義両親に押し切られた七五三撮影 やっぱり後悔する事態に…!

あれは娘が7歳の年のこと。義両親が、義兄の娘Aちゃん(3歳)とわが家の娘Sで合同撮影しないかと言い出したのです。最初から最後までモヤモヤ続きだった七五三のエピソードをご紹介します!

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亡き祖母からの大切な着物を…

写真AC

 娘が3歳の時は出張カメラマンを手配しました。子どもの撮影に慣れているカメラマンさんで、メイク場面から神社でのちょっとしたエピソードシーンまで撮影してもらって大満足のアルバムに!

 7歳の年もまた同じ人に頼もうと夫と話していた頃、義兄嫁から娘が3歳の七五三の時に着た着物を貸してくれないかと打診がありました。

 しかしその着物は、今は亡き祖母が私の七五三祝いに、と用意してくれた高価で思い出深い形見。汚されたり破損したら… と貸し出しに抵抗がありましたが、NOとは言えません。義兄家族と義両親は同居しているので、後日届けに行くことになりました。

義両親に押し切られた七五三撮影

 お茶をいただきながら七五三の話をしている流れで、義母が
 「せっかくだからAちゃんとSちゃん、2人で合同撮影したらどうかしら。一緒の方がきっと盛り上がるし思い出になるわよ」
と言い出したのです。

 けれど、義兄家族はスタジオで子どものみの撮影希望、わが家は出張カメラマン希望。さすがに別日に分けて二度撮影と言うのは金銭的に厳しいし、だったら合同撮影は遠慮したい…。本音ではそう思いつつも押し切られ、最終的にはスタジオ撮影となってしまったのでした。

 すると数日が過ぎた頃、義父から突然
 「Mスタジオに予約を入れた。ずっと前に撮影したことあるから今回もそこがいい」と事後報告されたのです! Mスタジオはホームページもなく、事前の打ち合わせも電話のみ。どんなスタジオか分からないまま、不安な気持ちで当日を迎えることとなったのでした。

いよいよ撮影本番

写真AC

 撮影当日のことです。何と、義父は不在で思わず口があんぐり…。そもそも参加するつもりもなかったようでした。

 肝心のMスタジオは、とある会館の中に設置された小さな撮影部屋でした。メイクさんもカメラマンさんも高齢の方で子どもを盛り上げるような声掛けもなく、ただひたすら着物を着つけて二人の写真を
 「はーい、撮りまーす」と事務的に撮影するだけ。

 また、子ども達の個別写真は撮影してくれたものの肝心のツーショット撮影を忘れられかけたり、途中で千歳あめの袋がないのに気付いて買いに行ったり、とヒヤヒヤの連続でした。

 さらに撮影自体は何とか無事に済みましたが 、義兄夫婦が
 「疲れたからお詣りは行かない」と言い出したのです。私たちは着物のままお詣りするつもりだったのでフォーマル着。それなら、と別行動しようとした所
 「一緒に行きたい!」と今度はAちゃんの大泣きが始まってしまったのでした…。

次回のセレモニーに向けて心に決めたこと

 後日、送られてきた写真を見て私達はびっくり。人見知りした娘は笑顔もぎこちなく、仏頂面のものばかりだったのです。3歳のアルバムとのあまりの違いに、唖然としてしまいました。

 それを見た娘は当然
 「私ぜんぜんかわいく映ってない、変な顔ばかり」と大泣きです。こっちが泣きたい気分よ… とはさすがに言えず「波乱万丈の七五三だったなあ」と、思わず遠い目になってしまったのでした。

 義実家の顔を立てたつもりが最悪の結果になってしまった今回のイベント。今度からは大きなセレモニーは絶対に自分達の希望を優先しようと心から誓ったのでした。

(ファンファン福岡公式ライター/Amy)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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