テーマ「甲状腺機能異常症」【カラダのトリセツ】

 今回のテーマは「甲状腺機能異常症」。富永内科甲状腺クリニックの院長・富永丹先生が”カラダのトリセツ”を教えてくれました。

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「甲状腺機能異常症」とは?

 甲状腺はくびの前面、のど仏の下にあり甲状腺ホルモンを生成し血液中に分泌する幅 4cm、重さ 10~20gの内分泌臓器です。

 甲状腺ホルモンは全身の新陳代謝を担い全ての臓器・細胞が正常に機能するため必要なエネルギーを届けています。このホルモンの過剰や不足により甲状腺機能異常症が起こります。 暑がり、発汗、動悸、手の震え、体重減少、浮腫、イライラや短気、下痢、月経不順などは甲状腺機能亢進の症状です。寒がり、便秘、低体温、眠気、顔の腫れ、うつ、肌あれや脱毛は低下症の可能性があります。

 甲状腺機能低下症は不妊症不育症の原因になることも。甲状腺機能異常の原因で最も多いのはバセドー病や慢性甲状腺炎(橋本病)など自己免疫性甲状腺疾患です。

 女性に多く、妊娠出産にも関連し 30、40代を中心に発症。遺伝的要因もあります。甲状腺機能亢進を示すバセドー病では治療が必要となり薬物療法、手術、放射性ヨウ素内用療法があります。橋本病などによる甲状腺機能低下症では甲状腺ホルモン薬を服用。

 健診での甲状腺腫の指摘などを機会に一度甲状腺機能を評価してもらいましょう。最終的には甲状腺自己抗体やエコー検査を加えて総合的に診断されます。

富永内科甲状腺クリニック(院長/富永丹)

住所 福岡市中央区草香江1-1-17シャトー大濠1階 ☎092-707-3093
診療時間 9:00〜13:00(水、土曜〜12:30)、14:30〜17:30
休診 水、土曜の午後、日曜・祝日

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