福岡市地下鉄薬院駅2番出口から徒歩約9分、高砂1丁目南交差点近くに7月にオープンした「KOGUMA CAFE(コグマカフェ)」(福岡市中央区白金)。店頭ののぼりの「新しいおイモのかたち」という言葉にひかれて、訪れてみました。
「コグマとは韓国語でサツマイモのこと。サツマイモのデザートをそろえたカフェなんですよ」と笑顔で迎えてくれたのはオーナーの愛さん。
数年前に韓国で、高い栄養価と豊富な食物繊維、自然素材で罪悪感が少ないことから人気を博した「コグマダイエット」をヒントに、店の柱をサツマイモにしたそうです。
店内は厨房を隔てて手前と奥に分かれ、手前は「サツマイモカラー」でそろえた、かわいい椅子が並ぶカウンター席。奥は個室感覚で使えるテーブル席で、大型モニターが設置されています。 愛さんの周囲にいる女性たちの「同じ趣味を持った友人やサークルの仲間が気軽に集まれる場所があるといいな」という声に応えた同店。奥のイベントスペースは、誕生日会やワークショップ、オフ会などに利用できます。
メニューの「こぐま」(350円税込み)は焼き芋のことで、今の時季は鹿児島産の「紅はるか」を冷やして提供。鮮やかな黄色で、しっとり濃厚で高い糖度が特徴です。 なお、3本で1,000円、10本で3,000円とまとめ買いがお得なので、自宅のストック用や差し入れにと、まとめ買いする人も多いとか。秋冬はほかほかの温かい焼き芋を提供します。
店イチオシのメニューは「こぐまトースト」(500円)。鹿児島県から取り寄せたサツマイモペーストに店オリジナルの風味を加えた2種類の芋あんを、厚切りのソフトフランスにたっぷり乗せてトーストしました。 バターがじわじわと溶けてしみこんだ芋あんのトーストは食べごたえ満点。韓国でブームになった泡立てコーヒー「ダルゴナコーヒー」(450円)と一緒にいかが。
半分にカットしたサツマイモにバニラアイスと黒蜜をのせた「こぐまプレート」(550円)は、シンプルなのにサツマイモのおいしさが存分に味わえる一品。 スプーンでサツマイモをすくうと、まるでクリームのようなしっとり感。「皮も一緒にどうぞ」というアドバイスに従い、丸ごといただきました。皮の部分には分解酵素が含まれていて消化がよくなるそうで、「ガス」の発生も抑えてくれるとか。これは皮まで食べるのが女子のたしなみかもしれませんね。
他にも韓国で人気の風味であるハニーバターを添えた「こぐまチップス」(450円)や、抹茶アイスや白玉が乗った和のパフェ「こぐまパフェ」(600円)など、サツマイモに特化したデザートに大満足。
お茶うけにぴったり、子どもやペットも安心して食べられる、紅はるかの「ひとくちやきいも」(250円)もどうぞ。
取材時はデザートのみでしたが、近々弁当もスタートさせるといいます。「唐揚げやサバ味噌などの定番おかずから韓国料理まで、幅広く提供したいと思っています。詳細はインスタグラムでお知らせしますので、ご覧ください」と愛さん。
サツマイモデザートをゆっくり楽しむもよし、仲間で集まってお祝いイベントをするもよし。新しいスタイルのカフェに今後も注目したいですね。
【DATA】 ・座席…テーブル8席、カウンター8席 ・個室…なし ・平均予算… 1,000円 ・駐車場…なし
KOGUMA CAFE
住所:福岡市中央区白金1-9-7-3 電話:092-231-2215 営業:11:00~18:00 不定休 インスタグラム @kgmcafe