たこ焼きの無い「たこやき太郎」(春日市)来月で閉店 久留仁譲二の小市民だより

 焼きそば好きの久留仁譲二です。前回、明太子のふくやさんの羽田空港のおにぎりのことを書き、さらに東京ネタを書くつもりですが、急ぎ書きたいことがるので、間にはさみます。

 FBSの番組「福岡くん。」などでも、”たこ焼きをやっていない”たこやき太郎と紹介された春日市須玖のお店が、「たこ焼きやめました」どころか「6月いっぱいでお店やめます」という貼り紙を出して、ネットなどで話題になってます。

 家から自転車で7、8分の距離なので、私腹を減らして確認に赴きました。

 お店の玄関です。地元で話題になった「たこやきやめました」の紙の上に確かに、「閉店します」と告知されてます。食べとかにゃいかんでしょう。

 けっこう広くてたくさん座れる店内、私は店員さんの厨房に近いカウンターに陣取りました。お好み焼きはじめメニュー色々ありますが、最初から焼きそばと心に決めておりました。シンプルにただの「やきそば」大盛りを頼みます。

 店内の壁にも貼り紙ありました。ていねいに書いていて、誠実な感謝の気持ちが伝わってきます。

 調味料が並びます。私は青のりと魚粉が好物なので、ふたを外してたんまりかけちゃいます。タップリ入ったマヨネーズがドーンと鎮座します。6月までに無くなるでしょうか。

 うわっ、来ました。大盛りとはいえ、思ってたよりはるかに大盛りでした。半熟の目玉焼きものってんのね。なんかトクした気分です。麺は太過ぎず細過ぎずの私好みのやつです。

 具は豚肉とキャベツ、よけいなことをしない潔いひと品です。おいしいおいしい。

 と、がんばって食べたもののもう食えんなあ。どうしようか。

 右ななめ前方に良いものを発見しました。容器代20円払えば、余った分を持ち帰れます。大切な食べ物をムダにせずにすみます。

 いやいや、これまた思ったよりもデカい容器でした。けっこうたくさん残す人が多いんでしょう。それだけ気前よく量が多いってことですね。

 お勘定、870円也。今どきこの量、この味でうれしい価格だと思います。

 で、お支払いしているとき、店員さんからちょっと耳よりなことを聞きました。

 私が「残念ですねえ。この敷地は次何になるか決まってるんですか?」とおたずねすると、「借りているんでオーナーさんがどうされるかは知らないんですよ」とのご回答。

 続けて、「でもこのお店はもしかしたら、近くの餃子の王将のあたりでひょっとして再開するかもしれません」と新情報をくださいました。ほんとにそうなると、良いですが。

 ごちそうさまを言って外に出ようとすると、色んなスポーツチームの募集貼り紙が目につきました。けっこう親子や子ども同士のコミュニティの場にもなってたんでしょうね。

 外には長崎の金蝶ソースの段ボール箱が並んでました。そっか、私金蝶ソース好きなんです。細麺皿うどんにかけるなら、金蝶一択です。道理で焼きそばも好みなわけです。

 じゃあ、たこやき太郎さん、あとひと月半がんばって下さい。

 そして、願わくば復活の日を期待していますよ。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

米国の本家と同い年のシニアブロガー。毎晩長いときは30分に及ぶ歯磨きを欠かさない。最近覚えたメルカリへの出品にはまっている。
17年乗った作業用の軽トラックをカッコいいカーキ色の新車に買い替えた。

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