川沿いの景色を眺めながらティータイムを楽しむことができるアフタヌーンティー専門店「QUON RIVER TERRACE(クオン リバーテラス)」が9月16日、福岡市中央区春吉3丁目にオープン。事前内覧会に参加し、「和」と「アフタヌーンティー」が融合した「WAfternoontea(ワフタヌーンティー)」を堪能してきました。
那珂川沿いを眺めながら至福のひとときを
同店では、英国の文化「アフタヌーンティー」に和の素材や技法を取り入れたオリジナルメニュー「WAfternoontea」を提供しています。
ドリンクは福岡県八女市にある中村園の日本茶やハーブティーのほか、全て国内産ブランドから厳選。約30種類の中から選ぶことができ、食事との組み合わせを考える楽しみもあります。
アフタヌーンティーは3段のスタンドで構成されるのが一般的。今回は、プチフール(スイーツ)8種類、セイボリー(軽食)4種類、デザートプレート、サンドイッチ、スコーン、ドリンクがセットになった「Premium WAfternoontea(プレミアム ワフタヌーンティー )」を試食しました。
下段のセイボリーでシェフの自信作は「五味のボート」。「パンの上にレバーペースト、マリネ状にしたピクルス、パテドカンパーニュなどがのっていて、うま味、甘味、塩味、酸味、苦味を味わえます」と同店。彩りよく、見た目にも味にも満足できる一品です。
ほかに「久山産やよい豚のロースカツサンド」「タスマニアサーモンの冷燻」「オリーブマリネ」「さつまいもと豆乳の冷製スープ」もありました。
和素材を生かした「いちじく最中」「ゆず抹茶のオペラ」などが彩る
中段・プチフールの「いちじく最中(もなか)」はパティシエの自信作。「最中のふた代わりにフレッシュなイチジクを使っています。中にはクリームチーズとクルミ、ドライイチジクを合わせたこしあんが入っていて、甘すぎずまろやかな味わいが特徴です」と同店担当者は話します。「くろすぐりムーズ」「黒豆のフィナンシェ」「初秋のフルーツサラダ」も華やかです。
上段のプチフールで目を引いたのが、ショットグラスに入った「ほうじ茶と生姜(しょうが)のジュレ」。生クリームであえた新ショウガ、中村園のほうじ茶、アプリコットのジュレが入っています。「スプーンで下からすくうように食べるのがベスト。かんきつ系の香りが鼻から抜けて、ほうじ茶のうま味と苦味、ショウガの風味も感じるお口直しの品としてどうぞ」(同店)。
私が一番気に入ったのが「ゆず抹茶のオペラ」です。ユズのクリームがさわやかな味わいで、チョコレートとマッチしていました。さらに「林檎のチーズケーキ」「塩サブレ」もあって盛りだくさんです。
和モダンで落ち着いた雰囲気の店内から那珂川を眺められ、至福のひとときを過ごすことができました。
午前8時からスコーン・ドリンクセット(500円)、同11時からスコーンサンド(1個250円)、サンドイッチ(650円~)のテークアウトを販売。午後5時以降は、セイボリー中心の「Hightea(ハイティー)」を楽しむこともでき、次回は夜の雰囲気も味わってみたくなりました。
Premium WAfternoontea 5,000円 ※税込み、1人分、2時間制、メニューは2カ月ごとに変更(奇数月に変更)
Standard WAfternoontea 3,500円
Premium Hightea 5,000円
Standard Hightea 3,500円
QUON RIVER TERRACE
住所:福岡市中央区春吉3-3-9 平助筆復古堂ビル2階
電話:092-753-6637
営業:11:00~22:00(テークアウト 8:00~21:00/WAfternoontea 11:00~17:00/Hightea 17:00~22:00)
月曜休(月曜が祝日の場合は火曜)
インスタグラム@quonriverterrace