あなたの送別会なんですけど! 最後までKYな後輩にドン引きした話

 私の職場に、30代前半の女性が入社しました。書類作成等の事務を担うこととなり、私が教育係に。丁寧な指導をして、良い関係を築きたいと思っていたのですが…。結果的にあんな事やこんな事が起きるとは思いもしませんでした。

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第一印象は良かったAさん

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 初めて会った時、Aさんの挨拶はとても丁寧でした。真面目そうな雰囲気があり、「しっかりしていそうな女性」という第一印象。ところが、数週間彼女と一緒に仕事をすると
 「こんな仕事は無理に決まってます!」
 「こんなにしっかりやらず、もう少し適当にやっちゃダメですか?」と驚愕の発言が次々に口から飛び出して来たのです。
 
 よく観察してみると、常に他部署の人達からもお小言やお叱りを受けている様子。それとなく周囲に事情を聞くと、彼女の言動や資料にミスが多いことが判明しました。

 怒られた時こそ人の本性が垣間見える、とはよく聞きますが、Aさんの場合
 「怒る人はきっと私を妬んでいるんだ。私は何て可哀想なんだろう…」とよく独り言の愚痴をこぼしていました。

なんと彼女が異動することに!

 私は、この状況を改善したいと思い
 「叱られた時は、自分で気付かなかったことに気付けるし、いいこともあるのでは?」と前向きに話しました。ところがAさんは私を睨みつけ、返事もしない始末!
 「まぁ、色々あるよね…」と返すので精一杯でしたが、これにはさすがに心が折れかけました。

 そんなある日、恐らく周囲から不満の声が上がったのか、あるいはタイミングが重なっただけなのか、出会って半年でAさんに異動辞令が出たのです! 迎えた最終日。職場で上司から彼女への労いの挨拶がありましたが、彼女は大真面目に
 「多分なお言葉有難うございます!」とドヤ顔で発言。 
 「それは“過分な”でしょ…」と内心多くの人が思ったでしょうが、きっとウケ狙いと信じることにしました。

送別会でも事件は起こった

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 コロナ禍ということもあり、 Aさんの送別会はオンラインで行われました。参加者は全部で10人で、19時から21時に行う予定でした。しかし19時の時点で参加者は9人! あれ、1人足りません。そう、 Aさんがまだ参加していなかったのです!

 もちろん参加者は大人な対応で、誰もそのことには触れません。こうして主賓だけ不在の送別会が始まりました。

 ところが、19時半を過ぎても彼女は参加せず、教育係の私は気が気ではありません。他の参加者が
 「あれ、Aさんはいつ参加するの?」と聞いてきました。
 私はメールで、いつ参加出来そうか連絡することに。

 しかし返ってきたのは「まだ仕事してます!」という返信。「みんなで待ってるね!」と明るく返したものの、当然参加者の誰もが前々から業務時間を調整し、彼女のために時間を空けているのです。しびれを切らしたみんなのソワソワした雰囲気がオンライン上にも漂います。しかしいくら待てど彼女は現れないのです…。

 ついに時刻は20時半。参加者の一人が
 「主賓がいない送別会ってウケますね…」とみんなの気持ちを代弁!
 意を決した私は「もう終わっちゃうよ?」とメールを送信しました。

 するとすぐさま「お腹が減ってしまったので夕飯食べてました!」という返信が。愕然とするとはまさにこの事です…。結局Aさんが参加することがないまま送別会はお開きになったのでした。
 案の定、翌日もAさんから部署の皆への謝罪メールやお礼メールは一切ありませんでした。

 異動先での彼女の様子は分かりませんが、今でも印象に残っている後輩No.1です。

(ファンファン福岡公式ライター / リコ☆LuLu&Lana)

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