第一子を出産してから約5年後、稽留(けいりゅう)流産を経て第二子を授かりました。5歳になった娘に赤ちゃんが出来たことをどう伝えるべきか … いろいろ悩んだ結果、わが子のブームに乗っかったらとても喜んでくれました!
待望の第二子を妊娠!
今から5年前に第一子となる長女を出産しました。それから2年後、新たに命を授かりましたが、妊娠9週目で心拍確認後に稽留流産となりました。稽留流産は主に胎児側に問題があることが多く、一定数の確率で起きるどうしようもないこと、と言われていますが、当時はすごく落ち込みました。
稽留流産の心の傷はなかなか癒えず、妊娠に恐怖を感じたりもしました。しかし、翌年の7月にまた新しい命を授かることができ、とても嬉しかったです。
とりあえず心拍が確認できて、流産の確率が下がると言われている12週の壁を越えるまでは … と、旦那以外には妊娠したことを秘密にしていました。また流産してしまっては、耐えきれないと思ったからです。
ついに12週も超え、つわりも落ち着いてきた頃、そろそろ長女に伝えようと思い立ちました。つわり期間がちょうど夏休みだったことや、眠りつわりが酷かったこともあり、夏休み期間は長女と遊べず、寂しい思いをさせてしまっていました。
「ただ、普通に伝えるだけではつまらない … 何かサプライズ感が欲しい!」と思い、どう伝えようか悩みました。
子どものブームに乗っかってみたら大成功!
「妊娠報告」でネット検索しましたが、結果的に子ども対象にはなかなかいい案がありませんでした。検査薬を見せるのは気が引けるし、ケーキや風船での発表は内容よりそっちに気を取られてしまいそう…。もっと簡潔に、サプライズ感を出せないか考えました。
ある日、長女が幼稚園から帰ってくると、お友達からもらった手紙を見せてくれました。それを見て「これだ!!」と思いました。私は長女に手紙を書いて伝えることにしたのです。
年中になって、幼稚園でひらがなも習い始め、お友達と簡単な手紙交換をするのが長女のブーム。まだしっかりとは読めず、一文字一文字考えながら読める程度です。なので、
「○○ちゃんへ、ままのおなかに、あかちゃんがいるよ。よろしくね」と長女でも読める簡単な文章を書きました。
翌日、幼稚園から帰ってきた長女に
「これ、ママからお手紙だよ」と渡すと嬉しそうに読み始めました。
「あかちゃん」の文字まで読み終えると、娘は一瞬「え?」とびっくりした顔をしましたが、一生懸命最後まで読み終えると大喜び!
「あかちゃん?! みせて! ままのおなかにいるの? みせてみせて!!」と大はしゃぎして私のお腹を触ったりしました。エコー写真を見せてあげると
「ちっちゃいねぇ。かわいい!」とニコニコしていました。
サプライズは大成功!
現在、妊娠7カ月に入りました。長女は毎日
「赤ちゃん楽しみだね」と話しています。お腹に話しかけたり、
「赤ちゃんと一緒に遊ぶんだ」とニコニコ話してくれることも。
そんな長女の姿を「可愛いな」と思うのと同時に、「少しずつお姉ちゃんになる準備もしているんだな」と感心してしまいます。普通に言葉で伝えるよりも、ちょっとしたサプライズで伝えたことによって、長女にもお楽しみが増えたのかもしれません。赤ちゃんが無事に生まれる日を、母子ともに楽しみにしています。
(ファンファン福岡公式ライター/ぷーあ)