仲里依紗さんインタビュー「土竜の唄 FINAL」出演

 シリーズ累計発行部数950万部突破の大ヒットコミックス「土竜の唄」(高橋のぼる/小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中)を原作に、監督督・三池崇史さん×脚本・宮藤官九郎さん、主演・生田斗真さんで大ヒットを記録した映画「土竜の唄」。本作「土竜の唄 FINAL」は、3作目にしてシリーズ完結作です。ハイテンションエンタメムービーで、生田さん演じる菊川玲二の恋人、若木純奈役で3作とも出演した仲里依紗さんにリモートでインタビューしました。

―久しぶりの「土竜」の現場。現場のテンションなどは。

 皆さん3作目ということで、リラックスして撮れたなと思います。初めてのチームではないので、慣れている環境の中でお芝居できました。「お久しぶりでーす!」って感じ。相変わらず、結構過激なシーンは多いのですが、皆さん「土竜ってこういうもんだよね」って慣れていらっしゃるし、笑いながら楽しくできました。

―仲さん的今作の見どころは?

 やっぱり、純奈と玲二の関係の行方です。1作目から見てくださっている人には「え!この後はどうなるんだろう」と思って、2人の関係を気にしながら見てもらえたらうれしいです。

―演じていて難しかったシーンなどは。

 この作品は本当に全て…(笑)。今回は豪華客船での撮影があったのですが、実際に船の上で撮影したわけではなく、スタジオにセットを建ててグリーンバックで撮影しました。なので、水が「バシャーンッ!」って船にかかるのを人の手でやったこともあり、「どのくらいの勢いの水が来るんだろう」とか想像しながらやるのが難しかったかな。あとはアクションも大変でしたね~。

―逆に演じていてすっきりしたシーンなどは?

 生田さんに火鍋をかけるシーンです(笑)! そんなシーン、なかなかない経験ですよ。面白かったです。

―「土竜」は強烈なキャラクターが多いですが、仲さんがもし土竜の世界にいたら登場人物の誰にときめきますか?

 え~! ときめきか…。難しいですね、誰だろう。みんな強烈だからなあ…(笑)。でもやっぱり玲二くんかな。いろんな女性にふらふらしているように見えても、純奈のことをずっと思っているので、そこはギャップ萌えというか。いいなと思いますね。

―純奈と玲二のように、仲さん自身ご夫婦仲が良くていらっしゃいますが、関係を続けるコツはありますか。

 そうですね、仲は本当に良いんですけど、ストレスはお互い溜まっていると思います(笑)。結局は他人との共同生活ですからね! でもコツというと、「求めすぎないこと」です。難しいですよね。でも相手に求めすぎないのは大事だと思います。
 けんかも実は毎日のようにしているのですが、私寝たら自然と忘れちゃっていて(笑)。あまり引きずらないのですが、仲直りのコツは「おいしいものを食べる」。おなかがすいているとイライラするでしょ、お互い。でもおいしいものを一緒に食べて「おいしいね」って言い合ったら解決です!

―参考になります! 本作は衣装もきらびやかですがお気に入りの衣装などありますか。

 FINALでは1、2作目よりいろいろ着ましたね。浴衣を着て玲二くんと待ち合わせるシーンがあるのですが、浴衣でデート、すごくいいなと思いました! 水着とかも着たし、結構盛りだくさんでした。

―仲さんが最近プライベートで気を付けているおしゃれのコツは?

 「好きなものを着る!」です。色とかも、合わせやすいものや、持っているものに合わせて買うんじゃなくて、「この服単体でかわいい!」って思ったものを買っています。その時に好きと思った物を買っているので「これいつ着るの?」みたいな服ばかりになっています(笑)。
 自分でも「これどういう時用?」って思うのですが(笑)。最近で言えば、膝上までのニーハイブーツみたいなのを買ったのですが、それがもこもこの着ぐるみみたいになっている。着ぐるみの下半身みたいなブーツ。本当に雨降ったら終わりのやつですね(笑)。(映画「スター・ウォーズ」シリーズのキャラクター)チューバッカみたいなので、ブーツ自体の存在感がすごくてもはやブーツが主役。どうやって履こうかなと楽しみにしています。

―長崎県出身の仲さん。ご近所・福岡県での思い出などは。

 福岡しょっちゅう行きますよ! 今でも長崎に帰って、お買い物するなら福岡って感じです。デパートも多いし、おいしいものも多いし。昔よく行っていたのはキャナルシティ。あとは梅ケ枝餅が大好きなので、大宰府はよく行きます。

―またぜひ来てください! 最後に読者に一言。

 「土竜の唄 FINAL」は、3作目でタイトルの通りファイナルとなりますが、今までの作品を見たことがない人でも面白く見られる、迫力のある映画になっています。前作を知らない人でも見ていれば内容が分かる映画です! 最初から最後までボリュームがあって、飽きさせない映画になっているので、ぜひ劇場に足を運んで、家族皆さんでご覧ください!

仲里依紗(なか・りいさ)

長崎県出身。俳優。2006年、劇場版アニメ「時をかける少女」でヒロインの声を務め、高い評価を受け話題に。「第34回日本アカデミー賞」新人俳優賞ほか数多く受賞。

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土竜の唄 FINAL

©2021「土竜の唄」製作委員会 ©高橋のぼる・小学館

警察学校創立以来、最低の成績で卒業。始末書枚数、ぶっちぎりのワーストワン。ちょっぴりスケベだがまっすぐで熱すぎる警察官・菊川玲二(生田斗真)がある日突然、潜入捜査官“モグラ”に任命! 日本最凶のヤクザの組織に潜り、トップの轟周宝を挙げる事を命じられる。果たして玲二は轟周宝をブタ箱に入れ、“キング オブ 土竜”となることができるのか!? 3作目にしてシリーズ完結作!

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

好きな物:お酒とエンタメとスポーツ、コスメ。ものづくりと一人旅。好きな動物はカワウソ。好きな物を好きなように書いてみます! 主にインタビュー記事やホークス関係の記事を担当。

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