高齢の家族の生活環境が不安…【生活の窓口相談事例】

 生活の窓口では、ご両親など離れて暮らすご家族の生活環境についてのご相談も多く寄せられます。ご本人はもちろん、遠くで心配しているご家族も安心できるような、お住まいの選択ができるといいですよね。生活の窓口でご案内している、ひとり暮らしの高齢の方のお悩みの解決方法をご紹介します!

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自宅に住み続けたいけど、今の環境だと難しい…。「福祉整理」で住みやすく!

提供:写真AC

 ひとり暮らしの高齢の方からは、「住み慣れた我が家に今後も住み続けたいけど、ものがたくさんあって暮らしにくい…
」という声が多く聞かれます。

 年齢とともに、体力の衰えや病気などが原因で、どうしても自由に体を動かすことが難しくなったり、判断能力の衰えを感じる方も多いです。そうなると、今まで問題なくこなしていた部屋の掃除や整理が行き届かなくなり、生活環境が悪化してしまうことがあります。

 このような生活環境の改善を目的とするお家の整理を「福祉整理」といいます。

 「福祉整理」には、ものの整理や処分だけではなく清掃も含まれますので、福祉整理をすることにより、安全で快適な生活環境を作ることができるのです。

 自分の力で行うのが難しければ、周りの人にお願いするのもいいでしょう。お願いできる人がいない場合は、プロにお願いされる場合も良くあります。 信頼できるプロに依頼し、ご本人の希望に沿った安全で快適な生活環境を作り、少しでも長く自宅で生活できるようにしたいですね。

 生活の窓口では、このような「福祉整理」、「生前整理」のサポートも行っています。

遠くで暮らすご家族。お子様の自宅近くの施設探しをサポート!

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 今回は、遠くにお住まいのお母様をもつ娘さんからのご相談でした。

 お母様は要支援や要介護などはなく、自立して生活されていらっしゃいますが、ご自身の足腰に不安があるとのこと。お母様自身も、現在の一人暮らしが不安なこともあり、娘さんの自宅近くの高齢者施設への入居を検討されているようです。

 その他お母さまのご希望として、「病院やバス停が近い」「運動ができる施設が近くにある」ことを挙げられていました。

 このように希望が多いと、わがままのように思われるかもしれませんが、ある程度希望があった方が、施設も探しやすくなります。「海の近くが良い」「ペットと一緒に暮らしたい」などをお伝えいただければ、事業者の方にご希望をお伝えし、希望に沿う施設を探してもらうことができます。

 全ての希望は叶わないかもしれませんが、ぜひ希望がありましたら、お伝えいただき、納得のいく施設選びができればと思います。ご家族の施設の相談にもお越しください。

西日本新聞ライフコンシェルジュ「生活の窓口」

電話:092-752-8150(平日10時~17時)
メール:mado-nishinippon-np.jp

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

福岡市天神にある暮らしやお金の相談窓口です。

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