猛暑の夏は読書日和の夏! おすすめの9冊を紹介

 コロナの影響がまだまだ続く状況に加えて、猛暑。外出するのも、おっくうになりますよね。こういう時こそ、家でゆっくり読書しましょう! ファンファン福岡編集部おすすめの9冊を紹介します。

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「腸のトリセツ」【学研プラス】

江田証 著

出典:https://fanfunfukuoka.aumo.jp

 おなかにいいと言われて、毎日ヨーグルトを食べたり、オリゴ飲料を飲んだりしているのに、いっこうに改善しないという声をよく聞きます。そうした人は、間違った健康法を実践していたのかもしれません。最新の研究で注目されているのが、SIBOという病気。腸の不調の原因は、大腸でなく小腸にある可能性が高いことが分かってきたのです。これまで腸にいいとされてきた食品が逆効果になることもあると教えてくれる本です。

「AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争」【光文社】

「記憶の解凍」プロジェクト 庭田杏珠、渡邉英徳 著

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 アニメファンの高校生の中には、「加賀」や「赤城」に反応する人がいるでしょう。昔の高校生なら「大和」。これらの戦艦の写真を見たことがありますか、カラーで。この本は、広島の女子高生のアイデアで始まった「記憶の解凍」プロジェクトによりカラー化された戦前・戦中の写真集です。たとえば、浅草寺の僧侶たちが禍々しい防毒マスクをつけて歩いている1936年の写真を見てください。これはアニメではなく現実の一場面です。

「法廷遊戯」【講談社】

五十嵐律人 著

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 注目の新人作家によるデビュー作は、ロースクールに通う男子を主人公にした法廷ミステリー。生徒たちによる異様な裁判ゲーム、次第に暴かれる主人公の衝撃の過去、突発する不可解な殺人事件…と、謎が謎を呼ぶ緻密な構成がたまりません。法律用語もたくさん登場しますが、読後に残るのは、法律=論理では割り切れない人間の曖昧(あいまい)さ。「正義って何?」、「人が人を正しく裁くことは可能?」そんな問いが頭の中を駆け巡ります。

「ぼくの『自学ノート』」【小学館】

梅田明日佳 著

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 北九州市在住の著者、梅田明日佳くんは、小学校3年生から高校3年生の現在まで、なんと27冊もの「自学ノート」を書き続けています。それがさまざまな場所や人とのつながりをもたらし、ついにはNHKスペシャルの番組になるなど、本人も驚くような経験の連続です。注目の自学ノートの中身や数々の出来事、17年分の読書記録など、これまでを振り返ってまとめたのが本書です。ぜひ明日佳くんと一緒に好奇心の旅へ出かけてみませんか?

「はじめまして更年期」【青春出版社】

永田京子 著

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 「更年期」のことを英語では「チェンジ・オブ・ライフ」と言うそうです。そう、「人生の変化」。しかも「おめでたい事」と捉えているのだとか。日本でも、更年期の仕組みや対処法がもっと広く知られて、その後の輝ける人生が楽しみになるような節目にできればいいですね! 本書は、それをかなえてくれる一冊です。コテコテの大阪弁をしゃべる面白キャラの「コーネンキー」と一緒に「まあ、いっか」。頑張らず前向きに過ごしましょう!

「メイドの手帖」【双葉社】

ステファニー・ランド 著

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 最低賃金でメイド(清掃)の仕事に就き、家族や恋人、名も知らぬ人々から尊厳を傷つけられながらも娘を育て、「作家になる」という夢をつかんだシングルマザーの回顧録。アメリカではベストセラーリストに名を連ね、多くの読者に衝撃を与えたそうです。筆者も然(しか)り。政府の支援を利用する貧困層への偏見や差別に胸が苦しくなりますが、日本も同じ状況でしょう。本書が読者の心に何らかの爪痕を残すことを、願うばかりです。

「昭和16年夏の敗戦」【中央公論新社】

猪瀬直樹 著

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 合理的に得られた結論が無視され、なぜかその時の「空気」に動かされて違う方向へと組織が動いてしまう。日常の生活の中でこんな経験をしたことがある人も、少なくないでしょう。これが国家的な判断、それも開戦の判断だとしたら、その影響はとても大きなことになります。日米開戦の前に「内閣総力戦研究所」が出した「日本必敗」という結論がなぜ無視されて開戦にいたったか、詳細に描いた興味深いノンフィクションです。

「はざまにある部屋」【潮出版社】

沢村鐵 著

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 生と死のはざまで、大切な友達を救うために人ならざるものに勇敢に立ち向かう少年少女の物語。巨大蜘蛛(くも)が出てきて、不思議な力を持つ少女が解決してくれるというホラー映画のような展開です。帯には「原点回帰の本当に怖い物語」とありますが、おどろおどろしい怖さはなく、やはりこの著者ならではの優しさや希望が詰まった作品だと感じました。

「イチからつくる プラスチック」【農文協】

岩田忠久 編、内田かずひろ 絵・著

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 おしゃれな小学生なら、自宅で自分の好きな形のボタンが作れるということに興味を持つにちがいありません。実は、牛乳から「カゼインプラスチック」という素材を作って、ボタンにすることができるのです。そうした体験をしながら、今、いろいろと問題になっているプラスチックの良い面、悪い面、歴史や可能性について学べるようになっている絵本です。

 気になる一冊はありましたか?  来月も編集部おススメの本を紹介しますので、お楽しみに!

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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