福岡市のスマートシティ化に積極的に取り組むLINE Fukuoka(福岡市博多区)が、まちづくりの未来や社会課題についてディスカッションするオンラインイベント「Smart City(スマートシティ) TV」の第2回目を8月20日(木)に開催します。今回のテーマは「データのオープン化」についてです。
ますます注目される「オープンデータ」「オープンソース」
新型コロナウイルス感染症の影響で社会や生活が大きく変化する中、まちづくりには今、地域や組織を超えた連携が必要とされています。そのための手段の一つとして、データを誰でも活用できるように公開する「オープンデータ」や、プログラムのソースコードを公開し誰でも開発に参加できるようにする「オープンソース」が注目されています。 一例として、東京都の新型コロナウイルス感染症対策サイトを構成するプログラムは、オープンソースで開発されていて、誰でも自由に使用・改変することが可能です。これにより、さまざまなアップデートや課題の共有が活発になり、日本各地のプログラマーが各地域に対応させたサイトを作るなど、全国に取り組みが広がっています。 また、国や自治体が公表しているデータを、民間企業が活用しやすいオープンデータとして公開することで、サイトの開設や情報発信を後押ししています。
社会の発展やビジネス面から「データのオープン化」を徹底議論!
LINE Fukuokaが主催する「Smart City TV」は、スマートシティ業界をリードする企業や行政の課題解決をサポートする企業と、まちづくりの未来や社会課題についてディスカッションするオンラインイベント。 第2回目は8月20日(木)に開催。東京都の「新型コロナウイルス感染症対策サイト」を開発したCode for Japan(コードフォージャパン)と、神戸市と新型コロナウイルス感染症対策の業務効率化アプリケーションのオープンソース化を行っている日本マイクロソフトから登壇者を迎え、社会の発展とビジネスの2つの側面から「データのオープン化」について徹底議論します。
<登壇者>
Code for Japan 代表理事 関治之さん 市民とテクノロジーの力で地域課題を解決する「シビックテック」を推進するため2013年に一般社団法人Code for Japanを設立。「ともに考え、ともにつくる」というコンセプトで市民と共創し、市民だけで解決できる社会課題や市民と行政と連携して解決できる社会の促進に取り組む。
日本マイクロソフト デジタル・ガバメント統括本部 デザインジャパン推進室 室長 シニアインダストリーエグゼクティブ 藤中伸紀さん 日本マイクロソフトに入社後、エンタープライズ向け事業分野において事業企画やマーケティング、サービス企画などを担当。2013年からパブリックセクター事業で政府機関、自治体等のデジタル変革やスマートシティのプロジェクトを計画段階から支援している。
LINE Fukuoka LINE Smart City ビジネスプランナー 乾友輔さん 福岡市を中心に推進する、LINEの技術を活用した未来志向のまちづくり、LINE Smart Cityのビジネスプランナー。登録者数169万人を超える福岡市LINE公式アカウントの、最寄りの「赤ちゃんの駅」が検索できる「子育て案内機能」、また福岡市LINE公式アカウントの便利な機能のソースコードを無償提供する「SMART CITY GovTechプログラム」などのプロジェクトマネージャーを担当。
<モデレーター>
LINE Fukuoka LINE Smart City ビジネスプランナー 室長 南方尚喜さん 福岡市を中心に推進する、LINEの技術を活用した未来志向のまちづくり、LINE Smart Cityの事業責任者。登録者数169万人を超える福岡市LINE公式アカウントでは、行政情報の選択受信を始め、申請手続き、市民から行政への通報、災害時のサポート機能など、様々なサービスを提供している。
<プログラム> 18:00〜18:15 イントロダクション 18:15〜18:25 Code for Japan 東京都における「データのオープン化」の事例 18:25〜18:35 日本マイクロソフト 神戸市における「データのオープン化」の事例 18:35〜19:05 ディスカッション ~社会の発展・ビジネスの側面からのメリットとデメリット~ 19:05〜19:25 質疑応答 19:25〜19:30 クロージング
第2回Smart City TV
日時:8月20日(木) 開始18:00、終了19:30 主催:LINE Fukuoka 料金:参加無料 視聴方法:Zoom webinar、YouTube Liveで配信予定 参加申込者に開催前日までに案内 主な対象者: ・まちへのIT活用に関係する人(行政関係者、IT企業など) ・登壇各社のまちづくりの取り組みやビジョンに興味のある人 ・まちの課題を解決したい、より良い暮らしの実現に貢献したいと考える人 応募:下記応募フォームから