なんか福岡県でももう真夏日とやらになってるみたいだが、みなさんお元気ですか。福岡市南区在住、飼い猫のサニです。
まだ5月というかもう5月というか、つい先日年が明けたと思ったら、もう夏休みの話をしている人がいるぐらいだ。トシを取ると月日が経つのが早いというが、おれももう推定15歳か16歳。人間でいえば、年金をもらえるくらいの立派なじいさんだ。

貫録では、近所の連中に負けておらんぞ。俳優でいえば、仲代達也か。眼光鋭いのがおれの個性だ。

孫娘のようなチョビがうちの家に入ってからもう3年めか。野良だったのを飼い主が捕まえて、「もしかしたら地域猫に戻るかも」と左耳をV字にしたが、なんとか家にとどまっておる。なかなか人間には懐かないが、おれといると安心してくつろげるようだ。

チョビを産んだおかあちゃんも近所の地域猫だが、夕方になると、うちにごはんを食べに来る。百戦錬磨で気の強い猫だ。で、横にいるのはチョビじゃないぞ。これもおかあちゃんの子どもだが、オスのとら、チョビの弟だ。

左がチョビ、右がとら。”奇跡の1枚”といえるこの写真でみると仲良さそうだが、チョビは「シャーっ」火を噴いてとらを寄せつけない。とらは何と思ってるか知らんが、チョビを追っかけまわして家の中は大騒ぎだ。

これもまたきょうだいでマウントの取り合いだ。チョビは警戒して少しでもとらより高い位置を確保してのがわかる。

チョビととらはなかなか一緒にいることはない。というか、チョビが嫌がって出窓に逃げ込んでいることが多い。こいつらは同時に生まれたわけじゃないから、きょうだいだとわかってないと思う。

とらも、おれにはすぐくっついて来る。おれの猫望(にゃんぼう)も大したものだ。

だが、ちょいちょい調子に乗り過ぎておれにちょっかいかけて来るんで、そんなときはしっかりやっつけて、格の違いを教えてやる。年寄りだと思ってなめてるじゃねえぞ。
そして、とらは一日の三分の一くらい家で過ごすが、トイレのしつけが出来てないんで、飼い猫じゃない。あくまで地域猫で「半飼い猫」の立場だ。

ところでだいぶ前の話だが、バカな飼い主がテレビを見ていて「サニブラウンだ」という。陸上でもないのに何だと思ったら、カブスのピッチャー・ブラウンの背番号が32=サニだと言いたいらしい。
そういえば、サッカーのアビスパ福岡にいる「弟」の方のサニブラウン選手も背番号32だそうだ。

さてさて、最近は字を打ってるとすぐ眠くなる。昔からそうとも言えるが。
新聞は読めないが、クシャっとした肌触りが気持ちいい。
このまま寝るので、またお会いしよう。おやすみなさい。

