新型コロナウイルスの影響により不要不急の外出や活動の自粛が強く叫ばれている中で婚活市場が活況を迎えています。
「婚活」という言葉自体、10年前はほとんど知られていませんでしたがマッチングアプリや婚活パーティーの普及により、市民権を得て出会いの形はますます多様に。年々拡大する婚活市場の中で、いち早くこの業界を席巻したのが、日本最大級の結婚相談所ネットワーク『日本結婚相談所連盟』を運営する、東証一部上場の株式会社IBJ。会員数は70,000名を突破し、婚活業界で成婚数・会員数No.1(※)という同社の営業部長、博多屋 亮佑さんに「コロナ禍で加熱する婚活ビジネスのリアル」を語っていただきました。
(※)日本マーケティングリサーチ機構調べ、2020年9月調査
現在の婚活市場についてお聞かせください
未婚化・晩婚化の時代と言われて久しく、1990年代後半より生涯未婚率は年々上昇しています。「令和婚」ブームで婚姻件数が一時的に増加したとみられていますが、全体的に見ると婚姻件数は減少しています。最近の若者は結婚に消極的なのかと言うとそうでもなく、将来結婚を考えている人の割合は今も昔も9割前後と変わっていません。
「結婚したい」というニーズは変わっていないという証拠に婚活サービスの市場規模は拡大しているのです。婚姻者のうち婚活サービスを通じて結婚した人の割合は、2009年は2.9%に対し2020年は16.5%(ブライダル総研調べ)と著しく増加しています。
私たちIBJが運営する日本最大級の結婚相談所ネットワーク「日本結婚相談所連盟」でもお見合い件数は2020年8月に過去最多の4万件超と、コロナ禍前を超える件数となり、新規の入会者数も前年同月比で30%増加し、その後も過去最多を更新し続けています。これまでも災害や天災が起きた時は、人との絆を求め結婚願望が高まる傾向があり、新型コロナウイルスが猛威を振るう現在、生涯のパートナーを見つけるために婚活サービスを活用する方はますます増えてくると思われます。
婚活サービスはどのように変化しているのでしょうか?
ひと昔前は「婚活サービスを利用するのは恥ずかしい」という雰囲気がありました。ですが婚活マッチングアプリが普及し、婚活パーティに参加することが一般的になってきたことで、今では「婚活サービスは効率的にいい人を探す方法」として受け入れられてきました。
婚活の普及のきっかけとなったマッチングアプリですが、気軽に利用できる反面、お付き合いの真剣度や利用目的も人それぞれですから結婚までは至りにくいという一面もあります。そういった中で今『お見合い』の良さが再評価されたり、弊社のような「結婚相談所」を利用される方も増えています。
結婚相談所では『結婚のプロ』である仲人カウンセラーが客観的にアドバイスをしたり、それなりの利用料金を支払っての婚活ですから、結婚への意識が高い方同士のマッチングとなり、早期の結婚も実現しやすくなるのです。
IBJの加盟店が増えている理由を教えてください
IBJは2021年9月時点で加盟店の数が2,800社を超え、業界でもトップクラスです。加盟店が増えている理由としては、未経験の方でもはじめやすいサポートシステムがあると思います。まず、立ち上げの際に重要なネット集客用の媒体も本部が用意します。
そして日本結婚相談所連盟には、業務に関わるすべてが網羅されている「お見合いセッティングシステム」があり、お相手紹介からお見合い調整・交際管理までが一元管理でき、会員の活動状況も一目でわかるので、より適切なお世話ができ、ご成婚にもつながりやすいのです。
さらに弊社では加盟店様の横の繋がりを大切にしており、加盟店様同士でナレッジ共有や紹介しやすい環境づくりなどの連携を強化し組織基盤を高めています。業界唯一の東証一部上場企業でありPマークを取得している点も信頼に繋がっているかもしれません。
成功している結婚相談所とは?
個人的な目線で言うと、成功されているほとんどの方は、この仕事自体にやりがいと楽しさを見出して1人1人のお客様と信頼関係を築いていると感じます。もちろん収益を上げることは大事なことですが、それだけを目的とせずにいかに目の前にいる会員様と信頼関係を構築して、満足度の高い成婚を創出するか、が成功の鍵だと感じます。
大量に集客をして数を捌くことも手段の1つではあると思いますが、1人の会員様に寄り添い達成した成婚は、満足度の高いユーザーとして周りへの宣伝効果も期待できます。そのほかにも婚活業界自体、未経験という方も多いので、研修を受けたり、ナレッジシェアをしたり、積極的に行動できる人も成功しやすいと思います。開業時に専門的な知識は必要ありません。
業界未経験でPCも扱えない、居酒屋経営者の方が結婚相談所を開業して、1年ほどで入会数が120名、月の売上が250万円を達成した事例もあります。必要なのは知識ではなく、やりがいを見出し積極的に行動できることだと思います。
結婚相談所にホームページが必要な理由。
事業を行う中でユーザーに認知していただくことは非常に重要です。スマホの普及によってネットでの検索が主流になる中、屋号を検索してもホームページやブログがヒットしないと信用性に欠けてしまいます。まずは知ってもらうという側面で、インターネット上に情報を用意しておく。そこで、情報を発信していくことが信用補完に繋がります。
情報の鮮度が高く活発な相談所であるという信頼感が、集客に繋がり、よりよいサイクルを生み出すと考えています。そのためにもホームページというツールは、集客面において必要不可欠な存在だと思っています。
ラシンとの業務提携の背景は?
「頼んでみたら悪質な業者だった」ということも少なくありません。そういったトラブルに巻き込まれないよう、弊社が提携しているホームページ制作の会社をご紹介することもあります。直近では西日本、九州の結婚相談所のニーズ拡大に伴い、福岡のホームページ制作会社で「ばりよか」を提供するラシン株式会社と業務提携を結ぶことになりました。
ラシン株式会社にはホームページの制作に加え、名刺制作も請け負っていただいています。加盟店様にとってはよりスムーズに開業していただくための良い連携ができていると感じています。
結婚相談所ビジネスを検討している方、IBJに興味がある方に一言お願いします。
結婚相談所を開業するにあたって「自分にできるだろうか」と ハードルを感じていらっしゃる方も多いのですが、人と接することが好きだったり「人と人をつなぐ架け橋になって、誰かを幸せにしたい」という気持ちがある方でしたらそれだけで十分素質があると思います。
周りの親しい人で、結婚相手を探しているけどなかなかうまくいかない人をサポートしてあげたい、といった動機でも良いですし。加盟店になるとノルマがあったり、強制的にやらなきゃいけないのではないか、と心配される方もいますが、そのようなこともなく自分のペースでできる働きやすさもあると思います。
結婚を生み出すことは、社会貢献にもなるお仕事です。ちょっとでも楽しそうだなと感じる方は、ぜひ一度、気軽にお話を聞きに来てもらいたいですね。
日本結婚相談所連盟では加盟店を募集しています。
ただいま、IBJと共に日本の婚活業界を盛り上げていただける加盟店様を募っています。相談所の開業に関しては、「低リスク」「経験不要」「時間・場所が自由」でハードルは高くありません。オーナー様のライフスタイルに応じて、柔軟な働き方が実現できます。
個別説明会は毎日開催しており、東京・大阪・名古屋・福岡など各地域で合同セミナーも実施しています。もちろん参加費は無料です。開業や起業をお考えの場合は、スキルや経験不要、人柄や個性を生かせる結婚相談所の開業をぜひ一度ご検討ください。