台所の頼もしい味方!味付けは【猪熊のたれ】にお任せ

創業48年、遠賀郡水巻町で長く愛される「純手づくり 猪熊のたれ」。このタレは焼肉だけでなく、焼きそば、唐揚げ、スペアリブなどにも使用できる万能調味料なのです!今回は、猪熊のたれを製造している猪熊屋の江口洋子さんにお話を伺いました。

提供:猪熊のたれ
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猪熊のたれの歴史を教えてください

 「猪熊のたれ」は元々母が父のために作ったものでした。父は宴会が好きでよく家に親戚や友達を招いて焼肉をしていました。ただ、父の口に市販の焼肉たれが合わず母が自分で焼肉のたれを調合するようになったことが始まりです。
 母特製のたれはクチコミでどんどん評判になり、最初はお裾分けという形で対応していたのですが、欲しいという声が続出したこともあり、材料費だけもらう形で販売をスタートさせました。

 そこから店舗でも取り扱いたいという声をきっかけに、どんどん猪熊のたれを置いてくれる店舗を水巻エリア限定で増やしていきました。水巻エリアで長年愛されてきた猪熊のたれですが、数年前に母が亡くなったことを機に生産を一時中断したんです。

 母が作っていた「猪熊のたれ」はまさに秘伝のレシピで、家族さえも作り方を知りませんでした。私が「猪熊のたれ」を引き継ごうと思ったのは、母の死から1年半ほど経った時のことです。
 とある店舗から、お客様が猪熊のたれを買い求めてお店に行列ができた日の話を偶然耳にし、そこまで人々に愛される「猪熊のたれ」を、このまま無くしてはならないと一念発起しました。
 そしてレシピもなく母が残したタレだけを頼りに、「猪熊のたれ」を再現する日々が始まりました。ここまで地元で愛されているタレの再現です。その重責から、一時期は味覚障害の一歩手前にまでなりました。そんな挫折を繰り返し悩む私に友人が、ある一言を私にかけました。「あなたの好きな味にしたらいいよ」と。この言葉を聞いた瞬間パーっと目の前の霧が晴れ、自然と肩の荷が降りたことを覚えています。
 そこからは母の味をベースにした私が好きな味の改良が始まり、現在の「猪熊のたれ」が完成しました。

猪熊のたれのこだわりをお聞かせください

 化学調味料を一切使用せず、地元産のニンニク、生姜、ハチミツなどの食材を使用した手作りたれです。食材の買い出しも自分で行き、全て自分の目で見て選定しています。それでも同じ食材を同じ分量を入れたとしても、毎回同じ味にはなりません。食材や季節によって、同じ品質を保つために味を見ては食材の分量、煮炊き時間などを調整しつつ「猪熊のたれ」を仕上げています。

 出汁作りにもこだわっており、しいたけ、昆布、いりこ、かつおぶしを酒に漬け込みじっくり出汁をとっています。そうすることで、素材の味を引き立てる名脇役のたれが誕生します。

提供:猪熊のたれ

江口さんおすすめのアレンジレシピを教えてください

 おすすめは角煮などの煮込み料理です。角煮は通常コトコト煮込む必要のある料理ですが、猪熊のたれを使用すれば、お箸でスッと切れる柔らかい角煮を短時間で作れます。ややこしい味付けも必要なく猪熊のたれだけで完結できるので、男性、多忙な方、主婦の方にもおすすめです。

豚の角煮の作り方(10分程度)

(1)豚肉を切って鍋にいれます。そこに具材がかぶる程度の水を入れて火にかけます。
(2)アクが出たら、湯切りをしてアクを捨てます。 
(3)猪熊のたれ、水、さきほどの豚肉を鍋に入れ、もう一度火にかけます。 
(4)火が通ったらお皿に盛り付けて完成。

 その他にも、焼きうどん・焼きそば・もつ鍋・唐揚げ・野菜炒め・カレーの隠し味・鯖の煮付けなどにも活用いただけます。どんな食材にも相性がいいので、手抜き料理をご馳走に変身させるタレと好評をいただいています。

提供:猪熊のたれ

猪熊のたれはどこで購入できますか?

 現在は、北九州・遠賀郡の精肉店やJAを中心に取扱っていただいています。ディスカウントストアだとルミエール水巻店・遠賀店でも購入可能です。今年度より水巻町のふるさと納税の返礼品にも参加させていただいています。

 チェーン店舗での販売の話もありましたが、現在私1人で製造しているため大量生産が難しいこともあり、お断りしました。しかし、遠くに住まれている方にもぜひ猪熊のたれを味わっていただきたいので、オンラインショップを開設しています。お気軽にお問い合わせください。

最後に猪熊のたれを味わったことない方へメッセージをください

 何よりもまず「猪熊のたれ」の味を堪能していただきたいです。

 母の味を引き継いで、早9年。今まで母が継ぎ足して繋いできたこの伝統のたれを、私なりに守っていきたいです。現在は販売先を増やすことよりも、お客様や取引いただいている店舗様に満足いただける味を提供し続ける事に注力したいと思います。製作工程を今まで通りこだわりを持ちながら、丁寧に。現在試食会などは難しいですが、時世が落ち着けば再び取り組んでまいりたいと思いますので、お近くにお越しの際は取り扱い店舗にお立ち寄りください。

猪熊のたれについて

・猪熊のたれ 大(370g) 780円 
・猪熊のたれ 小(180g) 390円 
・猪熊のたれ みにちゃん(105g) 220円

 目安として、みにちゃんサイズで角煮1回分です。
味の濃さは量ではなく、煮込み時間で調整いただけます。

 「ご飯に直がけして食べている」「タレを飲みたい」「焼肉を食べる時にMyタレとして持ち運びしている」など熱狂的なファンが続出しています。

ばりよかについて

「猪熊屋」のホームページ制作を担当したのは、福岡の制作会社。制作費0円が売りの、その名も「ばりよかホームページ」。  

 昨今SNSの発達により、インターネット上におけるお客様の獲得競争は激しさを増しています。ホームページは大きい企業やサービスが持つものだと考えられている方が多いですが、個人で事業をされる方こそ、お客様にサービスを知っていただくツールとして不可欠な時代となっています。 

 手軽でハイクオリティーなホームページが持てると話題で、全国の個人事業主や中小企業から問い合わせが殺到しています。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

福岡のベンチャー企業「ラシン株式会社」が運営しています。福岡の中小企業、個人事業主さんの紹介を行なっています。

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