「体を張った守備と勝つための駆け引き」アビスパ奈良竜樹選手に聞く

 今季、鹿島アントラーズから期限付き移籍でアビスパに加入した奈良竜樹選手は、闘志あふれる熱いプレーでファンの心をつかみ、夏にクラブが実施した「第9回アビスパ総選挙」では、2位の得票数で「神セブン」選手に選出されました。堅守を貫く守備の中心として活躍する奈良選手にリモートで話を聞きました。

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チームが強くなるために福岡での一日一日を過ごす

ⓒavispa fukuoka

福岡での生活は慣れましたか?

 コロナ禍で自由に出掛けられずに残念ですが、その中でもできる範囲で福岡の生活を楽しんでいます。福岡でのお気に入りの食べ物はゴマサバ。これまでサバを生で食べる機会がなかったのですが、福岡で生活するようになってからはよく食べるようになりました。おいしいですね!

―ファンとサポーターが選ぶアビスパ総選挙では、堂々の2位。神セブンに選ばれた感想を。

 僕は、チームの力になりたいという気持ちでアビスパに加わりました。チームが勝つため、そしてチームが強くなるために一日一日を過ごしています。そういう気持ちが皆さんに伝わって評価や期待をしていただけたのならば、とてもうれしいです。正直なところ、総選挙の結果はそういうものだけが反映されているわけではないと思うけれど、期待をされていることに変わりはない。結果を知って、さらに頑張らなきゃいけないなという思いが強くなりました。

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―奈良選手の熱い男気が九州人の気質と合っているように感じます。

 どうなんでしょう(笑)。でもサポーターに必要とされ、そのように感じてもらえるのであればうれしいです。

―試合中にチームメイトや相手選手、審判陣とよく会話をしていますが、どのような言葉を交わしていますか。

 チームメイトとは、戦術やチームの意思統一の部分など、常にコミュニケーションを取り続けています。相手選手や審判とは、何気ない会話をしていることもありますし、チームが勝つために必要な「流れ」を引き寄せられるように、時には大げさに、時には冷静に、試合の状況を見極めながら対応しています。試合に勝つためには、時には狡猾(こうかつ)な駆け引きをしたり、揺さぶりをかけたりすることも必要です。ただし、相手を傷つけたり侮辱したりすることは決してしてはいけないし、しないように心掛けています。

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―注目してもらいたいのはどんなプレー?

 ピッチ上では、正々堂々と正面からぶつかり合う熱いプレーのほかに、先ほど話したような相手選手や審判陣とさまざまな駆け引きをしています。特にそこに注目してほしいわけではないけれど、選手たちのそういう部分も感じてもらえたら、より面白く試合が楽しめるのではないかと思います。また、今季のアビスパは粘り強い守備が効いていて良い結果に結びついていると思うので、しっかり体を張った守備でチームを支えていきたい。そこを見てほしいです。

息子のメッセージと一緒にピッチに立っています

ⓒavispa fukuoka

―試合前のルーティンワークなどあれば。

 以前は「試合前にはこれを食べて」などありましたが、今は特にないかな。あるとしたら、試合の日の家を出る前に息子から手首にメッセージを書いてもらうことくらいですね。まだ3歳なので、メッセージといってもアルファベットで「PAPA」だったり、絵みたいな図形だったりするのですが、息子なりに気持ちを込めて書いてくれています。プレー中は、消えないようにテープで巻いています。

―今季あと3試合。どのような気持ちで臨みますか

 J1残留という絶対達成しなければならない最大の目標はクリアできました。今後、チームが掲げた勝ち点50と10位以内という目標は、最後まで上の数字を目指します。取れる勝ち点は全部取り、最後まで気を抜かずチーム一丸となって戦っていきたいです。すべての目標を達成してシーズンを終えたいですね。 ※10月31日時点。11月3日に勝ち点50達成

―読者へメッセージを。

 ファンやサポーターの皆さんは、声を出して応援ができないなど、たくさんの我慢をしてくださったシーズンでした。残り3試合、チームとして1年間取り組んできた内容をお見せできるように頑張りますので、最後まで僕たちと共に戦ってもらえたらうれしいです。

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なら たつき

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