産院選びは慎重に! 出産病院が実はブラックだったと判明し…

 私は、5年前に第一子を出産しました。実家からも近く、大きくてきれいな産院を選びました。初産で陣痛も長くて大変でしたが、無事に出産。ですが、第二子を診てもらっている病院の助産師さんの一言で、出産した産院が実はブラックだったことが判明したのです。

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大きくてきれいな産院 姉も通っている安心感!

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 5年前、第一子を出産する産院をどこにしようかと悩んだ時、真っ先に思いついたのが、姉が通っていたM産院でした。

 M産院は実家から近く、交通の便も良く、里帰り出産するにはいい場所でした。姉からも
 「院内はきれいだし、部屋も完全個室。ご飯もおいしいらしいよ!」と聞き、決めました。

 実家から離れた場所に住んでいたため、産後1カ月は実家にお世話になるつもりでした。また、姉が通っている病院なら心強いとも思ったからです。

 妊娠後期に転院し、何度か検診を受けました。院内はきれいで開放感もあり、待合室はいつも人でいっぱい。
 いざ出産を迎えた時は、初産でなかなか子宮口が開かず、長時間陣痛に苦しめられることに … 。当時、助産師さんに陣痛が辛いことを話すと、
 「そんなのみんな同じ! 弱音を吐くな」と冷たく言われ、ちょっとショックでしたが、精神力で乗り切るしかないものなんだと思いました。
 47時間の陣痛を乗り越えて分娩台に上がり、無事に出産することができました。

第二子の産院で分かったのは…

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 今年に入り第二子を授かりました。上の子が幼稚園に通っていること、コロナ渦ということを考慮し、今回は大きな病院を選びました。何かあっても対応できる点が安心だと思ったからです。

 助産師さんと面談する時に、第一子の出産について話したところ
 「え? ありえないですね … 」とひきつった表情で言われたのです。私は予想していなかった言葉にとても驚きました! 

 助産師さんから言われたのは、まず「妊婦に対する発言がひどい」ということです。当時、医師や助産師さんに陣痛の相談をしても、「そんなのみんな同じ」「弱音を吐くな」等の冷たい発言。
 
 しかし普通なら、頑張っている妊婦に対してそんな発言はしないそうです。
 「普通は励ましたり、少しでも楽になれるように背中をさすったりする」と言われ驚きました。

 また、陣痛で47時間苦しんだのですが、通常であれば子宮口が開かなかった場合、バルーンや誘発剤を使用することも多いそうです。私はその処置を全くされませんでしたし、M産院側からも提示はありませんでした。

 「出産がGW明けの朝方だったので、休日や祝日の追加料金を見越して、産院が処置を行わなかった可能性がある … 」と聞いてまたびっくり! 

 確かに、追加料金としてプラス10万かかっていましたし、陣痛が47時間かかったにも関わらず、分娩台に上がってから30分で出産したことを思い出しました。助産師さんから指摘され、5年前のことですが今更気になってしまいました。

ネットで検索すると低評価コメントが多かった!

 家に帰って、ネットでM産院の口コミを探しました。すると驚くことに低評価が多く、「医師や助産師に優しさがない」「罵詈雑言がひどい」「高い! ○万かかった」「精神的に病んだ。もう行かない」等のコメントが多くあったのです。 

 もちろん高評価の口コミもありましたが …  実際に自分が経験したような内容が多く書かれていて驚きました。
 産院は安易に決めずに、しっかり自分でリサーチし、医師や助産師さんの様子や、安心して出産できるのかを見極めるべきだったと今になって後悔した出来事でした。

(ファンファン福岡公式ライター / ぷーあ)

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