「私はもう飲んだよ…」双子育児中に何回もやらかしたママのミスとは…

 上の子が2歳の時に、妊娠して出産した妹と弟の双子ちゃん。双子育児は思っていた以上に大変で、いつも一瞬で過ぎ去る日々でした。正直1歳になるまでの記憶はほぼないと言っても過言ではないくらい育児に家事に、おまけに双子の夜泣きの対応で私の疲労はピークに。今回はそんな私が起こした、クスッとなる出来事を紹介したいと思います。 

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双子育児に奮闘

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 上の子が2歳の時、男女の双子を出産した私。女の子がお姉ちゃんで、男の子が弟という出生順で出産しました。退院してから、上の子は2歳でまだまだ甘えたい盛り。けど双子はそんなこともおかまいなしに理由も分からず泣き叫ぶ毎日。

 「双子は可愛さ2倍大変さ4倍」とは聞いていたものの、大変さが100倍にも感じるくらい毎日が濃くて、てんやわんやでした。パパが率先して育休を取ってくれたので、夜は1日おきに交代でミルクを担当。夜担当の時は、細切れ睡眠でなんとか過ごしていました。パパと2人で力あわせて「なんとか今日もやりきったね!」と毎日褒めあって過ごしていました。 

少しずつ双子育児に慣れも

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 最初はパパと抱っこして同時にあげていたミルクも、授乳クッションやバスタオルを駆使してセルフミルクであげたり、2人を同時に抱っこして寝かしつけしたりと、あんなに大変だと思っていた双子育児が、時間とともにコツも掴んで慣れてきました。

 上手く言えば手を抜く方法が少しずつわかってきたんだと思います。そして「少しずつ楽になってきたな~」「けどたまには朝までぶっ通しで寝たいな~」とそんなことを考えていた自分に、双子もびっくりの出来事が起こります…。 

疲れ切った私が取った行動は…

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 その日もいつもと変わらない朝でした。双子が起きて、オムツを変えて服を着替えさせて、時間的にもミルクをあげよう! と、その時もセルフミルクでミルクをあげていました。変わったことといえば、弟が途中でミルクを飲むのをやめてしまったこと。

 「もういらないのかな?」と思って、後で欲しがった時のためにミルクを残しておこうと机の上に置いておきました。そんな弟を横目に姉はミルクをごくごくとすごい勢いで完食ならぬ完飲! 今思うと、ここが私のしっかりと覚えておくポイントだったのです…。

 それから数分後、ふと机の上を見たときに、残っていたミルクを見て「捨てるのももったいないし、時間が経つと菌が繁殖するのも怖いからもう今飲ませちゃおう!」と続きのミルクをあげはじめました。でも途中でミルクをゲボッと吐いちゃったのです!

 「あれ~!? なんで? 大丈夫?」と声をかけつつ、ふと顔を見ると、そこにはミルクを完食したお姉ちゃんが…! そう、私は弟にミルクをあげていたつもりが、間違えてさっきミルクを完食したお姉ちゃんにミルクをあげていたのです。心なしか顔はちょっとぷっくり怒り顔でした。

それからも何回か同じミスを

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 「ごめんね~お腹いっぱいやったな」と謝りながら吐いた子どもの着替えをする私。ここで終わりじゃなく、しばらく経ってからも何回か同じ間違いをしました。

 吐いた時の子どもの「わたしじゃないよ… わたしはもうおなかいっぱいだよ…」と怒っているような、悲しんでいるような、そんな顔は一生忘れられません。寝不足や慢性的な疲労って怖いですね…。そんな双子も今では5歳になりました。そして元気にすくすくと成長してくれています。

 姉は、the・委員長タイプのしっかりとした性格に育ってくれました。そんな性格に育ったのは、私の抜けたところをみてなのかもしれません…。

(ファンファン福岡公式ライター/谷野さおり)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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