【パパの大失敗】「ちょっと整えるつもりが…」子どもの前髪カットでママが激怒した理由は…

週末の朝、ふと5歳の次男の前髪が目に入った私は、「ちょっとだけ整えてみようかな」と軽い気持ちでハサミを手に取りました。まさかそれが、ママを激怒させ、家の空気を凍らせる大事件に発展するなんて…。今回は、良かれと思ってやったことが、大きな夫婦げんかを引き起こしてしまった大反省の一部始終をお話しします。

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「切っちゃおうかな…」軽い気持ちのはずが

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 ある週末の朝、いつもより少し時間に余裕があった私は、5歳の次男の前髪が目にかかりそうになっているのに気づきました。いつも食事中に邪魔そうにしていたのを思い出し、「少しだけ整えてあげようかな」と軽い気持ちで思い立ちました。

 普段は美容室や床屋で切っており、その様子を見ていると自分でもできそうな気がしていました。もちろん、今まで自分の髪も、子どもの髪も切ったことはありません。しかし、私の実家では父親が子どもの髪を切るのは当たり前でした。

 妻も「伸びてきたね~」と最近言っていたところ。
 「ちょっとだけ整えるくらいなら問題ないだろう」と思い、次男を椅子に座らせ、台所からキッチンバサミを持ってきました。

想定外の仕上がりに!?

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 いざハサミを入れてみると、予想以上に前髪が浮いてしまい、「あれ?」と少し動揺してしまいました。慌てて何とかバランスを整えようと切り進めるうちに、どんどん短く、しかもガタガタに…。最終的には、前髪は眉毛の上で不揃いになり、まるで昭和レトロなおかっぱ頭の“ザンギリくん”になってしまいました。

 次男は鏡を見て「へへ~ん」と笑い、まんざらでもない様子。私も「本人が満足しているなら、いいか」と思ってその場は軽く流してしまいました。この時は、まさか、あんな“大惨事”になるとは思いもせずに…。

ママの怒号炸裂!パパの独断行動が招いた修羅場

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 数時間後、仕事から帰ってきた妻が次男の頭を見るなり、動きがピタッと止まりました。そして、振り返って私に向けるその目は、完全に怒りで燃えていました。

 妻「え? ちょっと… これ、どうしたの?」
 私「あ、ちょっと前髪が目に入りそうだったから、整えたんだけど…」
 妻「はぁ!? なんで勝手にそんなことするの!? ちゃんと美容院に連れて行こうと思ってたのに!」

 机の上に置きっぱなしだったキッチンバサミも、怒りを倍増させる原因に。
「しかもキッチンバサミで切ったの!? 信じられない!」と、妻の怒号の嵐がしばらく吹き荒れました。

 次男は、さっきまでのニコニコ笑顔が一変し、ビクッと怯えたように固まってしまいました。私は「そこまで怒ることかな…?」と戸惑いながらも、反省の気持ちを伝えようと口を開いた瞬間、妻から「しばらく話しかけないで」と言われてしまい、沈黙の時間がしばらく流れました。

 晩ごはんの時間になっても妻の機嫌は直らず、会話も最小限で、その夜の食卓は重苦しい空気に包まれました。次男は自分が悪いことをしたと思ってしまったようで、「ごめんなさい」と言いながら、私の顔をチラチラと見てきました。次男を完全に巻き込んでしまったことに申し訳なさを感じました。

反省から学んだ、夫婦育児の鉄則とは?

 翌日、美容院で整えてもらった次男の前髪は無事リカバリーされました。うれしそうにしていた息子を巻き込んでしまい、悲しい思いをさせたことが、本当に心苦しかったです。それと同時に、妻にこっぴどく怒られたことで、自分自身もかなり落ち込みました。

 育児って、「良かれと思って」行動しても、時に最悪の裏目に出てしまいます。ちゃんと妻に相談していれば、こんなことにはならなかったはずです。

 “パパの独断”による、ほんの5分の散髪が、妻との信頼関係そして家族の空気を一晩中ギスギスさせてしまったのです。その日以来、子どもに関わることは、必ず妻に確認するようにしています。

(ファンファン福岡公式ライター/もっこすパパ)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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