癒やされてください。

ビクトリノックス。「小さな工具箱」として親しまれているマルチツールなどをラインアップ

 140年の伝統を誇るスイス発のビクトリノックスはマルチツール、時計、トラベル、ビジネスギアが目を引きます。スタイリッシュで多機能、驚く軽さのスーツケースをチェックしてみてください。

【5階】毎日のランチに!「天神福食堂」

天神福食堂にはカウンター席、テラス席など209席。完全キャッシュレスでスピーディーな食事を提供

 5階は天神福食堂。1,000円以下の価格、天神交差点を眺めるロケーションが売りで、カフェ、お酒を楽しめる場として多くのシーンで重宝。オフィスワーカーにとって待望のランチスポットとして早くも人気に。

天神中心部にあるオアシスのようなテラス席。風を感じながらひと息ついて

【6・7階】開放感抜群の「スカイロビー」

落ち着いた雰囲気の空間が広がる

 6、7階は開放感、重厚感のあるスカイロビー。ビジネス、カンファレンスなどで利用可能です。

天井が高く、大きな窓からは天神の街が見渡せる

 自家焙煎のスペシャルティコーヒーが楽しめるREC COFFEE(レック コーヒー)、ローソンがあり、オフィス入居者、カフェで飲み物を購入した人が自由に利用できます。

REC COFFEE。ワンビル限定のフレーバーはちょっととがった味わい

 8~17階はオフィスフロア。18、19階はTHE ROOF ONE FUKUOKA HOTEL(ザ ルーフ ワンフクオカホテル)などが入っています。

【地下1階、2階】のれん街&大行列のドーナツ!

人気店や名店が並ぶ「iiTo TENJIN」と「天神のれん街」

 天神地下街や地下鉄空港線天神駅に直結していて、利便性抜群。仕事帰りに気軽に寄れるのがポイントです。

 地下1階はフードホール「iiTo TENJIN」と「天神のれん街」。15店舗が軒を連ね、天神エリア最大級の席数で展開されています。

AKOMEYA TOKYO。全国から厳選された20種類以上の米、ごはんのお供、食器、調理器具などを扱う

 地下2階には30店舗。九州初のAKOMEYA TOKYO(アコメヤ トウキョウ)が出店。米を中心にこだわりの食品や雑貨がセレクトされています。

1937年にアメリカで誕生し、創業から変わらないレシピで愛されるクリスピー・クリーム・ドーナツ
福岡限定グッズもそろう!

 中でも約9年ぶりに福岡エリアに復活したクリスピー・クリーム・ドーナツは大盛況。開業日の午前中に約3時間待ちの行列ができていました。福岡限定のリユーザブルバッグ、アクリルキーホルダー、Tシャツ、シールフレークも販売されています♪

天神地区の歴史が詰まった年表

 地下2階の東側外壁面(因幡町通り地下通路)には、天神地区400年の歴史が記された35mの年表を設置。「過去の記憶とともにノスタルジーを感じながら、新しいビルにも親近感を持ってもらいたいです」と西鉄の担当者。

(左から時計回りに)NEUTRALWORKS.(ニュートラルワークス.)、and wander(アンドワンダー)、SOUVENIRS(スーべニアーズ)、KEEN GARAGE(キーン ガラージ)

 開業日は、子どもを連れた女性、年配者の夫婦、ビジネスマンなど幅広い年代の人々が訪れていました。

 スポーツが盛んな福岡の土地柄を意識し、カジュアルで親しみやすい店舗が多めにラインアップされているのも特徴のひとつ。カジュアル派の編集部員にとっては、何度でも足を運びたくなる心地よさがありました。

 「アート×買い物×グルメ」。おしゃれも、癒やしも、おいしさも“天神の今”が全部そろう場所。今、天神に行くなら「ワンビル」へ!

ONE FUKUOKA BLDG.

住所 福岡市中央区天神1-11-1
営業 <ショップ>平日11:00~20:00/土日祝 10:00~20:00、<レストラン>11:00~23:00 ※一部店舗は営業時間が異なります
電話 0570-01-1553 平日 11:00~20:00、土日祝 10:00~20:00

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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