心地よい風吹く秋の散歩日和には“古いもの”と“新しいもの”が重なり合う福岡市・箱崎へ。「ステキ!」が詰まった7スポットを紹介します。
(A) しなやかで美しい伝統が息づく博多曲物(はかた まげもの)
420年以上にわたり民工芸品の「博多曲物」を作り続ける「玉樹」。7月31日に、土・日曜限定のショールームが誕生しました。弁当箱、飯びつ、菓子盆など多彩な曲げ物を手掛けるのは、18代目にして初の女性曲物師である柴田玉樹さん。「手に取り、天然の木の香りや温かみを感じてほしい」と話します。博多ならではの、絵付けされた愛らしい曲げ物にも出合えますよ。
鶴や亀の絵を施す「ぽっぽ膳」。子供の祝い膳に使う、博多独自のお膳
箱崎商店街にある多目的スペース「ムメイジュク」内で土日に営業
「いずれは曲げ物教室も開催したいな」と、代表の柴田玉樹さん
博多曲物 玉樹(はかた まげもの たまき)
住所:福岡市東区箱崎3-8-18(ムメイジュク内)
インスタグラム:@magemonotamaki
(B) 築100年超の古民家をリノベーション
店主の小川香織さん、寿寿七(すずな)さん親子が迎えてくれるベーカリーカフェ。香織さんの義祖父はガラス細工士で、この古民家はかつて「博多チャンポン」の工房だったとか。カフェでは午前7時半〜11時にモーニング(495円〜)、同11時〜午後2時にランチ(957円)を提供。約25種類ある手作りパン(テークアウトのみ)は、午前11時から登場します。
総菜系や菓子パン、店内で揚げるもっちりドーナツ(176円)も人気
趣ある古民家。車の際は「箱崎1-19-22」で地図検索すると、専用駐車場に到着
「店内に飾る伝統工芸品も見どころの一つ」と、スタッフの小川寿寿七さん
手作りぱん工房 粉の実
住所:福岡市東区箱崎1-18-8
電話:092-631-1777
インスタグラム:@conanomi_1777手づくりぱん工房 粉の実
(C) “いい”モノを見つけて心と暮らしを豊かに
スタジオ リムグロウはこざきそうそう カフェ&ゲストハウス「筥崎荘々(はこざき そうそう)」が手掛けるセレクトショップ。セミオーダー制の服飾ブランド「GROU(グロウ)」や、台湾発のプロダクトブランド「STUDIO LIM(スタジオ リム)」のアイテム、作家による器、古道具など、生活に関わる“いい”モノが集められています。営業は、土・日曜の午後3時11分から同6時11分まで。平日の来店はインスタグラムより事前予約を。
発色と質感がいい「STUDIO LIM 丸トレー」(3,190円)
生地などを選びセミオーダーできる「GROU」。ジャケット29,800円〜
「営業時間の変動や展示会の情報はSNSへ!」と、プレスの池端光さん
䒾々(いい)/ii
住所:福岡市東区箱崎3-10-5梅津ビル305
インスタグラム:@ii.umezu305