「3歳まではお母さんと一緒にいるべき!」保育士のあり得ない発言にびっくり

 私の夫は3姉弟の末っ子で、一番上のお姉さんは保育士をしています。あれは娘が保育園に通い始めた頃でした。保育士だった義姉が、自身の仕事をも否定するようなあり得ないことを私に言ってきたのです!

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義姉が働く保育園に通うことに

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 結婚後、私たちは夫の実家へ歩いていける距離のアパートに住んでいました。当時正社員として働いていた私は、出産後は育休を取得。娘は、義母や未婚で実家に住んでいた義姉2人にとても可愛がられ、よく懐いていました。

 娘が1歳を迎えた頃、仕事復帰することを義母に伝えると
 「Aちゃん(娘)のことを考えるとまだ早いんじゃないの?」と大反対。しかし、当時夫の収入が激減してお金の面で不安があったため、義母の反対を無視するような形で私は仕事復帰を決めました。

 偶然にも娘が通うことになった保育園では義姉が働いており、私は安心して娘を預けることができると思っていました。

仕事と育児の両立に悩む中、追い打ちをかける義姉

 仕事のためとはいえ、娘には寂しい思いをさせていたと思います。私は少しでも早く迎えに行きたくて、時短勤務を使い、17時までには行けるようにしました。しかし、勤務時間が短くなっただけ当然給料も減ってしまいます。

 さらに、保育園に通い始めたことで娘はよく風邪をもらうになりました。1週間に何度もお迎えの電話がかかり、義母にお迎えや病院の付き添いを代わってもらうことも…。
 母親なのに、娘の具合が悪い時にすぐ迎えに行けないことが悔しかったです。

 本当はフルタイムで働きたいのにできない、母親として娘のケアも完璧にこなしたいのに誰かに頼っている… 私は仕事と育児の両立の難しさに悩み始めていました。

 そんな矢先、義姉からショックな言葉を言われることになるのです。

義姉の言葉とは?

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 ある日、娘と義実家にお邪魔していると保育士の義姉が帰宅して、娘の話になりました。
 「私、時々Aちゃん(娘)の保育も担当するんだけどね、私を見るとすっごく甘えてくるの。知ってる顔が見えて安心するんだろうねぇ」と、言い聞かせるように話す義姉。私は何が言いたいの分からず黙っていると、今度は怒ったような顔で

 「Aちゃん、保育園でいつも寂しそうな顔してるのよ。だから私のところに来るのだと思う。やっぱり子どもは3歳まではお母さんと一緒にいるべきなのよ。こんな小さい子を保育園に預けるなんて信じられない!」と、聞いたこっちが信じられない気持ちになるようなことを言ってきたのです!

 当時の私は義姉に反論することができず、「私は娘に寂しい思いをさせているひどい母親だ」と、自分を責めました。と同時に、「なんでこんなことを言う人が保育士をやってるの?」と、怒りを覚えました。
 この出来事があってからしばらくは、義姉に対して嫌悪感と不信感しか感じなくなりました。

今ではお互いに悩みを共有しあう関係に

 あの頃の私は義姉に遠慮して、本音で話ができる関係ではありませんでした。お金に困っていたことも言ったことがありませんでした。恐らく義姉には、義母の反対を無視して働きに出た私が、「甘えたい盛りの子に我慢をさせてでも自分のやりたいように生きる母親」、そんな風に見えていたのだと思います。

 その後、義姉も2児の母になったことで、お互いに子育ての悩みを話し合えるようないい関係になりました。今さらですが、悩みを抱えていっぱいいっぱいだったあの頃の私に「もっとお義姉さんに相談をしなさい!」と言ってやりたいです。
 
(ファンファン福岡公式ライター/すずとふくみみ)

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